テニス トレーニング

メンタル

テニスにおいて良い攻撃を続けていく覚悟は、10球連続でも足りないくらいです

テニスの試合の中で、本当に強い選手は見た目のショット、では判別出来ない。

でも、長いラリーを見ているとすぐに分かります。

「あ、この選手はきっと、試合に強いな・・・」という選手。

ラリーの中で、ジワジワ攻撃して相手に反撃させない。

でも、自分はミスするようなショット、は打たない。

つまりは、攻撃に継続性があるんですよね。

理想かも知れませんが、それは今のアナタ自身のテニス、でも出来ることだと私は思いますよ。

 

テニスにおいて良い攻撃を続けていく覚悟は、10球連続でも足りないくらいです

 

1.ミスが早いのは、攻撃を継続することに慣れていないから

試合に勝てない人は、ミスが早い。

それも、せっかく攻撃しているのに自分からミスして相手にポイントを献上していく。

こういう選手って・・・どういう心理で、そうなってるんでしょうか?

一つの答えとしては、「攻撃し続けること」に慣れていないんです。

自分の良いショットが、2本、3本と続いただけで、もう自分が「いつも通りじゃない」状態になってしまう。

そこで4球目を相手に返球されると、もうこの慣れない状況に自分が耐えられなくなって、ミスしてしまう。

要は、ミスのようでミスじゃない。

自分で攻撃し続ける、ということに不安を覚えて耐えられなくなっていくこと、が要因なんですね。

 

2.強い選手は、ジワジワと攻撃の精度を上げる

例えばプロ選手で言えば、ナダル選手でしょうか。

長いラリーになればなるほど、ボールの勢いがジワジワ上がっていく。

いつの間にか相手は攻撃される側、になって、しかもすぐにではなくなぶり殺されるように徐々にボールのペースを上げていかれてしまう。

怖いですよね・・・想像するだけで。

強い選手は、1本のショットが凄いんじゃない。

攻撃し続けること、に慣れてるんですよ。

それこそ、10球でも、15球でも、20球でも。

自分が攻撃し続けている限り、テニスはそう簡単には挽回されない。

大事なのは、とにかく冷静に焦らないこと。

長いポイントのラリー、しっかり攻撃し切ること、は大事なんです。

 

3.アナタ自身、大事なのは「速い構え」を繰り返すこと

これは、ストロークでもボレーでも基本です。

意外と、守備しているときは速い構え、が出来る人も・・・自分が攻撃しているときに、これが遅くなる。

テイクバックが遅い、構え直しが遅い、というだけで、もう連続攻撃には黄色信号です。

自分のどこかに隙があると、こういうちょっとした部分に現れる。

そしてその小さいほころびが、致命的なミスにつながるんです。

攻撃的なストロークを続ける、強い選手を観察してみて下さいよ。

もう相手の打ったボールがネットを越える前に、テイクバックを終えて足を決めている。

この構えがあるから、相手もコースが読めないし劣勢を跳ね返せない。

しっかりした理由、があるんです。

攻撃し続ける側、に居続ける選手には。

 

4.10球連続攻撃、イメージ出来ますか?

シングルスの試合なら、充分に有り得ますよね。

10球、連続で自分が攻撃していくこと。

これが、しっかりイメージ出来るかどうか。

「長っ!」と感じた人は、きっと試合でもミスが早い人じゅないでしょうか。

これくらい攻撃していても、11球目がアウトしたらもうポイントは相手のモノ。

残酷ですが、これがテニスです。

攻撃している時間は得点には反映されない。

攻撃し続けて、そのまましっかりポイントを取り切ること。

それが当たり前、くらいに思えるような練習・・・みなさんは出来てますでしょうか?

 

5.テニスの試合、攻め急ぐ必要は全く無い

これは常に、意識しておきましょう。

つい、相手が怖くて攻め急ぐ、ような選手が多いのがテニスの試合。

良い攻撃を、続けていくことに集中してみる。

ボールの深さ、軌道の高さ、を保ってみることがシングルスの試合では大事ですよね。

バックハンドをしっかり回り込む、浅いボールにもしっかり備えておく。

攻め急いでいる自分、に気付ければ、いつでも試合は修正出来ますからね。

10球攻撃し続けること、大歓迎!のスタンスでいきましょう。

まぁ、厳しいんですけどね・・・。

 

テニスの試合は、本当に辛く長いラリーを何度も繰り返さないといけない。

シコラーの考え方?

いや、これはテニスの試合の基本のスタンスだと思いますよ。

攻撃を続けていくこと、その行為自体に慣れること。

これが今のアナタのテニスに大事なステップ、じゃないでしょうか?

ピックアップ記事

  1. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  2. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  3. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  4. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える
  5. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを

関連記事

  1. テニス 指導

    メンタル

    テニスの試合では、「思考は必ず行動に現れる」と覚悟しておくこと

    テニスにおいて、「試合だけは特別」という感じ・・・にはならない。…

  2. テニス 部活

    メンタル

    試合の流れが相手にいきかけた時には、「しっかり自分が得意な攻撃」からリズムを戻すことが大事

    試合の流れが動く中で、大事なのは相手の流れになったとき。自分ノ…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの結果を安定させるには、精神論から脱却して仕組みを変えていかないと

    頑張っているのに、結果が出ない。そんな自分が嫌で、もうテニスや…

  4. テニス ストローク

    メンタル

    「自分がやりたいプレー」より「相手が嫌がるプレー」を選択の基本線に

    テニスの試合って、他のスポーツよりも心理戦、の要素が強いと思う。…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    一度の成功体験にしがみ付いている人ほど、面倒臭い人はいない

    成功体験、大事です。ですが、世の中にはそれを上手く活かせない人…

  6. テニス メンタル

    メンタル

    イップスの経験こそが、テニス選手のスタートライン

    プロ野球の試合でも、最近「イップス」という言葉がニュースでもよく出て来…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス サイト

    戦術

    強気に前で勝負する、サッカー日本代表は私たちの未来
  2. テニス 主将

    戦術

    男子ダブルスで遅いボール、女子ダブルスで速いボール、が必要
  3. メンタル

    相手の安い挑発に乗って一人相撲、負けますよそりゃ
  4. テニス ボレー

    シングルス

    今すぐ、シングルスで強くなる秘策とは?
  5. テニス メモ

    その他

    テニスやスポーツにおいて、自分の成長は「数字でしか測れない」という覚悟を持ちまし…
PAGE TOP