テニス ガット

テニス知識

モノ、マルチ?ポリ、ナイロン?ガットの種類の基本を覚えましょう

たくさん種類があって、どれを選んだら良いのか・・・。

ガットは本当、悩みますよね。

ラケットと違って、何回か張り替えるときに選択肢があるのは嬉しいけど、皆さん自分の「知識」を溜めていかないと。

せっかく好きで始めたテニス。

ギアにも自分なりにこだわって、いきませんか?

 

モノ、マルチ?ポリ、ナイロン?ガットの種類の基本を覚えましょう

 


 

1.ガットの種類って・・・どんなのがあるの?

(今回は、私の専門外・・・の分野ですので、細かい部分で誤った情報である可能性があり、あくまで個人の見解である旨、ご了承下さい)

ガットの要素は、大きく分けると素材と構造、に分けられます。

素材の中でも、みなさんも聞いたことがあると思いますが「ナチュラル素材」と「ナイロン素材」は大きくことなり、ここが最初の区別の入り口、みたいな感じです。

「ナチュラル」は文字通り、昔は動物の腸などの自然の素材を使っていたのですが、実はこの定義はあいまいだったりしてどこまでを「ナチュラル素材」とするのかは、微妙なところ。

皆さんが張っているガットはほとんどが、「ナイロン素材」だと思います。

ではこのナイロン素材、についてもう少し分類していきましょう。

 

2.構造の差は、フィーリングの差に直結する

ナイロン系ストリングは、その構造から「モノフィラメントタイプ」と「マルチフィラメントタイプ」の二つに大別されます。

私はマルチガットを張っていますが、マルチガットとは文字通り「複数の構造」を持っているガット。

1本の線を複数のガットで巻いて、さらにそうやって出来上がった線を組み合わせて・・・と、複雑な構造で「柔らかい打感」を生み出している製品が多いです。

逆に「モノ」系のガットは単一の線、1本の芯のガットと考えて良いでしょう。

男性が好むようなズッシリした打感、が欲しい、パーンと弾くような打感はモノフィラメントタイプの得意とするところです。

このあたりは好みだったり、肘のケアに応じて使い分けていくと良いでしょう。

 

3.最近よく聞く、「ポリエステルガット」って何?

実は私も、1回か2回しか張ったことがありません。

ここ10年で急激に進歩して、ナチュラル、ナイロン、そして「ポリ」という新しいジャンルを確立しているように思います。

主にプロ選手が張っていることで注目されていますが、ポリエステル素材を用いていてその長所、短所は比較的はっきりしていると言われています。

まず長所はその性能。

切れにくく、コントロール性やスピン性能に優れていて、かつて高額だったナチュラルガットに代わるものとして注目されています。

短所は、テンションの持ちが短いこと、ある程度スウィングスピードがある上級者でないと性能を活かし切れない点、などがあります。

ガンガン張り替えて技術のあるプロ選手なら、効果的に使いこなせるガットと言えますが、競技者志向の学生や社会人の方も試してみる価値はあると思います。

 

今回は、本当にザーッとした概要のご紹介だけですみません。

もっと私も勉強して、色々試して皆さんにレビュー出来るように、これから準備していきたいと思います。

ガットなんて、何を張っても大差ない・・・と思っている方、私は違うと思いますよ。

むしろラケット選びよりも大事、だったりします。

この機会にぜひ、自分なりのガット探してみてくださいね!

ピックアップ記事

  1. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  2. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  3. 冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  4. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  5. Zatous(ザータス)の大容量バッグインバッグは、ラケットバッグと相性ピッタリ…

関連記事

  1. テニス 書籍

    テニス知識

    テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著

    私は、現役のテニスコーチでも教師でもありません。ですので、直接…

  2. テニス 水分補給

    テニス知識

    真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ

    今年も、暑い夏の時期がやって来ました。毎年のように書かせて頂い…

  3. テニス タオル

    テニス知識

    テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!

    テニスの試合前、しっかり作戦を考えたい・・・ときに、こんなタオルがある…

  4. テニス 皮膚

    テニス知識

    テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「Protect J1…

    テニスの試合、練習が続いていくと、皆さんどこか身体に支障をきたしてくる…

  5. テニス知識

    寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに

    最近、急に寒くなって来ましたよね。テニスの練習をした後も、シャ…

  6. テニス知識

    ヨネックスの新作ラケット、Vコアのハイスピンテクノロジーによる超高弾道は本物だった

    スピン量を増やして、ストロークで押していきたい。安定感の無いフ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    ストローク

    チャンスボールを叩く、という危険な発想
  2. テニス ボレー

    ダブルス

    「ひたすらストロークで粘るダブルス」に負けない為に、前衛がトライしたい作戦とは?…
  3. ダブルス

    ダブルスの試合では、相手が自信を持っているボールを前衛が潰せば勝てる
  4. テニス ダブルス

    サーブ

    ファーストサーブが入るのが当たり前、にしていこう
  5. テニス ストローク

    ストローク

    硬式テニスで「ストロークをクロス方向にしっかり打つ」なら、ボールの外側を捕らえよ…
PAGE TOP