その他

「一年生はボール拾いとランニング」のテニス部に未来は無い

一年生の部活での立場、皆さんどうでしょうか?

実際に部員が多いところだと、なかなかコートの中で打てる回数が限られる、こともあると思います。

そんなときこそ、みんなで工夫するから楽しい。

それなのに、伝統だから、今までこうだったから・・・という理由だけで、有無言わさずこうなってはいませんか?

 

「一年生はボール拾いとランニング」のテニス部に未来は無い

 


 

■「考えること」から逃げていると、こうなる

私の中学時代も、そうでした。

コート1面に40人いる部活でしたから、当然一年生はランニングやボール拾い、トレーニングが多くなる。

それはそれで良いのですが、しっかり考えておかないといけないのは「差」をどうやってつけるのか。

「結局一年生は打てないから成長しない、試合に出れない、みんな同じ・・・」となってしまっては、せっかくのやる気も削がれてしまう。

二年生、三年生や顧問の先生は、「考えて工夫すること」「変えること」から逃げているだけになっているはずです。

「毎年、こんな感じだから・・・」というのが、お決まりの言葉。

まぁ、楽ですけどね。

それだと毎年のように、地区大会で一回戦負け、ですよね。

 

■部員は学年に関わらず、平等で実力主義が基本

色々な考えがあるでしょうし、これはあくまで私の意見。

テニス部は全員が平等、実力主義であり正当に評価される場、が必ずあることが大事だと思っています。

ボール拾いもランニングも、トレーニングも球出し係も、どれも上級生にだって必要な要素。

テニスコートに立って打っている人だけが練習出来ている、という意識自体が浅はかです。

確かに、オンコートのトレーニングは大事。

だからこそ、その機会は平等に与えられるべき。

試合前の期間になると、団体戦のメンバーが中心になって練習するのは仕方ないでしょう。

ですが、今の時期、冬の時期は「上手い人だけがコートを独占している部活」はどこかおかしい、と思います。

 

■アナタの部活に、「這い上がれる仕組み」はあるだろうか?

団体戦のレギュラー、個人戦のエントリー。

ここに、全ての部員に門戸は開かれていますか?

どういうルールで決めるのか、明確になっている部分はありますか?

どんな形にせよ、納得して学校・チーム・サークルの代表は送り出したいし、応援したい。

部活の雰囲気が悪い、みんなのやる気が無い、のを個人の責任にしても仕方が無い。

みんなで考えて、みんなで変えていく。

「今までこうだった・・・けど、もう変えよう!」と、誰かが言い出せば変わります。

きっと、もっと強く楽しいテニスに、みんなで向かっていけるはずです。

 

具体的に、「じゃあどうする?」という部分は、そう簡単には書けません。

皆さんの部活、サークル、それぞれの環境や事情がある。

ですが、やっぱり一年生を観れば大抵の雰囲気や空気は分かりますよね。

人数が多いけど、ボール拾いが早かったりランニングで手を抜いていないチームは、やっぱり全体が強くなる。

アナタのチームは今、どうですか?

ピックアップ記事

  1. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  2. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  3. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  4. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  5. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム

関連記事

  1. その他

    相手の声に、惑わされるな

    テニスの試合に出ていると、とにかく色々な人がいます。男女、年齢…

  2. テニス リターン

    その他

    なぜ、世界のテニス界のトップ選手は負け始めたのか?を考えてみる

    最近のテニス界には、大きなうねりのような渦、が起きている。ジョ…

  3. テニス 準備

    その他

    「サザエさん、テニスNo.1は誰だ!?」テニスの試合で必要な要素から考えてみる

    先日、「ゴルゴ13とテニス」ということで、テニスとゴルゴ13を重ね合わ…

  4. その他

    試合こそが、仲間を創る

    私が、そしてT-PRESSがなぜそこまで「試合」にこだわるのか。…

  5. その他

    「ドキドキのスペイン留学初日」スペインでのテニスと緊張感と

    赤土のコートで走り回る選手たちを観ていると、スペイン・バルセロナで練習…

  6. その他

    「このテニス選手、もったいない・・・」と私が感じるときは、こんなプレーを観たときです

    良いプレーが出来ている、技術もあるのに、なぜか試合で勝てない人。…

特集記事

  1. ストローク

    「トップスピン系ストローク、ここに気を付けろ」テニスではボール起動とその頂点をイ…
  2. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニスでも何でも、「分かったつもり」が成長を止める
  3. 練習メニュー

    「限界のその向こう」へ導くテニスの練習には周りの声掛けが大切!
  4. テニス サーブ

    サーブ

    サービスゲームで優位なカウントでは、積極的に「緩いサーブ」もファーストに入れてい…
  5. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    テニスの試合で「スピン回転のスマッシュ」を覚えておくと、厳しい態勢からでもラケッ…
PAGE TOP