ダブルス

「パートナーのためのファーストサーブ」を意識すれば、テニスのダブルスの試合でのキープ率は上がる!

この時期、どこの学校の部活も益々盛り上がっている。

基本的に普段のテニスの練習はというと、シングルスを想定した練習になりやすいから、ダブルスの試合前はダブルス練習を行う事が多い。

俺も幾つかの学校の部活を指導しているのでその中でダブルス練習を行うんだけど、共通して注意している点がある。

 

「パートナーのためのファーストサーブ」を意識すれば、テニスのダブルスの試合でのキープ率は上がる!

 


 

それは・・・ファーストサーブを入れることだ。

ファーストサーブってどういう風に考えてる?

セカンドサーブがあるから、一か八かで打って良いサーブって思っていない?

色んな部活で見ていると、ファーストサーブはいきなりドーンって打ってフォルトして、そこからセカンドをチョロっと入れるというパターンを繰り返し行っているペアが多い。

でもたまにファーストサーブがラッキーな感じで入り、それで決まってしまうから調子に乗ってまた次のポイントもドーンって、あまり入らないファーストサーブを打ち続けるのだ

でも5本に1本くらいしか入らないファーストサーブだとすると、5ポイント中4ポイントはセカンドサーブからスタートしていることになるでしょ?

そうなるとどうなるかと言うと、レシーバーの方が攻撃的にスタート出来るんだよ。

そうすると狙われやすいのは、サーブする人のパートナー

レシーブ側は緩いサーブを思いっきりフォアで回り込んで前衛にぶつけてミスさせようって作戦を取りやすいのだ。

サーブのパートナーって何のためにネット際にいるかと言うと、攻撃するためでしょ?

その前衛が相手攻撃の的になるなんてとんでもない話。

だったら、ネットに立たないで最初からベースラインにいた方がディフェンスに徹する事が出来る。

でもちゃんとネットに立って待っているって事は、ファーストサーブを入れてくれることを期待しているってことだよ

サーブが良ければレシーブミスもらいやすいし、返球されたとしても甘いレシーブになりやすい。

でも良いサーブでポイント稼ごうって考えはダブルスでは効率が悪い。

それよりもせっかく最初からネットにいるパートナーを使ってポイントを稼ぎたい。

そのパートナーが活かされるのはファーストサーブなんだよ。
 



 

だからファーストサーブを頑張って入れてあげて。確率は最低でも80%!

頑張れ!

その代わり、パートナーはファーストサーブが入ったら動いてポーチボレーに行ってよ!!

ポーチする自信が無ければ、ポーチに行くフリでも良いから動き回ること。

ハッタリでもかまわない。

二人で協力して戦う・・・それがダブルスなのだ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー
  2. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選
  3. いつからヨネックスのシューズは、こんなにカッコ良くなったんだろう
  4. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  5. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    試合前に自分のダブルスペアと、どんな会話してる?

    皆さん、実際の試合前、どうでしょう?初めて組むペア、というより…

  2. テニス ミス

    ダブルス

    テニスのダブルスの試合、「実際に使っている9割はシングルスコート」という事実について

    ダブルスの試合、まずアナタ自身がシングルスと違うと考える点はどこですか…

  3. ダブルス

    相手のファーストボレーを潰す、にはポジションはどこ?

    ダブルスの試合で、相手がサーブ&ボレーで前に出て並行陣。この…

  4. テニス ダブルス

    ダブルス

    なぜおじさん、おばさんのダブルスは並行陣主体なのか?

    テニスの面白いところって、年代で垣根なく試合が出来る、勝負出来るという…

  5. テニス メンタル

    ダブルス

    テニスのダブルスペアとして強くなりたいなら、摩擦を恐れてはいけない

    ダブルスのペアは、活躍するペアでも色々な関係性がある。仲が良い…

  6. テニス ボレー

    ダブルス

    ミックスダブルスに必要な、「斜め後ろに下がりながらポーチ」を使える男性は強い

    ミックスダブルス、しっかり女性をサポート出来る男性、カッコイイですよね…

特集記事

  1. テニス メンタル

    その他

    テニスで「ボールタッチの感覚を磨きたい人」は、まずはしっかり脱力してボールの重さ…
  2. テニス ストローク

    ロブ

    「取らせるロブ」を身に付けることで、ネットプレイヤーに対してショットの幅が拡がる…
  3. テニス ボレー

    ボレー

    テニスのボレーでは、「ネットより低い打点からのボレー」をしっかり返球できれば、プ…
  4. テニス メンタル

    ボレー

    ファーストボレーで無理してばかりでは、並行陣で戦えない
  5. テニス メンタル

    ダブルス

    「サーブが強い、ボレーも手堅い・・・」そんな強豪ダブルス並行陣ペアを倒すのに、必…
PAGE TOP