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試合の中で良いサーブが入る。
でも、そこからどうするのかで得点出来るかどうか、が決まりますよね。
サービスエースを量産出来る人なんて、一般の試合にはほとんどいない。
大事なのは、自分なりのナイスサーブをいかに得点につなげていくか、という発想。
法則を自分なりに見つければ、自然とキープ率も上がって来るはずですよ。
良いサーブ、を自分で整理しておこう
ナイスサーブ、とは?
みなさんにとって、ナイスサーブってどんなサーブでしょう。
色々定義があって良いと思いますが、私の場合はまず「ファーストサーブ」であるということ。
それから、ダブルスなら前衛と共有したコースにしっかり入ること、です。
速度や威力、は二の次。
まずはこの2つの要素がしっかり満たせているか、を基準にしています。
3本中2本は、ナイスサーブにしたい
自分の中で、やっぱりサーブが良いと調子が上がりやすい、
ハードルを高く設定し過ぎないで、3本中2本くらいをナイスサーブ、で試合を進めていきたいんです。
ファーストサーブを、コースを突いて入れる、それが67%は出来ている。
この状態から逆算して、普段からサーブ練習出来ると良いでしょう。
調子が良ければ、回転量を上げる
私自身、サーブの調子が良いならここで調整します。
速度を上げるより、回転量を上げる。
ナイスサーブを少しパワーアップするなら、回転量がお勧めです。
サーブをしっかり入れている状態、は崩したくないですからね。
バウンド後の伸び、を少し強くしていく調整、を入れることはあります。
でも、速度アップは求めない。
そうする方が、試合で大崩れしないですからね。
具体的に、ナイスサーブを続けていくには?
1.「センターに打てる人」になる
まず、これが大事です。
アナタ自身、しっかり最初はセンターを狙って相手に印象付ける。
「この人は、センターを狙ってるな」と相手に思わせることが第一歩、です。
センターに入るサーブはリターンのコースが限られますから、その後の展開がイメージしやすい。
前衛も、ポーチに出やすい。
まずはアナタ自身、相手の印象を操作して「センターに打てる人」になりましょう。
2.バックハンド狙いから、ロブ待ち
ダブルスなら、この作戦が有効。
得点パターンとして、バック側にサーブを入れて相手がロブで来るところをしっかり仕留める。
もちろん、バックハンドリターンが得意な相手もいるでしょうが、まずは相手を確認してみる、ことが大事。
しっかり打って来るようなら、フォアハンド側を狙うのも有効になる。
まずは相手を知る、バックハンド側に入ったサーブをどうするのか、を知ることが大事です。
3.相手のポジションに応じたサーブに調整する
これも、リターン力を削いで得点につなげる大事な発想。
相手リターンのポジションをしっかり確認して、それに応じたサーブを打つ。
下がっている相手には浅めのサーブ、前に入っている相手にはボディへのサーブ、をしっかり打てるようにしておきましょう。
ファーストサーブって、意外と1種類しかない人、いませんか?
それでは相手との相性、に応じた作戦が立てられないですよ。
4.リターンのタイプによっては、サーブ&ボレー
これも、サービスゲームでは大事。
とにかくまず、リターンを返そうとしてくる相手には、それを許してはいけない。
前に出てボレー、素早くポイントにつなげてプレッシャーをかけていく。
逆にリターンで無理に強打して来るような相手には、打点を下げるようなサーブ、それからサーブを打って下がって待つ、という作戦も必要でしょう。
その性格に応じたポジション、で待ち構えてプレッシャーをかけていきましょう。
5.じっくりポイント間の時間を使う
これ、出来ている人が少ない印象です。
自分のサービスゲーム、どこか「早く終わらせたい・・・」と思ってしまいませんか?
ペアとのコミュニケーションも、しっかり取らないとダブルスはもったいない。
アナタ自身のナイスサーブ、その要素にもなってくれるのが前衛ですから。
そうすれば、自然とナイスサーブもポイントにつながっていくでしょう。
お勧めの練習法
自分の打てるサーブ、を書き出してみる
サイドごとに、どんなサーブが打てるのか。
薄いグリップ、厚いグリップ、関係無く自分で持っている武器を整理しておきましょう。
ファーストサーブでコースを狙う、67%入るサーブ。
もちろん、全てのコースに高い確率で打てるのが理想ですが、実際は難しいですよね。
まずは整理して、自分の傾向をイメージして書き出してみましょう。
苦手コースを無くそう、と思わないこと
「このサイドからこのコース、打てないのはまずいな・・・」と、思うでしょう。
でも、そこばかり無理に練習しても、私はかなり時間がかかると思います。
まず、得意なコースと「普通」なコースをしっかり練習する。
普通に打てるけど、試合ではちょっと不安かなというコース、からまず練習して欲しいんです。
苦手なコースは、あっても良い。
サーブが苦手な自分、というイメージがつくのが怖いですから。
練習試合、サーブ&リターン練習から、コース狙いは貪欲に
貪欲に、狙いましょう。
狙い過ぎてフォルト、はOK。
但し、速度を求め過ぎないように自分の中で制御すること。
コース狙い、だけは貪欲に練習から意識してサーブを打つ。
そして、出来ればその感触やデータはテニスノートに残しておきましょう。
実際に大事な試合で、どういう傾向に自分はなりやすいのか、を把握出来るだけでも武器になる。
普段の練習、サーブを無意識に打っていてはもったいないですよ。
ナイスサーブを、しっかり得点につなげる。
これ、意外と男性が苦手にしていることろでしょう。
サーブを打って、入って満足。
どこかでその自分に気付かないと、試合は変わらない。
だからこそ、チャンスがあるし未来がある。
ぜひ、意識してサーブ改革、取り組んでみて下さい!
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