サーブ

自分のナイスサーブを得点につなげる5つの法則

目次

試合の中で良いサーブが入る。

でも、そこからどうするのかで得点出来るかどうか、が決まりますよね。

サービスエースを量産出来る人なんて、一般の試合にはほとんどいない。

大事なのは、自分なりのナイスサーブをいかに得点につなげていくか、という発想。

法則を自分なりに見つければ、自然とキープ率も上がって来るはずですよ。

 
 

良いサーブ、を自分で整理しておこう

ナイスサーブ、とは?

みなさんにとって、ナイスサーブってどんなサーブでしょう。

色々定義があって良いと思いますが、私の場合はまず「ファーストサーブ」であるということ。

それから、ダブルスなら前衛と共有したコースにしっかり入ること、です。

速度や威力、は二の次。

まずはこの2つの要素がしっかり満たせているか、を基準にしています。

3本中2本は、ナイスサーブにしたい

自分の中で、やっぱりサーブが良いと調子が上がりやすい、

ハードルを高く設定し過ぎないで、3本中2本くらいをナイスサーブ、で試合を進めていきたいんです。

ファーストサーブを、コースを突いて入れる、それが67%は出来ている。

この状態から逆算して、普段からサーブ練習出来ると良いでしょう。

調子が良ければ、回転量を上げる

私自身、サーブの調子が良いならここで調整します。

速度を上げるより、回転量を上げる。

ナイスサーブを少しパワーアップするなら、回転量がお勧めです。

サーブをしっかり入れている状態、は崩したくないですからね。

バウンド後の伸び、を少し強くしていく調整、を入れることはあります。

でも、速度アップは求めない。

そうする方が、試合で大崩れしないですからね。



具体的に、ナイスサーブを続けていくには?

1.「センターに打てる人」になる

まず、これが大事です。

アナタ自身、しっかり最初はセンターを狙って相手に印象付ける。

「この人は、センターを狙ってるな」と相手に思わせることが第一歩、です。

センターに入るサーブはリターンのコースが限られますから、その後の展開がイメージしやすい。

前衛も、ポーチに出やすい。

まずはアナタ自身、相手の印象を操作して「センターに打てる人」になりましょう。

2.バックハンド狙いから、ロブ待ち

ダブルスなら、この作戦が有効。

得点パターンとして、バック側にサーブを入れて相手がロブで来るところをしっかり仕留める。

もちろん、バックハンドリターンが得意な相手もいるでしょうが、まずは相手を確認してみる、ことが大事。

しっかり打って来るようなら、フォアハンド側を狙うのも有効になる。

まずは相手を知る、バックハンド側に入ったサーブをどうするのか、を知ることが大事です。

3.相手のポジションに応じたサーブに調整する

これも、リターン力を削いで得点につなげる大事な発想。

相手リターンのポジションをしっかり確認して、それに応じたサーブを打つ。

下がっている相手には浅めのサーブ、前に入っている相手にはボディへのサーブ、をしっかり打てるようにしておきましょう。

ファーストサーブって、意外と1種類しかない人、いませんか?

それでは相手との相性、に応じた作戦が立てられないですよ。

4.リターンのタイプによっては、サーブ&ボレー

これも、サービスゲームでは大事。

とにかくまず、リターンを返そうとしてくる相手には、それを許してはいけない。

前に出てボレー、素早くポイントにつなげてプレッシャーをかけていく。

逆にリターンで無理に強打して来るような相手には、打点を下げるようなサーブ、それからサーブを打って下がって待つ、という作戦も必要でしょう。

リターンには、相手の性格が良く出ます。

その性格に応じたポジション、で待ち構えてプレッシャーをかけていきましょう。

5.じっくりポイント間の時間を使う

これ、出来ている人が少ない印象です。

自分のサービスゲーム、どこか「早く終わらせたい・・・」と思ってしまいませんか?

ペアとのコミュニケーションも、しっかり取らないとダブルスはもったいない。

アナタ自身のナイスサーブ、その要素にもなってくれるのが前衛ですから。

ポイント間の時間を、あえてじっくり使う。

そうすれば、自然とナイスサーブもポイントにつながっていくでしょう。

   

お勧めの練習法

自分の打てるサーブ、を書き出してみる

サイドごとに、どんなサーブが打てるのか。

薄いグリップ、厚いグリップ、関係無く自分で持っている武器を整理しておきましょう。

ファーストサーブでコースを狙う、67%入るサーブ。

もちろん、全てのコースに高い確率で打てるのが理想ですが、実際は難しいですよね。

まずは整理して、自分の傾向をイメージして書き出してみましょう。

苦手コースを無くそう、と思わないこと

「このサイドからこのコース、打てないのはまずいな・・・」と、思うでしょう。

でも、そこばかり無理に練習しても、私はかなり時間がかかると思います。

まず、得意なコースと「普通」なコースをしっかり練習する。

普通に打てるけど、試合ではちょっと不安かなというコース、からまず練習して欲しいんです。

苦手なコースは、あっても良い。

サーブが苦手な自分、というイメージがつくのが怖いですから。

練習試合、サーブ&リターン練習から、コース狙いは貪欲に

貪欲に、狙いましょう。

狙い過ぎてフォルト、はOK。

但し、速度を求め過ぎないように自分の中で制御すること。

コース狙い、だけは貪欲に練習から意識してサーブを打つ。

そして、出来ればその感触やデータはテニスノートに残しておきましょう。

実際に大事な試合で、どういう傾向に自分はなりやすいのか、を把握出来るだけでも武器になる。

普段の練習、サーブを無意識に打っていてはもったいないですよ。



ナイスサーブを、しっかり得点につなげる。

これ、意外と男性が苦手にしていることろでしょう。

サーブを打って、入って満足。

どこかでその自分に気付かないと、試合は変わらない。

だからこそ、チャンスがあるし未来がある。

ぜひ、意識してサーブ改革、取り組んでみて下さい!

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