テニス 準備

メンタル

「テニスノート」をつけるときに盛り込みたい要素とは?

マンガ「ベイビーステップ」の流行もあり、改めて見直されているテニスノート。

部活で頑張っていたときは日記のようにつけていたけど、最近はめっきり・・・という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

社会人になれば、テニスをする機会も限られる。

だからこそ、1回ずつのテニスをノートに大切に記録することが大切だと筆者は考えます。

そこで今回は、改めてどんなことを書けば良いのか、試合に勝てるように成長できるのかを探ってみたいと思います。

 

「テニスノート」をつけるときに盛り込みたい要素とは?

 


 

1.客観的事実からまずは書いていく

日時、場所、天候、参加メンバー、この4つはまず必ず記載するように癖を付けましょう。

書き出し部分を決めておくと、ノートを書いていくリズムができますし、客観的な事実なので悩む必要はありません。

また参加メンバーを書く癖をつけると、不思議と人の名前をよく覚えるようになります。

「人を覚える」というのは、テニスの上達においてとても大切な要素。

いつ対戦相手になるかも分からない訳ですから、しっかり情報を整理しておきましょう。

 

2.自分のその日の体調と精神状態を記録する

①の記載が終わったら、次にその日の自分の状態を記録しましょう。

体調は?気持ちの充実度は? といったことを、★5段階で評価するのをお勧めします。

これが溜まってくると、体調が悪い時はこういう癖が出る、考え方になりやすい。

逆に気持ちが入り過ぎていたら、こんな落とし穴があった・・・など、自分をより客観的に見ることができます。

人間いつでも万全という訳ではありません。

いつでも悪いときにどう対応するかをノートを通じて考えて、テニスに臨む習慣を身に付けましょう。

 

3.試合結果はもちろん、ポイント練習でも出来る限り詳細に記録する

ベイビーステップの主人公は試合結果だけでなく、ほぼ全てのポイントを記録しています。

ここまでは難しいにせよ、試合であればまずはスコアと自分自身の所感のまとめを記載して、できれば練習だけの日でもポイント練習の結果は詳細に記録するようにしましょう。

例えばサーブ&リターンの練習であれば、Aさんとは3勝2敗、うちダブルフォルト1回、など。

不思議なもので、このノートに記載する習慣が付くと、ポイントをよく覚えるようになり、試合でもとても活かされるようになります。

「さっきあの人はこういうプレーをしたから、今度がこう対応しよう」など、ノートを書く習慣がテニスを強くしていくのです。

4.良かった点、悪かった点はバランス良く書いて自分と向き合う

テニスノートには、その人の性格が良く出ます。

前向きな人、ネガティブ思考の人、徹底的にデータ重視の人・・・。

それぞれに良さがありますが、せっかくの記録の場ですのであえて、普段の自分に無いような文章・言葉も織り交ぜるようにしましょう。

ネガティブ思考が強い人でも、無理やりにでも自分を褒めてみる。

そうすることで新しい視点で自分を見れますし、テニスにも変化が現れます。

テニスノートを書くということがマンネリ化するのが、一番怖い。

そう考えると、何も考えないで漠然と書くのではなく、意識的に強弱とアクセントをつけて書いていきましょう。

 

5.自分の「テニス言葉」をどんどん作ろう!

最後に、私が最も大切だと思うこと。

それは、あなた自身の言葉で表現で、テニスを活字にしていくということです。

つい専門用語を使ってしまいがちですが、感覚的な部分やあなた自身が感じた「何か」は、既存のテニス用語に置き換える必要はありません。

地面ギリギリのスライスは「水を切るようなスライス」、パッシングショットを受けるときのネットプレーは「サッカーPKでキーパーのような駆け引き」、という感覚を私はノートに記載したことがあります。

テニスというスポーツを多角的に見ることで、他のスポーツや日常生活ですら、「何かテニスに活かせないか」という目線で過ごすようになります。

そこまでくれば、きっとテニスノートを書くのがとても楽しくなる段階まできています!

 

不思議なもので、ノートを見返してみると自分の変化が面白いように見て取れます。

誰かに見られるわけでもないのですが、最初はつい構えてしまって「綺麗な文章」にまとめがちだと思います。

どんなに不器用でも良いので、まずは自分の言葉でテニスを活字にしてみてください。

きっとあなたのテニスライフがより充実し、試合でも勝てるようになることをお約束します。

ピックアップ記事

  1. + POWER CUP について
  2. 寒くなる前に購入マスト、なテニス選手に最適なベンチコート3選
  3. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム
  4. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  5. メルマガ配信、登録を開始します!

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    「負け癖」が付いている選手は、何かを変えることが出来ない人

    テニスの試合、勝ったり負けたりの繰り返し。でも、不思議なことに…

  2. テニス 環境

    メンタル

    「この人に、誤魔化しのテニスは通用しないな・・・」と思える相手がいれば、アナタは強くなれる

    テニスの試合、練習の中で、こんな感覚を持ったことはありますか?…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合中に「負けても良い理由」を考え出すから、思考が現実になる

    テニスの試合、私自身たくさんの試合を経験してきました。それは選…

  4. テニス 雨

    メンタル

    「雨の日」、「怪我したとき」、「試合で初戦敗退した日」にこそ、テニスが強くなれる根源がある

    昔ジャパンオープンのお手伝いをしていた頃、ある選手が口にしていた言葉を…

  5. テニス サーブ

    メンタル

    「相手が諦めたな」と思った瞬間から、自分の何かが狂い始めるのがテニスの試合

    テニスの試合で、大逆転が起きる時。それって、無意識のうちにこの…

  6. テニス 時間

    メンタル

    テニスの試合で「いやらしく時間を使ってくる相手」には、毅然とした姿勢で!

    テニスの試合に出ていると、相手が「意図的に時間を使ってるな・・・」と感…

特集記事

  1. テニス ロブ

    ダブルス

    ダブルスの試合、並行陣にこだわり過ぎていると「並行陣慣れ」しているダブルスペアに…
  2. テニス ストローク

    ストローク

    テニスの試合で「スライスの山なりなボール」は、意外とストロークの返球で苦戦する
  3. シングルス

    ドロップショット、シングルスの試合ではこう使おう
  4. テニス トレーニング

    テニス知識

    一人でも出来る、テニス選手に必要なトレーニングで鍛えよう!
  5. テニス メモ

    日々の雑記

    テニスの成長は、点で考えずに線で考えよう
PAGE TOP