戦術

実力を上げたいなら、ルーティーンを変えよう

テニスの実力を上げたい、試合で勝ちたい。

そう考えながらも自分の感覚的に伸び悩んでいる…という方は、多いじゃないでしょうか。

私自身もそうでしたし、今でもひたすらもがいている。

ですのであまり偉そうなことは言えませんが、これだけは言えます。

実力を上げたい、これから先本当にテニスの試合に勝てるように強くなりたいなら、変えるべきはルーティーン。

つまりは、日常運転そのものを変えていく必要があると私は思います。

目の前の練習に、逃げてはいないか?

例えば、日々のお仕事なんかでもそうだと思います。

なんとなく、目の前の仕事に「逃げる」ような感覚はないですか?

もちろん、目の前の仕事だって大変でしょう。

でも、私はいつもつい逃げてしまいます。

目の前の仕事、慣れた作業、いつものメンバー、予測できる成果ばかりを追ってしまう。

それが仕事している感になるし、自分への負荷が少ないですからね。

テニスの練習も、同じことが言えます。

つい、目の前の練習、いつものメンバー、居心地の良い雰囲気に逃げてしまう。

たまには必要ですよ、息抜きも。

でも、このルーティーン、日常からどこかで脱却しないと成長はない。

テニスの実力を上げるには、何かしらのルーティーン変化が必要だと私は思います。

いつもやってることを、あえてやらない

私は自分のテニスが伸び悩んだ時に、まず「やらなくて良いこと」を考えてみます。

例えば練習なら、やらない練習を決める。

何となくやるラリーや試合形式をやらない、その空いた時間で別なことをする。

別な環境、新しい相手ともやってみる。

もちろん、上手くいかないことや嫌な想いをすることもあります。

でもそれは、当たり前なんです。

私自身が、日常のルーティーンから降りているので。

最初の苦しみを当たり前のように感じて、それでも模索して、自分のテニスに何か活かせないかを模索していく。

なんとなく必要なのは分かるけど、ほとんどの人がこういうことはやりません。

なぜなら、それが日本人の特性だからなんですよね。

目の前のことをコツコツと、という正義感

これが、日本人の多くの方が持つ感覚じゃないでしょうか。

目の前のことをコツコツ、与えられた場所で頑張る、成果を出す。

美学だとは思いますが、実際に私が接してきたテニスが上達する人、突き抜ける人は、目の前のことをコツコツやり続けるだけではない。

自分からどんどん、ルーティーンを変えていく。

乗っている乗り物を変えていく、というようなイメージに近いような気がします。

同じ努力を続けることは、確かに大事です。

でも、感覚的にそこに逃げるようになっている自分にも気づかないと、何も変わりません。

T-PRESSは、挑戦者であるみなさんの集まりだと私は思っています。

だったら、人生は一度きりですから、どこかで突き抜けないといけない。

ルーティーンを変える、これは日本人の私たちにとって大きな挑戦となるはずです。

T-PRESSとしても、まさにその渦中にいます。

新しい景色を見たければ、目の前のことを捨てる勇気も必要。

一緒に頑張りましょう!

ピックアップ記事

  1. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  2. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  3. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  4. プッシュアップバーを使って、テニスに必要なトレーニングを効率化しよう
  5. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    メイクショット、アタックショット

    テニスの試合、この2つを自分の中でどう作っていくのか。同じシ…

  2. 戦術

    クロスに打つ?ストレートに打つ?

    テニスでショットを打つコース、大きく分けるとこの2つですよね。…

  3. テニス メンタル

    戦術

    テニス選手であるなら、「必ずしもスペシャリストである必要は無い」と私は思う

    テニス選手として、自分のテニスを考えるとき。みなさんは、「自分…

  4. テニス 技術

    戦術

    「若手技術」は、試合で使っていかないと育たない

    皆さんは今、育てている技術、ありますか?私は今、ロブをまた一か…

  5. テニス スライス

    戦術

    準備とは守りではなく、武装である

    準備の重要性について、何度も書いて来ましたが、改めて。その背景…

  6. テニス メンタル

    戦術

    陽射しが強い屋外コート、での戦い方は?

    私は、昔すごく苦手でした。もともと、目が悪く眩しいのが苦手。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. ストローク

    「両手から片手へ」テニスのストロークを改造するうえで注意したいこととは?
  2. テニス グッズ

    日々の雑記

    今自分の目の前で起きていることは、全て自分が引き起こしていること
  3. テニス 練習

    戦術

    テニスのラリーの組み立ての中で、「オープンスペースを作ったら、視野を広く」を考え…
  4. テニス 戦術

    リターン

    試合でリズムを変えたければ、スライスリターンから
  5. テニス 攻撃

    ダブルス

    ダブルスの試合で、「味方ペアのカバーをしようとして墓穴を掘る」人多数の問題につい…
PAGE TOP