テニス コントロール

メンタル

追い込まれないとスイッチが入らない、人が普通です

テニスの試合に出ている人なら、誰しもが考えていること。

それは、序盤にリードして、そのままストレスなく試合を終えていくこと・・・じゃないでしょうか。

でも、実際の試合ではなかなかそれは難しいですよね。

しっかり準備していても、心のどこかで隙がある。

それはなかなか、改善されない。

だって人って、そういうモノですからね。

 

追い込まれないとスイッチが入らない、人が普通です

 


 

1.追い込まれて発揮する力、最初から出ないものか

いつの間にか、気が付いたら2-5くらいのゲームカウントに。

そこからやっと、スイッチが入って「本気」モードになっていく・・・皆さんも経験、あるんじゃないでしょうか?

もちろん、相手の勝ちビビり、みたいなものも影響しているでしょうが、自分自身のプレーも明らかに変わるはず。

「最初から、なんでこれが出来ないんだ・・・」と思う経験、ありますよね。

ぜひ、そういう試合終盤に追い詰められたときの自分のプレー、はどういうプレーなのか意識してみて下さい。

そして研究する。

そこから、新しい試合の方法が編み出されるはずです。

 

2.ミスを減らすこと、は試合の序盤から出来る

きっと、1セットマッチで2-5のように追い詰められて、そこから粘れるときはミスが少ないはず。

それって、なぜでしょう?

試合の序盤にミスが多く、追い詰められると減っていくのは・・・要因はいくつかあると思います。

1つは、相手の情報が溜まっているということ。

相手のプレーが見えてきて、予測しやすいから粘れる、ラリーになるというのは試合後半なら有り得ますよね。

あとは何より、試合の序盤は「失点が即負けにはつながらない」という余裕がある。

だからチャレンジングなことも出来るし、良いと思いますが、それでも1ポイントの重みは試合の前半は軽いですよね。

こういう小さい意識の差が、試合の序盤にミスが多く、後半にはミスが減る、ということを生んでいくんじゃないでしょうか。

 

3.試合の序盤のミスは、減らせる!

つまりは、やり方次第でミスは減らせるということ。

相手の情報をいかに早く、試合の序盤でつかむことが出来るのか。

そして、「テニスの試合は、序盤で決まる」くらいの覚悟で、試合の序盤を大事なポイントだと認識して試合に入るのか。

2-5くらいのスコアになって頑張る、よりもやっぱり試合の序盤に頑張る方が楽だし、勝てる確率も上がる。

追い込まれないと出来ないこと、出せない力は、確かにあるでしょう。

でもその理由を探っていけば、きっと試合の序盤から出来ることもあるはずですよ。

 

4.追い込まれてから強い、人を卒業しましょう

意識して欲しいのは、これなんですよね。

よく、褒め言葉のように言われますが・・・数回の逆転試合の体験だけで、どこか美化していませんか?

それ以上に、普通に負ける試合ばかりなのに・・・。

追い込まれてから強い人、は強い人ではない。

本当に強い人は、追い込ませないし、そう簡単に自分が負けそうなシチュエーションを作ったりしない。

「そりゃ、綺麗ごとじゃない」と思うでしょうが、何事も意識しないと始まらない。

意識してイメージしていけば、いつかどこかで自分もそれに近付いていけるはず。

追い込まれてから強い人、は試合では弱い。

これだけでは、頭に入れておいて下さい。

 

まぁ、私も夏休みの宿題は8月30日からしか出来なかったですし・・・偉そうには言えないのですが。

テニスの試合って、夏休みのように一定の期間、ではないですからね。

あっという間に終わる、と思っておいて損は無い。

不確定要素が多い中で、追い込まれる危険性をいかに回避していくか。

テニスの試合の、永遠のテーマだと思います。

ピックアップ記事

  1. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?
  2. 冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  3. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  4. テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと
  5. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー

関連記事

  1. メンタル

    セルフジャッジは、自分に厳しく相手に優しく

    最後に、テニスの試合で勝てる人。私はたくさんの試合で審判やレ…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    テニスをやっていて「対戦相手にコンプレックスを抱く」のは、自分の長所を理解出来ていないから

    テニスで試合に出ていると、どうにも自信が無さそうな選手が目立つ。…

  3. テニス フットワーク

    メンタル

    「テニスで周りに認められたい」と思えば、まず自分から自分のテニスを認めてあげよう

    メンタルが強い、と言われる人。試合でも強い人は、しっかりと自分…

  4. テニス ダブルス
  5. テニス メンタル

    メンタル

    調子は悪くなる、だからその時間を短くしたい

    試合前は、良いイメージばかり。「今日は勝つぞ!」と思って勇んで…

  6. テニス メンタル

    メンタル

    テニスで悔しさを覚えない選手を、強くすることは出来ない

    最近、改めて感じることがあります。アンケートやお問合せ、twi…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ボレー

    ストローク

    フォアハンドの回り込みストロークを強力にしたいなら、「相手に背中を早く見せる意識…
  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合では、「アレーを捨ててでもセンターを守る」並行陣が強い
  3. サーブ

    テニスにおいて「ボールを曲げる」ことについて、基本的な構造を確認しておくと強くな…
  4. ダブルス

    「ダブルスボレーの仕事」を把握すれば、テニスのダブルスの試合は勝てるようになる!…
  5. テニス メンタル

    メンタル

    緊張しないように、という時点で既に緊張している
PAGE TOP