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テニスには所属や肩書きが付くケースが多い。
名門サークルに、名門高校、強豪テニスクラブ。
持っているモノも、目に見えて分かりますよね。
新しいラケットに、ギア、ラケットにはステンシルが入ってウェアも上下揃っている。
でも、これだけは覚えておいて下さい。
そんなもの、試合が始まってしまえば関係無いのです。
どんな学校に所属していても、どんなギアを持っていても、重要なのはその人自身のテニス
1.強い対戦相手である可能性、は高いけれども
確かに、強い相手はそれなりの装備をしている。
強い高校、クラブなら、練習環境には苦労していないでしょう。
テニスが強い相手、である可能性は高いと思います・・・が、あくまでそれは可能性です。
強い選手は、どこにだって潜んでいる。
そして、本当に強い選手はその強さをひた隠しにするケースも多い。
試合前から、「俺は強いぜアピールしている選手」は大丈夫、きっと大したことないですから。
2.所属チームや使っているギアよりも、その人の「テニス」を見よう!
つい、私たちはフィルターにかけてしまう。
その人の所属や恰好、雰囲気を通じて、テニスも「何だか上手そう」と思ってしまう。
でも、本当にそうですか?
アナタ自身、客観的な眼でその選手をチェックしてみて欲しい、本気で。
きっと、狙うべき弱点や「脆さ」というものが見えてくるはず。
「いや・・・やっぱ強いな」と思うかも知れません。
でも、コートに立ったら所属や使っているギア、お金なんて関係ない。
真剣勝負、ですからね。
3.相手がコーチだろうが元全国選手だろうが、向かっていけるかどうか?
今年も、ウィンブルドンでは地元のテニスコーチのウィリス選手がダブルスで大活躍。
第1シードの相手にも勝って、すごく盛り上がってますよね。
あれは極端な例ですが、いかにテニスが「コートの上に立ったら、肩書きや経歴なんて関係無い」のかが分かる事例だと思います。
大事なのは、今この瞬間に、どんなテニスが出来るのか。
勝つために、どんな準備をして来たのか。
どんな意志を持って、コートに立っているのか。
私たちは、目に見える情報を時に信用し過ぎる傾向にあると思います。
テニスって、どこか階級社会のような感じがある。
学生も大人も、ベテランもシニアも、大事なのはその人自身、今実践しているテニスそのもの、なはず。
ここから目を背けないで、ぜひアナタも真摯に向き合って欲しい。
新しいラケットを欲しがるのも良い、でも自分のテニスを磨かないと。
結果的に、強い選手になれませんよ。
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