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スランプ脱出の鍵は、過大評価してしまう過去からの決別が一番

目次

「自分はこんなもんじゃない・・・」と、スランプに悩むみなさん。

この冬の時期も、結構多いんじゃないでしょうか。

私自身の悩んだ経験も踏まえて、今回はみなさんにこのテーマでお伝えしたいと思います。

きっと、ご自身で思っているよりも深刻な事態ではない、ですよ。

 

スランプ脱出の鍵は、過大評価してしまう過去からの決別が一番

 

1.過去の自分と比べるから、おかしくなる

スランプに陥る人のほとんどが、過去の自分と比べている。

だからこそ、しっかり考えておきたいのは「比べ過ぎないこと」。

それから、自分自身が変わっていっていること、を自覚しないといけない。

スランプに悩んでいるときって、どうしても表面的な結果だけに目がいってしまいますからね。

繰り返し書いて来ましたが、変わっていく過程では結果は付いて来ないのが普通。

それをスランプだと考えると、変化出来ない、いつまで経っても変わらない小さい選手にしかなれないですよ。

過去の自分と比べること、はあまり意味がないと私は思います。

 

2.過去と決別すれば、スランプは脱することが出来る

スランプって、もしかしたらアナタ自身が感じているだけかも知れない。

周りから見ると、大した違いは無い、むしろ強くなってるんじゃ・・・?と思うことだってある。

自分に厳しく、というのは大事なことですが、色々なことを悲観的に考えるのは良くないでしょう。

どこかで、過去の自分が惜しい、そして自分の最高実績を周りに知ってもらいたい。

そういう雰囲気が出ているのかも知れません。

言葉にしていると、行動にも出る。

行動に出ていると、人は思考まで変わっていく。

スランプに悩んでいる、のを良いきっかけにして、過去の自分を脱却していくこと、をお勧めします。

 

3.自分の結果、だけと向き合わない

例えば、過去に県大会ベスト8の実績があったとしましょう。

でも、この実績だけを見ていると、その実績以下の成績が続くとスランプ、と考えてしまう。

「なんで勝てなくなったのか・・・」と考えてしまいますよね。

でもそうじゃなくて、結果の背景となる部分を見る癖をつける。

どうやって、勝ったのか。

どういう練習、をしている時期だったのか。

こういう小さい積み重ねをしっかり意識出来ると、「勝っていた時期は、こうだったのか」と気付けますから。

気付けないから、不安になる。

スランプ、という言葉に落ち着かせたくなる。

そういう人、多くないですか?

自分の過去を結果だけで課題評価していては、その結果が足かせにしかならないでしょう。

 

4.そのために、テニスノートがある

スランプに陥って抜け出せない人って、こういう記録が少ない。

毎回、少しのことで良い。

練習や試合について、テニスノートに記録していく癖を付けると良いと思います。

自分の過去を、結果以外の部分で客観的に見ることが出来ますから。

それに、書いたことは自然に覚えるし、意識出来る。

「読み返すのが面倒・・・」なんて、思わないでほしいんです。

書いている、書き続けるだけで、きっとアナタ自身の記憶に刻まれていくはずですから。

 

スランプに陥っている自分、から逃げないこと。

客観的に、自分を知る良いきっかけですから。

自分のことのようで、一番自分が分からない。

過去を過大評価することを卒業していけば、もっともっと、アナタは強くなっていくでしょう。

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