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試合の中で、「緊張して緊張して、自分のプレーが出来ない・・・」ような人。
いや、そうじゃない人なんていないと思うんですよね。
プロ選手だって、試合の大事な場面では緊張します。
でも、それをほぐす策もきっと持っている。
今回は、今まで私が選手を観て来た中で、「これは使えそうだな」と思った緊張緩和の具体策、まとめてみたいと思います。
試合で緊張する場面で、「いつも通りのプレーに戻す」具体的な方法5つ
1.大きく屈伸運動をする
緊張すると、つい下半身が堅くなってしまう。
そんなときは、大きく屈伸してみましょう。
胸を太ももにつけるようにして、2回、3回とやってみる。
目線も低く出来て、きっと足腰も軽くなるはずです。
ポイント間にやるだけで、結構緊張がほぐれると思いますよ。
2.出来るだけ、遠くの景色を見る
インドアでの試合だと難しいんですが・・・遠くの景色を見ると、眼球がリラックス出来て落ち着きます。
私はいつも、地元の広島の試合のときには遠くの山ばかり見てました。
まぁ、それくらい田舎だったんですが・・・でも、きっと皆さんの試合会場でも、遠くを見ることは出来るはず。
試合ってどうしても、相手や近くのボールを見る機会が多いので、眼が疲れてしまうんですよね。
3.パートナーに、ギュッと手を握ってもらう
これは、ダブルスで使えるテクニック。
緊張しているときに、仲間からギュッと手を握ってもらうのって、実は効果的ですよ。
「そんなの、効くの?」と思うかも知れませんが、効きます。
少なくとも、自分には仲間がいるんだと、もっと楽にプレーして良いんだと思えてくる。
一種のおまじないのようなモノですが、バカに出来ないと思います。
私は審判台の上から、こうやってパートナーの緊張を解いて励まして、勝ち上がったペアを何組も見てきました。
4.鼻から吸って、口からゆっくり吐いて呼吸してみる
緊張すると、汗が止まらなくなって呼吸が乱れる。
ポイント間の時間を使って、慌てずこれを実践してみて下さい。
鼻から息を大きく吸うと、しっかり脳まで酸素がいきわたるような感覚になって、リフレッシュ出来る。
緊張して疲れてくるると、口で全部の呼吸を済ませてしまいがち。
苦しくても、一回大きく鼻から吸ってみると落ち着くでしょう。
5.最後は笑ってみる
表情って、緊張しているとこわばっていくだけ。
それでは、良いプレーもきっと出ないでしょう。
無理にでも、笑ってみる。
口角を上げてみることで、何か精神的にも重荷が降りて良い感じにプレー出来る可能性が高くなる。
私はそう思いますよ。
壁にぶつかったときこそ、笑ってみる。
緊張出来るって、ある種自分が試されているようなモノですからね。
笑ってその壁、乗り越えていきましょうよ。
緊張すると、一気に疲労も押し寄せる。
テニスの試合って、本当に一瞬で雰囲気が変わるし、勝っている選手も追い付かれ出すとそのまま逆転されやすい。
緊張するのが、当たり前なんです、試合なんて。
緊張する自分を認めて、少しだけ楽しむ気持ちを。
テニス選手としての壁、一緒に乗り越えていきましょう!