メンタル

緊張した場面ほど、ポジションを動かす

目次

私が以前に、試合で意識していたことを改めて書いてみたいと思います。

試合は、どんなに準備しても緊張します。

相手からのプレッシャー、勝利へのプレッシャー、たくさんの圧力と戦いながら試合を進めていかないといけない。

ドキドキする中で、自分は何が出来るのか。

どんなレベルの方でも、私からアドバイスを1つ送るとしたら、コレです。

思い切って、ポジションを変えるくらい動く!

そこで、必ず良いきっかけが掴めるはずです。

 


 

その時は、必ず来る!

絶対に欲しい!ポイントで

試合の中で、ずっとじゃないんですよね。

緊張感が高まるのは、試合の後半、本当の勝負どころ。

だからこそ、「ここぞ!」という場面はポイントを取りたいし、取りたいと思うから緊張してしまう。

考えれば考えるほど、サーブも打てない、リターンもガシャってしまう。

だったらもう、身体を思いっきり動かそう、と。

私はいつも、そう決めて試合に入ってます。

例えば、サーブで緊張したら…

私なら、シングルスの場面でもサーブ&ボレーに出ます。

かなり無謀に見えるかもしれませんが、その方が結果的に良い動きが出来ることが多いです。

サーブだけに集中しようとすると、難しくなる。

例え良いサーブが入っても、どこかでホッと気が抜けてしまう。

だったら、もう前に出ると決めてサーブのポジションに入る。

「いっちょ、やってやるか…!」の精神ですよ。

あくまで勝負はネットプレーなので、サーブにそこまでこだわらなくて良い。

これは、私の中で大事な秘策です。

リターンでも同じ、だけど…

リターンでも、大事な場面ほどポジションを上げて前で勝負したい。

リターンダッシュに出ること、多いです。

でも、ここで注意したいのは「ラケットの振りを大きくしない」ということ。

大事なポイントほど、ラケット動作は小さくして誤差を減らす。

簡単なファーストタッチでのミス、はもったいないだけじゃなくかなり精神的にもこたえます。

前に入りながら、動き自体は小さくして当たり損ないを減らす。

動き自体は、しっかりメリハリを付けてダイナミックにいきたいですね!

身体を動かせば、メンタルも上向く

ポジションを変えることで、流れも変わる

みなさんも、きっと経験あるはずです。

テニスの試合で、1回のネットプレー、ポーチ、リターンのストレートで、流れが変わること。

これは、私は「身体を大きく動かすこと、ポジションを変えること」の副産物だと思います。

気分転換にもなるし、自分から前向きな気分になる。

テニスは、縦に長いコートですからずっと後ろにいてもなかなか気分も晴れない、変わった感じがしない。

ポジションを変えること、思い切って前に出ることできっと試合の流れも、自分のメンタルも変わるはずです。

相手は必ず、アナタ自身に慣れている

試合の後半にもなれば、相手も慣れます。

アナタ自身、つまり対戦相手を「こういう感じの選手だな…」と決めつけにかかっている。

だから、急に変化を付けられると相手も嫌なはずですよ。

試合を動かすのは、必ずどちらかの選手がきっかけになる。

そのきっかけを、自分自身で掴みにいかないと。

身体を動かせば、ポジションを変えれば、未来は拓けます。

何となく慣れて、何となくそのまま試合終了…は、もったいないですよ。

緊張すれば、勝てる

本当に、アナタ自身が勝ちたいから緊張する。

そう思いませんか?

だから、緊張出来るって良い傾向なんですよ。

しょーもない試合をして負ける時って、緊張もしないで負けるような試合がほとんどじゃないですか?

だからこそ、アナタ自身緊張感を前向きに受け入れる。

「お、今日は勝てるぞ!身体を動かそう!ポジションを上げよう!」と考えてみる。

こういう発想が出来れば、プレッシャーにも強くなる。

強くなるというより、考え方が変わるんですよね。

本当に、小さいことですが大事なポイントです。

やってダメなら、しょうがない

テニスの試合は、ゲームですから。

緊張して勝負に出て、ダメだったらしょうがない。

これで切り替えて、また次で良いと思います。

緊張して失点して落ち込む時って、何も出来なかった自分が悔しいからじゃないですか。

しっかりポジションを変えて、仕掛けてダメなら自分でも納得出来るはず。

それに、何より楽しいですよ。

試合を楽しむ人って、こういうところで勝負に出て、勝ち取って良く経験を積んでいる。

本当に、ちょっとした発想の差、です。

ピックアップ記事

  1. 試合で勝ちたいテニスプレイヤーなら、マイランニングシューズは欠かせないアイテム
  2. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  3. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著
  4. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  5. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…

関連記事

  1. テニス センス

    メンタル

    「テニスの悔しさは、テニスでしか埋められない」ことの現実を、しっかり理解しておこう

    テニスの試合、負けた悔しさは誰もが味わうこと。その悔しさを、ど…

  2. テニス ポジショニング

    メンタル

    ダメな時にも頑張る、頑張れた選手が最後に勝つ

    良い時には頑張れる。誰だって、そうだと思います。それが…

  3. テニス 雪

    メンタル

    メンタルの弱さとは、そのままアナタの意志の弱さである

    メンタルが弱い、試合に勝てない。だからこそ、何かを変えないと・…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    強い選手を見て、「あいつらは別」と考えるのか、「自分と変わらない」と考えるのか

    試合に強くなる人、上手くなる人は他の人と考え方が違う。それは、…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合に強くなりたければ、「根拠の無いボール」は打ってはいけない

    「全てのボールには根拠がある」というのは、野球で名監督として実績を残し…

  6. メンタル

    例えば「小雨が降る中での練習をダルい」と感じる選手は、同じような環境での試合に絶対弱い

    小雨が降るような天気、こんな時期は寒いし練習したくない。誰しも…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス 部活

    その他

    明日、大一番の試合があるなら、「今まで自分に関わってきた全ての人の為に」戦い抜こ…
  2. 戦術

    振り切ってコントロール、なぜ難しいのか?について
  3. テニス 雑記

    日々の雑記

    2018年1月~3月で、最も読まれた記事TOP10
  4. メンタル

    社会人のメンタルの強さを、学生はまだまだ甘く見ているから勝てないのです
  5. テニス 練習

    ダブルス

    シングルスが得意な選手同士が組んだダブルス、を崩していくレシピ5つ
PAGE TOP