その他

「テニスの試合が行われる3つのコートサーフェスの戦い方」について、しっかり特徴を確認しておきましょう

テニスの試合が行われるテニスコート、大きく分けて3つのタイプがあります。

ハードコート、オムニコート、クレーコート。

もちろん実際のコートの感じは会場でプレーしてみないと分かりませんが、この3種類のコートの特徴を大まかに抑えておくことで、アナタの試合の助けになるかも知れません。

「知ってるよ!」という内容ばかりかも知れませんが、改めて確認しておきましょう。

 

「テニスの試合が行われる3つのコートサーフェスの戦い方」について、しっかり特徴を確認しておきましょう

 


 

■ハードコートの特徴

コンクリート素材で作られたハードコートは、何より「速い」のが特徴です。

コートが速いとは、バウンド後もボールの加速が緩まない、勢いが衰えないことを表現する言葉。

ハードコートではバウンド後もしっかりボールが弾んで伸びてきますので、速い準備と俊敏なフットワークが求められます。

また、サーブが得意なプレイヤーにも有利なサーフェスと言えるでしょう。

フットワークに関しては足に負担が大きいと思われがちですが、しっかり反発力があるので走りやすいというメリットもあります。

その代り、クレーやオムニと違って「滑る」ような足の使い方が出来ませんので、しっかり止まることができる筋力と柔軟性が求められます。

 

■オムニコートの特徴

今日本で一番多い、試合が開催されることの多いサーフェスではないでしょうか。

砂入り人工芝のコートで、雨・雪にも強く、足腰に負担も少ないことからここ20年くらいで日本で一気に普及してきたサーフェスです。

特徴は、バウンドが弾み辛く、ラリーが繋がりやすいということ。

必然的に、粘りが身上のプレースタイル、スライスを得意にする選手にとって戦いやすいのが特徴。

また、砂の量にもよりますが、足をスライドさせながら追い付いて返球することが出来るので、オープンスタンスのスライスでのショットも覚えておくと非常に使えます。

とにかく、このオムニコートでの戦い方に慣れていないと、試合で勝ち抜くことが難しい。

学校のコートがクレーだけど、試合はいつもオムニコート・・・で苦労する人は、出来るだけ学校以外での練習機会も増やしましょう。

試合会場と同じサーフェスでの練習は、できるだけ増やす工夫をしていくことが大事です。

 

■クレーコートの特徴

一言でいえば、よくある砂のコート。

学校の校庭の一角でテニスコートを作っている学校も、この部類に入るでしょう。

まず、何と言ってもイレギュラーバウンドが多くなってしまうのが、このクレーコート。

ラインも地面に埋め込まれて作られたコートが多いので、ライン上では特にバウンドが変化しがちになります。

そしてもう一つ、大きな特徴が「ボールマークを確認できる」ということ。

テニスの試合でチャレンジシステムが出来る前は、このクレーコートのみ、ポイント終了後にマークを確認することで、「ジャッジが正しかったかどうかを検証する」ことが行われてきました。

これは今でも有効で、セルフジャッジの試合でも両者でマークを確認して、ジャッジを正しいものに修正することが出来るのです。

実際にはあまり無いケースですが、こういうことが出来る、ということだけでも覚えておいて損は無いでしょう。

 

コートサーフェスに応じて、戦い方を変える必要があるのか、無いのか?

この問題に答えはありませんが、特徴を把握しておけば試合の中で変えていくことができます。

「ハードコートでは、粘るだけだと厳しい。自分もどこかで攻めないと!」と、実際の試合の中で感じることもあるでしょう。

ぜひ経験を積んで、それぞれの特徴とアナタ自身のテニスを組み合わせて、良い試合を作っていって下さい。

ピックアップ記事

  1. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える
  2. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  3. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…
  4. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  5. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム

関連記事

  1. その他

    試合で勝てるチームを作るテニス部のキャプテンは、「仕事を任せられる人」です

    テニス部で頑張っている皆さん、特にキャプテンとしてチームをまとめている…

  2. テニス サイト

    その他

    会場に着いたらざっと確認したい、「テニスの試合で必要な準備」7つ

    テニスの試合、会場に着いたら一気に緊張感が高まりますよね。周り…

  3. テニス ハードコート

    その他

    「いよいよ来週開幕!」テニス好きなら楽天ジャパンオープンに足を運んで欲しい5つの理由

    開幕が迫ってきました、楽天ジャパンオープン!テニス好きならこの…

  4. テニス 気付き

    その他

    テニスの試合で、「ボールをよく見て、コースをしっかり打ち分ける」が出来るようになる簡単な練習方法とは…

    テニスの技術において、「コースを打ち分ける」というのは簡単そうで難しい…

  5. その他

    【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い

    いつもT-PRESSをご覧頂き、ありがとうございます。引き続…

  6. その他

    「小事」が「大事」を生む

    これは、元プロ野球監督の野村克也さんの言葉です。私自身、この…

特集記事

  1. テニス サーブ

    サーブ

    サーブのトスアップの基本、「肘は伸ばして肩支点」を再チェックして安定させよう!
  2. テニス ストローク

    メンタル

    テニスの試合で使うエネルギーは、「その都度使い切らないと、実力のMAX値」は絶対…
  3. ストローク

    片手バックハンドでパワーが欲しければ、アノ裏ワザしかない
  4. テニス 構え

    その他

    テニスにおける良い構えとは、常に「ラケットの先がグリップより上にある」状態をキー…
  5. テニス ロブ

    練習メニュー

    チームでテニスを上達していく為には、少なからず「自己犠牲の精神」も必要です
PAGE TOP