テニス ボレー

メンタル

テニスのようなスポーツでは、「失敗の要因を突き詰め過ぎない」ことも大事だと私は思います

試合に負けた後に、びっしりとテニスノートに書かれた分析。

それを見せてもらったときには、凄いな・・・と思うと共に、この選手は大変だな・・・とも少し思いました。

自分を責める内容は非常に立派ではありますが、でも敗因を分析し過ぎてもキリが無い。

何にでも理由を無理やり付けていってしまうような感じに、アナタもなってはいませんか?

 

テニスのようなスポーツでは、「失敗の要因を突き詰め過ぎない」ことも大事だと私は思います

 


 

■試合の敗因の分析は、ほどほどに・・・

試合に負けた原因を探ることは、もちろん大事。

ですが、きっとその敗因は、突き詰めていくとどんなことにも当てはまる。

食事の準備、トレーニング、作戦の失敗・・・もっと言えば機能性の高いウェアがあれば体力の消耗が防げたかも・・・という部分まで。

本当にキリが無いでしょう。

大事なのは、アナタ自身が敗因の本質を絞って見極めること、です。

 

■問題の本質は、シンプルな1点に辿り着くはず

私の場合、試合に負けた敗因を分析してみるとこんな感じの内容が多かった。

・大事なポイントで、守りに入った

・序盤に何となくで試合に入って、フワッと0-3になってしまった

・ガッツポーズなどの、自分を盛り上げる工夫が無かった

これらの敗因は、まとめると「自分で自分を動かす、勇気が無かった」ということ。

普段の練習から、どこか周りの目ばかり気にして、アグレッシブに自分から攻撃的なプレー、言動が出来ていないから試合に負けたということ。

つまり、敗因はすべてつながっていることのほうが多いんだと、私は思います。

その根本となる「本質」の部分を気付いて、改善していくこと。

これが一番、テニスの上達には重要な部分だと思います。

 

■実際に良かった部分まで、「敗因」にしてしまうこともある

チャレンジしている部分、皆さんの中でもたくさんあるはずです。

ネットプレーが苦手だからこそ、今トライしている方は、敗因とは分けて考えたい。

つい敗因の分析に力が入ると、実際に良かった部分まで「敗因」に見えてきてしまうのが怖い。

敗因の中には、根本的に変えていくべき本質につながる敗因と、無視しても良い敗因、があることを覚えておいて下さい。

 

敗因の根本となる部分、にメスを入れていくのは大変な作業です。

私自身、自分の弱い部分をいまだに、克服出来ているとは言えません。

ですが、少なくとも自分で弱い部分を知れているので、最大限敗因にならないような努力は出来る。

アナタも試合後の敗因分析は、シンプルに本質となっている部分を探してみる。

そこから始めてみませんか?

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選
  2. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  3. テニスに必要な筋力トレーニング、リストウェイトが効果的です
  4. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  5. テニス関連の記事は note へ

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    「タラレバ男、タラレバ女」にアナタはなっていませんか?

    「もしもあのサーブが入っていれば・・・」「あのポイントでポーチ…

  2. テニス 雨

    メンタル

    「雨の日」、「怪我したとき」、「試合で初戦敗退した日」にこそ、テニスが強くなれる根源がある

    昔ジャパンオープンのお手伝いをしていた頃、ある選手が口にしていた言葉を…

  3. テニス メンタル
  4. メンタル

    挑戦や失敗を、楽しめるスタンスが大事

    テニスの試合に出ていて、何が楽しいのか。私は、もちろん勝つこ…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    自分の試合を結果論でしか見れない選手は、そこまでの成長しか出来ない

    以前に、「敗因はいつも同じところにある」という内容を書きました。…

  6. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの大会で格上シード選手と戦うときに、一番の強敵は間違いなく「自分自身」です

    テニスの大会では、シード制度というものがある。テニス以外のスポ…

特集記事

  1. メンタル

    経験値という名の、足枷
  2. テニス ストローク

    フットワーク

    打った後に動かない、のが強いテニス選手の基本姿勢
  3. テニス メモ

    日々の雑記

    テニスの成長は、点で考えずに線で考えよう
  4. メンタル

    負けた時に嫌になる人は、何事も続かない
  5. ダブルス

    相手の前衛は動く、と信じよう
PAGE TOP