目次
テニスの戦術、作戦が、頭に入らない・・・という人は多い。
これってきっと、頭だけで覚えようとしているから。
じゃあ身体で覚える?それも非効率的。
皆さんが数学で公式を覚えようとしたときのこと、思い出してみて下さい。
テニスの作戦、戦術、理論は、「頭だけで覚えようと思ってもダメ」な理由について
■数学の公式は、なぜ覚えられる?
「いや、そもそも覚えられない・・・」と反論もありそうですが、簡単な公式なら、皆さん覚えていますよね。
三角形の面積は底辺×高さ÷2。
この公式は、三角形を一度四角形と考えて、その半分、というシンプルな発想から生まれた式。
テニスの戦術だって、基本的な考えは一緒です。
ポイントという答えを導きだすためには、その公式が必要な理由を知る。
公式の仕組みを理解してしまえば、簡単にテニスの戦術も頭に入ってくるはずです。
■背景にある、「なぜ?」に目を向けよう
テニスの戦術でも、数学の公式と同じ。
なぜ?という理由さえ覚えてしまえば、戦術もシンプルです。
「なぜ、このポジションに立たないといけないのか」に目を向けると、その背景が見えてくる。
背景が見えると、「必要性」が認識できる。
必要性を自分で感じることが出来れば、もうそれは戦術を覚えたようなもの。
何となく人から聞いて、頭で覚えようと思っても無理。
必要性を感じないと、人は頭も働いてくれないのです。
■ただしテニスの戦術には、絶対の「答え」は無い
数学と違うのは、テニスやスポーツに絶対の正解は無い、ということ。
これをやっていれば確実にポイントが獲れる、というものはありませんよね。
相手との駆け引きも生じますし、アナタ自身のボールコントロールの力量も問われる。
あくまで戦術は、最もポイントを獲りやすい、有効であろうという策を講じるということ。
数学のように数字で、論理的に考えることはすごく大事ですが、「明確な答えが無い」という部分はしっかり自分で認識しておきましょう。
「なぜ?」を考え出すとテニスは楽しい。
その為には、誰かから教わった作戦や戦術、技術を自分の中でかみ砕いて、一度まっさらな状態から考えることも大事。
セオリーは知っておく必要がありますが、アナタ自身の感じること、感覚も大事。
戦術の覚え方について、何かのヒントになると嬉しいです。