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人は無意識のうちに、上半身中心の生活になっています。
元々、人間は「手」を中心に文明を発達させてきましたので、当然と言えば当然。
テニスにおいても、特にネットプレーは反射的にどうしても「上半身」からの動きが先行しやすい。
これによるデメリット、実はすごく大きいんです。
「上半身から反応するボレー」だと、軽いスライスしかかけられない・・・変えるには、下半身から!
■受け身になると、上半身からボールに反応してしまう
ボレーするつもりは無かったのに、パッと手が出てしまってミス・・・こんな経験、ありますよね。
気持ちが受け身になっていると、どうしても手が出て足が出ないという感じになり、中途半端なプレーになる。
こういった要素を無くしていく為には、意識を下半身からの反応に変えていく必要が有ります。
■ラリーは繋がるが、試合で相手を押し込んでいくのは難しい
確かに、上半身から反応したボールでも返球自体は出来ます。
しかしボールに体重が乗っていないので、軽い。
相手ストローク側を押し込んでいけないので、結果的に攻めこまれてしまうケースが多いでしょう。
重いボレー、ネットプレーで押し込んでいかなければ、試合で主導権を握ることは難しいのです。
■骨盤から反応させて、下半身から踏み込むのが基本
下半身からの反応に切り替えるには、まずネットプレーを骨盤から反応させ、横向きを作る意識を強く持つこと。
そして膝を曲げて踏み込んでいく、下半身の柔らかさが求められることを意識しましょう。
トレーニングに並行して、柔軟体操や股関節を拡げることも普段から意識すると、よりこういった反応が良くなります。
グリップの握るタイミングを合わせられるようになれば、バッチリです。
下半身から反応できると、ボレーの安定感は抜群に増します。
打点に顔を残せますし、コースを隠すこともできて良いことずくめです。
その為には、「早くボールに触りたい!という衝動を、しっかり抑えて引き付けること」が大事。
ぜひ、普段の練習から意識してみて下さい。