戦術

プレッシャーになっていない、ただの自己満じゃない?

先週末の試合で、私自身が感じたこと。

「これ、自己満だな…」と。

私自身、なるべく相手にプレッシャーをかけるような動きをしているつもりでしたが、それが効いていない。

それに気付くのって、いつも試合の後なんですよね。

自分で「やっているつもり」のことが、相手に全然効いていない。

こういうことは、みなさんの試合の現場でも起きているはずです。

スクール生に多い、あるある

「言われたことは、やりました」

という方、結構多くないですか?

レッスンでやっていることは、やりました、と。

確かに前衛でフェイントを入れたり、ロブを使ったり、相手に何かしらプレッシャーをかけようと、工夫はしている。

でも、それが実際に試合で効いているかというと、そうでも無い。

冷静に相手の対応を見ていると、分かりますよね。

「コーチに言われたことをやりました、だから自分は悪くないです」という人、言葉にしてなくても分かります。

でも、こういう人はなかなか3回戦を突破出来ないんですよね。

自分で満足、相手が見えていない

こういう試合は、実は多い。

私自身も、偉そうに書いてますがそういう試合、たくさん経験して来ました。

自分でやっているつもり、動いているつもりが、全然相手に効いていない。

そこに気付けないから、試合で修正が効かない。

「なんでパートナーが、返せないんだ…」と、人のせいにしてばかり。

そもそも、自分自身の動きが甘い、相手が見えていないことの方が多いです。

必要なのは、大胆さ

相手にプレッシャーをかける、自己満で終わらない。

そこに必要なのって、やはり大胆さです。

大胆に動かないと、相手をビビらせることは出来ない。

少しだけ動いて満足、になっている自分に気付けるかどうか。

これは、強い相手との試合ほど、大事なポイントです。

テニススクール生のみなさんも、外での試合は特に意識しましょう。

「コーチから言われたことを、やって満足になっていないか?」というポイントについて。

必要なカンフル剤は?

勇気を出して、相手に聞いてみる

これが一番です。

試合の後、負けて悔しいような場面で、相手に感想を聞いてみる。

そうすると、思わぬ答えが返って来ることがよくあります。

これこそ、まさにアナタ自身のカンフル剤になる。

私も、経験あります。

前衛で動きまくっていたつもりが、「フェイントだと分かっていたので、全然気になりませんでした」と言われたり…。

ショックでしたが、そこで気付けて良かったなと。

勇気ある行動でしか、カンフル剤になるような知恵は得られないんですよね。

ヒントは、ネットとの距離にある

ここで、具体的に使える大きなヒントを。

相手のプレッシャーになる、ミスを誘えるくらいの動きに仕上げるのに、大事なのはネットとの距離。

前衛として、これが遠いと相手は怖く無い。

横にいくら飛び出しても、影響力は小さいままなんです。

自分では、しっかり動いているような感じでも、全然効かない。

ネットに詰める、相手との距離を縮めることで、これは大きく改善されます。

これもまた、勇気が要るアクション、ポジショニングですよね。

だからこそ、効果的なんです。

「自分だったら、どう感じるのか?」

これが、必要な視点です。

自分の動きが、もし相手が自分だったらどう感じるのか。

これを常に置き換えて、考えてみる。

動画を撮影してみると、よく分かりますよ。

自分が必死にプレッシャーをかけているつもりでも、効きそうにない雰囲気が出ていたら要改善。

試合は、とにかく相手ありき、がテニスの基本。

自分が自分と対戦するなら、本当にやられて嫌なことは何か。

どこで、どういうプレーをするのが、気になるのか。

ぜひ、意識してみて下さい。

試合の中で、感じよう!

相手が気持ち良く、プレーしている。

これを、まず危機感として感じること。

繰り返しますが、強い相手ほどここを意識しないと勝てません。

相手が伸び伸び、気持ち良くプレーしているなら、どこかで大胆に自分のプレーを変えて踏み込んでいかないと。

ネットに詰める、距離を縮めていく、リスクを冒す。

そうしないと、勝つチャンスすら作れないでしょう。

みなさんは、絶対に出来るはず。

あとは、やるか、やらないかだけです。

ピックアップ記事

  1. テニスのルールの基本を学びたい人にお勧めの書籍「テニスのルール 審判の基本」
  2. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選
  3. テニスの合宿・遠征に大活躍なのは、消臭ランドリーバッグ
  4. 塗り直し不要で、男性にもお勧めの日焼け止め 「ビオレUV アクアリッチ」
  5. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー

関連記事

  1. テニス ストローク

    戦術

    コースを狙うショットは、全て回転をかけて打てるようになろう

    テニスが上手い、強い人は、なんであんなにコントロールが良いんだろう。…

  2. テニス チャンス

    戦術

    テニスの試合、競ったときに勝利を呼び寄せる20の言葉

    テニスの試合に勝ちたい。競っている試合を、何とか自分のものにし…

  3. 戦術

    テニスの試合の中で、「自分のチャンスでは、相手を走らせる」ことに意識を集中させよう

    攻撃の中から、しっかりポイントを取れる人。そういう人の頭の中を…

  4. テニス 不安

    戦術

    アナタ自身が楽しいと思えること、にテニスも未来がある

    試合に出てばかりだと、どうしても忘れがちなこと。それは、テニス…

  5. テニス メンタル

    戦術

    試合に勝つためには、やることが多い・・・?むしろ逆だと私は思います

    試合に勝つために、何をすべきなのか・・・。このサイトでも、何だ…

  6. 戦術

    自己効力感と、自己主体感

    みなさんは日々、これを感じることは出来てますか?テニスでも、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 筋トレ

    テニス知識

    体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  2. テニス メンタル

    その他

    テニスで「ボールタッチの感覚を磨きたい人」は、まずはしっかり脱力してボールの重さ…
  3. テニス メンタル

    リターン

    センター寄りからサーブを打って来る選手には、アングルへのクロスリターンを
  4. メンタル

    テニスの試合の後半が不安なのは、「アナタ自身が試合を創り上げていく気持ち」が無い…
  5. その他

    「あなたの労力数値、どれくらい?」テニスの試合を勝ち進むには、労力管理能力が問わ…
PAGE TOP