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テニスは、上達が難しい。
何より、明確な資格やスコアというものが無いし、自分の実力を客観的に測り辛い競技ですよね。
試合に出ても、そう勝てるもんでもないですし。
練習を続けていても、心が折れそうになることは一度や二度ではないはずです。
みなさんも、きっとご自身のことは自分が一番よく分かっているはず。
テニスがなかなか上達しない、頑張れない自分に腹が立つこともあるでしょう。
でも、そうやって自分に腹が立っているような方は、大丈夫。
私が気になるのは、こういう人です。
いくらでも手を抜ける、それがテニス
いつでも自分は、お客様になれる
テニススクールでも、サークルの練習でも、どこでもそうです。
大人になって、「ちゃんと動け!諦めるな!」と怒られることなんて無いですよね。
いつでも自分はお客様だし、手を抜くことが出来る。
それが、テニスなんです。
頑張ろうと思っているくらいでは、本当の意味で全力を出し切っての練習なんて出来ない。
相当な決意と客観性、が必要なんです。
理由もいくらでも、後付け出来る
みなさんも経験あるでしょうし、私もたくさんあります。
「今日は仕事で疲れてたな…」
「メンバー的に、集中出来ない感じだったな…」
「しばらく、試合無いしな…」
と、練習でのパフォーマンスにはいくらでも言い訳出来ますよね。
こういう言い訳は自分の中で完結するので、外に出ることは無い。
周りの誰も気にしないし、いくらでも後付け出来る。
全力を出せない、頑張れない理由なんてどんどん作れます。
そこをしっかり、自分の中で理解しておくことが大事です。
結局、損するのは自分
練習や私生活で頑張れない、自分を出し切っておかないと、試合では当然苦しくなる。
私は、試合で実力が出せない人って、結局普段から全力を出すことに慣れていない。
練習からしっかりボールを追う、最後まで集中する、どんな理由があろうとも、自分のパフォーマンスを落とさない工夫が出来る。
こういう練習姿勢でないと、結局損をするのは自分自身、ですからね。
試合に負けた後、何年か経った後に、感じるはずです。
「なんであの頃、もっと頑張れなかったんだろう」と。
理由を探しては逃げている自分を、どこかで変えないと。
気付いた人から、変わっていけるはずです。
練習で必要な、小さな声かけ
試合のシチュエーションを、作ってしまう
よく、私がやっているちょっとした小技です。
どんな練習でも使えます、例えば球出し練習なら。
最後のボールは、必ず自分のマッチポイントだと言い聞かせて打つ。
または、30-40でブレイクポイント、自分が凌がないといけない場面だ、と決めて入る。
これ、暗示のようですがかなり効果有りますよ。
実際に試合では、球出しのような感覚で打てるときもあります。
簡単な練習も、自分のシチュエーション設定で大きく変わる。
自分でやってみてこそ、その効果は実感出来るでしょう。
常に「大事な試合だったら…」がキーワード
どんな練習でも、これを常にイメージしておきましょう。
「今のショット、試合だったらどうなんだ?」と。
自分の中で、打てるのかどうか。
練習の中では、誰も細かいところは指摘してくれません。
自分がミスしたとき、上手くポイントが取れたときに、必ずこのキーワードを思い浮かべてみて下さい。
「今の、試合だったら…」
これだけで、練習への姿勢やショットの選択はかなり変わって来るはずです。
「出来ない理由」は、いくらでも作れる
「いや、ボールを打つことに必死なんですよ」
「スクールではローテーションについていくのも大変で…」
と、いくらでも理由は作れます。
自分の中で試合を想定する、そんな余裕が無いのは自分のせいじゃない、と。
正直、この殻を破れるかどうか、なんですよね。
テニスの試合、外の試合で勝ちたいなら、練習はやはり自分でプレッシャーをかけられるくらいにならないと。
ただ楽しく打って終わり、の段階はもう自分から卒業しないと。
最後は自分で、納得出来た人が強い
出来ない理由をつけて、逃げている人は自分でもよく分かっている。
だから試合の大事な場面で、自分を信じることが出来ない。
セカンドサーブも、振り切ることが出来ない。
逆に自分に納得出来ている人は、自然体で力も抜けているし、メンタルも強そうに見える。
自分のテニスの練習に、自分で負荷をかけて納得する、ということ。
これこそ、大人である一般のみなさんに必要なスタンスでしょう。
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