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サーブは苦手だけどリターンは得意!という方、たまにいらっしゃいます。
ストローク主体で戦う、どちらかと言うと粘りのカウンターパンチャータイプの選手が多いような気がします。
今回は、そんなリターンの名手を相手にしたときに、いかにサーブを工夫していくか。
試合の中で実践できるポイントをまとめてみました。
サーブを打つときに「リターンの名手、はテニスの大会で厄介な相手」事前の準備で対応策を!
■ファーストサーブを高確率で入れるのが第一
当然と言えば当然ですが、ここは大切。
いつもより多少スピードを落としてでも、まずはファーストサーブをしっかり入れていくことが試合の中で効いてきます。
できれば、75%は維持したいところ。
不思議と「ファーストが入っている」というだけで、リターン側はリズムに乗っていけない、というケースが多くあります。
■センターへのサーブで踏み込みを抑える
リターンの名手は、ワイドへのサーブを角度を付けたりして返球する展開を得意にしています。
右利きの選手でアドサイドであれば、ワイドに入れたけど回り込みフォアで叩かれる・・・というケースも多いでしょう。
そんな相手には、センターへのサーブが必要です。
スライスサーブが打てればベストですが、まずはどんな球種でも良いので、しっかりセンターライン寄りに打ててリターンの足を止めれる、そんなサーブをしっかり身に付けましょう。
■ゆるいチェンジアップ系サーブで、リターンのタイミングを狂わせる
テニスの試合では、無意識のうちに一定のテンポになってしまいがち。
リターンもサーブが一定のリズムだと、合わせやすく攻撃しやすくなってしまいます。
チェンジアップ気味に、スピードを少し抑えたサーブも打てると効果的です。
それもあえて、ファーストサーブで打ってみる。
「サーバー側も色々考えているな・・・」と思わせることが、心理戦では有効です。
■リターンのときのグリップを見る、序盤でコースを散らす
リターンを得意にしている選手は、必ずある程度の予測を入れてきます。
そのパターンを、先読みできるかどうか。
ある程度はグリップで読むことができますが、シングルスの場合は前衛がいないので、打ってみないと分からない。
どこコースを、どういうグリップで待っているのかを観察しましょう。
セカンドサーブで攻撃してくるときには、特徴がでやすいので序盤にデータを溜めること。
やられるにしても、何度も繰り返して同じショットにやられないよう、意識しましょう。
今回ご紹介した内容は、今のアナタのサーブで必ず実践できます。
「自分のサーブは弱いから・・・」と決めつけるのは、何とももったいない話。
もちろんサーブ力は向上していく必要がありますが、今ある技術でどう工夫して戦うかを考えることも大事。
工夫さえすれば、ある程度リターンはかわせます。
実践で色々試しながら、アナタのサービスゲームでのテニスのバリエーションを拡げていきましょう!