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いつも試合はリード出来るのに、途中からまくられてしまう。
4-1、5-2までは進むけど、そこから逆転されてしまう人は、何を意識すれば良いのか。
「いつも通りやれば良い」という考え方も、一つでしょう。
でも、それで上手くいきますか?
相手に自信を与えること、それだけはさせてはいけない。
リードしているなら、それで活かせば良い。
受け身になった瞬間に、相手は勢い付いて来ますから注意が必要です。
何がきっかけになるのか?
思い出したくないけど、思い出してみよう
アナタ自身がまくられた試合、大逆転を喰らった試合。
こういう試合を、しっかり振り返ってみましょう。
思い出したくない、だけどその試合を客観視しないと次には進めません。
また同じような試合を繰り返さない為にも、何がきっかけだったのかを確認しておきましょう。
自分と向き合うことが、全てのスタートです。
私の経験だと…
まず、多いのは自分のダブルフォルト。
それから、相手のセカンドサーブのリターンミス、がきっかけになることが多い。
ここで、相手に「あれ?まだチャンスあるかも」と思わせてしまったんですよね。
こういう試合は、思い出してみると結構あります。
スコア差が3ゲームくらい離れていれば、相手は「もう普通にやったら、ダメかな…」と思い始めてくれている。
そこにきっかけを与えてはダメ、絶対にダメなんです。
相手に自信を与えない為には?
リードした試合の後半、相手から自信を奪うには。
アナタ自身が、どんなプレーをすれば良いのか。
私は、とにかくきっかけを与えないことだと思います。
隙を見せない、とにかく丁寧にプレーしてリスクは相手に冒させる。
言葉で書くと簡単なようですが、これが難しいんですよね。
実際にリードしていると、早く試合を終えたいと考えてしまいがち。
「長い試合は、大歓迎だよ」というスタンスを、リードしている側から見せつけていきましょう。
メンタル的な動揺を見せないことも、相手に自信を与えない大事なポイントです。
目の前の結果に、囚われ過ぎていないか?
失点でも、得られるものがある
試合の後半、相手に追い上げられて来ると…目の前の失点が本当に痛い。
でも、その失点=全てダメ、という考え方は非常に危険です。
失点しても、相手に何か爪痕を残したようなポイントは、次につながる。
失点を重ねて自分のメンタルが落ちていくのは、もったいない。
客観性に欠けていること、に気付けるかどうかが大事。
「今はまくられているけど、また流れは必ずこっちに来る」
「相手だって、プレッシャーはかかってるんだ」と、本気で感じることが出来るかどうか。
自分の失点をいかに活かすのか、という視点はテニスの試合で非常に重要です。
自分のやるべきこと、は何か?
試合前に、しっかり考えてコートに入れているのか。
テニスノートに小さいメモ、でも残しておけばアナタ自身の助けになるはず。
やるべきことをやって失点、なら必ず次のポイントにつながります。
目の前の自分の失点、結果だけを見ないように。
そうなると、ショックを受けた感じで表情にも出てしまうし、相手も自信を取り戻して来る。
それをまずはしっかり、出来ているのか。
試合の後半追い上げられて苦しい場面でも、ここの客観性は大事にしましょう。
良いショットを打つ、10球でも、20球でも
難しいようですが、やはりこの意識が大事。
自分にとっての良いショットを、丁寧に打ち続ける。
相手がそれを凌駕して来ても、慌てないで自分も良いショットを打つ。
決めよう、ミスして欲しい、とか考えると、上手くいきません。
自分が良いプレーをやり切って、あとは天に結果をゆだねる。
これくらいの覚悟、が必要です。
そう、テニスの試合って半端じゃなく辛いんです。
だからこそ、10球でも20球でも、自分が出来る良いプレーを続けていくこと。
それが出来るようにしておくのが、練習なんです。
テニスコートの上だけでは、無理
メンタルトレーニング、本当に強い意志を持って相手の反撃を押し留める為に。
テニスコートの上だけでは、成長は難しいでしょう。
学生の方であれば日々の学業、社会人の方なら仕事や家事、プライベートでも人から信頼されるような結果、を出しておきたい。
小さい積み重ねが、自己肯定感につながってテニスの試合でも踏ん張れるようになる。
だからこそ、テニスの試合は私たちに成長を促してるんだと思います。
相手に自信を与えない、自信は準備した自分の方が上なんだと。
そう思えたら、きっとまくられる試合も減るでしょう。
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