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テニスの試合には、引き分けはありません。
タイブレークのような、強引な手法でも最後は決着を着ける。
だからこそ、私たちはレベルを問わずこの意識ってすごく大事だと思うんですよね。
勝ち方を探る、という技術。
これは、みなさんがかつて経験してきたテストで良い点を取る、仕事で結果を出す、のに近い感覚もあると思います。
果てしなく、苦しい想いをする必要はありません。
とにかく、テニスのルールの中で、マナーを守りながら私たちは勝てば良い。
その方法を探すことに、貪欲になってみましょう!
最初から、諦めてない?
自分勝手な想定、で試合に入ってませんか?
学生時代のテスト勉強、本番のテスト、思い出してみて下さい。
「今回は、〇〇点くらいかな…」と、何となくイメージ出来ませんでしたか?
自身がある科目、無い科目、もう問題を見る前から自分の中でイメージが出来上がってしまう。
テニスの試合だって、同じです。
厳しい対戦相手なら、「キツイだろうな…」と思ってどこか最初から諦めているような節は無いか。
この自分への問いかけ、が出来るかどうかがスタートラインです。
客観的に、自分と比較してみる
やることは、シンプルです。
試合前に、自分と相手、持っている情報で比べてみる。
想定される試合、ポイントパターンはどんなものがあるだろう。
そして、そこで自分はどんな変化を付けることが出来るだろう、と考えてみる。
普通に戦ったら、普通の結果しか出ない。
それは、対戦相手が格上の選手であれば相手が望むこと、ですよね。
客観的に比較して、どこかに勝利の種を見つける。
これは、やっていくうちに必ず身に付いていく技術のようなもの、です。
テニス歴が長い人ほど、諦め癖が身に付いている
これを、自覚しましょう。
偉そうに書いてますが、私だって毎回しんどいです。
諦めたくなる自分と葛藤しながら、何とか戦える策を探す。
テニス歴が長い人は、色々と苦しい経験もしているし、強い選手の強さの源みたいなものも知っている。
だから、自然と試合前に自分を慰めたくもなるんだと思います。
気持ちは、分かります。
でも、変えていきましょう。
試合に勝ちたいなら、小さいところから自分を変えていくしか道はありませんから。
相手に応じて、毎回大変?
そんなことは、ありません
実は、そうでも無いんです。
みなさんも、きっとどこかで感じているはず。
テニスの試合、そこまで対戦相手の特徴、パターンって無いんですよ。
Aさんに通じたことは、Bさんにもほぼ通じる。
パターンを理解出来れば、それだけで十分良い戦いが出来る。
重たく考えずに、ぜひ考えてみて下さい。
想定するパターンは、4つ!
私の中では、これだけです。
想定されるパターンは、2×2の4つ。
ベースラインプレー主体か、ネットプレー主体か。
そして、攻撃的なタイプか、つないで来るタイプか。
この2つの要素を組わせて、試合を考えてみる。
相手の年齢や所属先、何か情報があればその傾向も分かりますよね。
1つだけ例に取って、考えてみましょうか。
40代のミックスダブルスペア、が相手なら
こういう試合、ミックスダブルスの試合をすると想定してみましょう。
対戦相手は、40代。
恐らく、主体はネットプレーでつないで来るタイプ、という感じで想定を立てます。
男性は前で動いて来る可能性が高いし、女性は自分が出来ることを確実にやる、粘るのが上手い可能性が高い。
そうなると、こちらが立てる作戦としてはなるべく女性にボールを集めつつ、男性のネットプレーは避けたいところ。
早めに男性が前衛ならストレートに打つし、女性が前衛なら触れるロブを使ってどんどん試合に参加してもらう。
ベースラインで攻撃的なプレー、というのはあまり想定しないで相手にやらせてOK。
ザックリですが、こういう想定をペアで立てておくだけで、試合前に落ち着いて準備出来る、客観性を持てるんです。
想定と違う、でも全然OK!
「何も準備しない」より、だいぶマシ
何かを考えて準備して、試合に入ると、何が起きるのか。
そこで、「思ってたのと違うな」か、「想定通りだな」の2種類ですよね。
これが大きいんです。
何も考えないで、想定しないで入ると、漠然とダラダラと試合が進んであっという間に0-4、なんてことも有り得る。
想定と違う!と感じたら、そこで知ることが出来たということ。
毎回の試合で、経験が溜まっていく
どういう相手が、どんなテニスをするのか。
自分が試合前に立てた想定と、違うような相手はどんな特徴があるのか。
これを経験値として溜めていく、ことが今のアナタに必要なんです。
それがまさに、勝ちを拾う技術。
勝ち方を見つける、という技術ですから。
何も難しいことは無く、やるかやらないか、意識するかしないか、の問題でしょう。
相手はこんなにも、ヒントをくれている
テスト勉強と一緒です。
「出題範囲」は限られているし、問題用紙の中にもご丁寧に注釈まで入っている。
試合でも、そこに目を向けて気付けるかどうか。
自分と相手、客観性を持って比較できるかどうか。
たくさん転がっているヒント、を自分の中で見つけて組み立てていく。
面白いですよ、コレ。
見つけることは容易です、但し、やっている人は少ないですけど。
そんなことしないでも、後ろから打ち抜きたい!
と思っている方、特に学生の方は多いでしょう。
でも、その打ち抜くボールで勝てる相手を増やすことは、かなり難しいと思います。
だったら、もっと楽に勝てる方法を探してみる、のも大事なこと。
テニスの試合は、1日に何試合もやりますから。
効率よく戦うことは、大事なテクニックです。
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