目次
テニスの試合、張り切って会場に到着してみると…。
ボロボロのハードコート、ラインが剥がれたクレーコート。
こういう場所でも、試合が行われることはあります。
文句を言っても、落ち込んでもしょうがない。
どうせやるなら勝ちたいし、イレギュラーを言い訳にしたくないじゃないですか。
その為には、ちょっとした準備と工夫が大事。
私が実践している、シンプルなコツをまとめてみました。
コートに落ち込んだ時点で、負け
相手を見れば、よく分かる
明らかに、やる気無さそうな人いますよね。
コートの状態に、文句タラタラ。
気持ちは分からなくも無いですが、そうやって落ち込んだ時点でもう負け、でしょう。
集中して試合の序盤にプレーする、なんてことは出来ないはずです。
普通に、いつも通りで
怪我には注意しながら、いつも通りにテニスをする。
アナタ自身は普通に、平常心で。
綺麗なコートでプレー出来るのが当たり前、じゃないですから。
これも経験が大きいと思います。
自分から外で、色々な環境でテニスが出来ているかどうか。
こういう場面で、問われることになるでしょう。
今から行われるのは、テニスの試合
何も、綺麗なプレーを見せる必要は無い。
テニスの試合を、淡々とやるだけ。
コートがどんな状態だろうが、どうイレギュラーしようが、それはテニスの試合の中での話。
だったら受け入れて、戦うしかないですよね。
その準備、だけはしておきたい。
きっと、イレギュラー対策ってアナタ自身のテニスをパワーアップさせていくことにもつながると思いますよ。
試合で使えるコツ5つ
1.小さいテイクバック
まず、これが基本です。
自分のコートにバウンドしたボールは、イレギュラーする。
だから、テイクバックは小さく、ボレーに近い感覚で。
ストロークの準備も早くしておけば、多少のイレギュラーには対応出来ます。
2.並行陣で戦う
もっと言えば、バウンドさせない。
自分のコートにバウンドさせないのが一番ですね。
ノーバウンドでの処理なら、イレギュラーも関係ない。
並行陣で戦うことが出来れば、それだけでリスクを軽減出来るでしょう。
3.相手を走らせる
イレギュラーが多いコートは、走りにくい。
だから、相手を走らせることも有効な戦術になります。
普段以上に、前にドロップで落としたり、左右にゆっくりでも良いので走らせましょう。
そうすると、意外とつまずいてくれたり、思わぬ形でポイントが入って来る可能性もあります。
4.リターンはライジングショットで
多いのが、サーブがイレギュラーする場面。
跳ねない、でボールが向かって来るようなケースも多いと思います。
後ろで待っていると、これに対応出来ないんです。
ですから、前に踏み込んで、出来るだけバウンド地点に近付いてみる。
こうすることで、サーブがイレギュラーするような場面でも、返すことが出来るはずです。
5.各ゲームをリードする
これは、普通の試合でも大事な考え方です。
イレギュラーが多いようなコートでは、何が起きるか分からない。
ですから、ブレイクポイントはなるべく相手に渡したくない。
「落とせないポイント」を、作りたくないんです。
理想ですが、各ゲームをしっかり自分がリードすること。
これが、イレギュラーバウンドが多い、何が起きるか分からないコートでの大原則です。
コートは自分に、味方する
考え方次第、です
イレギュラーバウンドは、自分の味方。
だから、コートとは仲良く、敵対はしない。
自分のコートでイレギュラーすることも、あるでしょう。
でもそこに、いちいち腹を立てないこと。
考え方次第ですが、私はいつもコートは自分の味方だと思うようにしています。
コートと会話する、一緒に試合をする
ちょっと気持ち悪いと思うかもしれませんが…コートと会話する。
「こんなに荒れて、可哀そうに…」と、思いやってあげる。
だって、実際にそういうコートは長年、テニスをさせてくれていた訳じゃないですか。
イレギュラーが最初から多かった訳じゃない。
ずっと使われて、今の姿がある。
それに文句を言うなんて、私はテニス選手としての資質を疑います。
全ては、自分の成長の為
先ほど書いたコツは、イレギュラーとか関係なくても、私たちに必要な技術。
全ては、自分が成長していく為、に用意されているもの。
イレギュラーバウンドが多いコートでの試合、一つの試練のようなもの。
だったら、真摯に向き合って頑張りましょう。
ただ、それだけです。
イレギュラーに強い人は、間違いなく試合に強い。
普段の練習から、そうじゃないですか?
イレギュラーしても、まるで何事も無かったかのように、ラリーを続ける。
こういう人に、最後に運は味方します。
さぁ、アナタ自身はどうでしょうか?
この記事へのコメントはありません。