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「あの人、このトーナメント強いな・・・」
「何だか、急に強くなったみたい」
こう感じる方、みなさんも周りにはいないですか?
テニスが、急に強くなる。
こういう選手は、積んでいる試合の経験、が少し特徴的だったりします。
他の競技でも、共通するポイント、だと思いますよ。
「負けた・・・」と思った試合を拾えると、人は一気に強くなります。
負け試合を拾うと、経験値は倍得られるのがテニス
1.「諦めるな!」と言うのは、簡単だけど
私も、すごく経験として分かります。
試合中に「諦めるな!」と応援されるのが、辛い。
もちろん諦めてはいないけど、「だったら代わってみる?」と言いたくなる。
今日みたいな暑い日に、3セットマッチで3時間超え、のような試合では、もう早く終わりたくなるのが普通です。
でも、悔しいからやっぱり勝ちたい、諦めたくない。
でも、しんどい。
こういう選手が最後に自分を鼓舞するには、どうすれば良いのか?
ヒントは、「負け試合を拾う経験」の量にあります。
2.「最後に何かが起きる」経験は、美味しい
諦めないと、何かが起きる。
負け試合を拾った経験は、これを教えてくれます。
何とか粘っていると、相手が崩れてくれる、最後に自分が勝てる。
これを、経験して知っている人は、強いですよ。
その美味しさ、を知っている訳ですからね。
経験の無い選手に「諦めるな!」と応援しても、「だって無理だよ」となって響かない。
負け試合を拾う経験は、自分で小さいところから積み重ねていくしかないんです。
3.「吹っ切れ方」を知っているかどうか
この経験値を積めるかどうかは、これにかかっています。
「もう、これは負けかな」と思ったところで、どう吹っ切れるのか。
ただ闇雲にプレーする、だけでは何の進歩も無い。
出来るだけ、具体的に自分の中で考えておく方が良いのは当然です。
私は、最後に追い詰められた時には、「全部ネットプレーに出る」と決めています。
シングルスでも、ダブルスでも。
それで、相手が乱れてくれればラッキー、拾える勝ちになる。
こうやって勝った経験は、自分に自信を与えてくれますからね。
みなさんも、自分なりの吹っ切れ方、がきっとあるはずです。
4.経験値=試合の数、じゃない
いかに、濃い試合を積むことが出来るか、です。
学生のみなさんでも、社会人、シニアのみなさんでも同じ。
ただ数をこなせば良い、という時期もありますが、強くなるには質を求めていかないと。
負け試合を拾って、這い上がる。
これが出来れば、アナタ自身の経験値は倍以上得られるでしょう。
最悪拾えなくても、当然経験値は残る。
負け試合を拾う勇気、気概がない人は、結局強さが身に付かないで終わるだけですから。
拾った試合、は今まで何試合あるのか。
実は、結構あると思いますよ。
それは間違いなく、アナタ自身の強さになっているはず。
追い込まれてから、がアナタ自身の腕の見せ所です。
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