ダブルス

8割のリターンは、「センターストラップの上を通過する」事実に目を向けよう

目次

ダブルスの試合で、前衛にいるとき。

ポーチに出るか出ないか、迷ったら・・・出ましょう!

ということを何度か書いて来ましたが、今回は改めてその理由について。

当たり前ですが、通る確率が高い場所、ボールが来る場所、に動くのがテニスの基本です。



アナタがリターンの立場、になってみると?

実際、どうでしょうか?

試合でのリターン、ネットの中心、センターストラップの上を狙いますよね。

ネットの高さが一番低い、しかもクロス方向に打てて長い距離でもアウトしない。

安心して打てるコース、がココだと思います。

センターストラップ上のリターン、の壁になる。

これが、アナタ自身の前衛の基本プレーです。



ポーチに出る、のに激しさはいらない

バタバタ、ドタドタ、と動く必要はありません。

先に動いて、壁になる。

8割のボールが来るであろう場所に、先回りするだけ。

この意識で、ポーチは十分です。

良いボレーを打つとか、激しく強く踏み込む、飛びつくようなイメージ、は幻想です。

試合に強い、前衛が上手い人のポーチはいたってシンプル。

ストレートを捨てて、先回りしているだけですから。



イメージを確認してみましょう

前衛のポーチは、先に動いて、待ち構える感じで良いと思います。

センターストラップ近く、に素早く動いておくイメージですね。

サーブの音、がスタートの合図です。

もちろん、ストレートにナイスリターンを打たれたら、しょうがない。

先に動いて待っておけば、シンプルなボレーで充分。

相手のロブの反撃、にも備えてサーバーがカバーする意識も大事。

低いリターンでも、ネットに詰めておけば大丈夫。

この動き出し、思い切りの良さが大事ですね。

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確率論、でテニスは考えよう

何をされたら、嫌なのか。

何をすれば、ポイントが取りやすいくなるのか。

この視点で考える癖、を持つことがテニス選手としては大事です。

「基本はこうだから、これで良い」と考えている人ほど、試合でボールを触れていない。

実際の試合では、相手によっても確率は変動しますからね。

ベースは、8割のリターンがセンターストラップ上を通る、だけどそれは相手にも寄る。

確率論で考えて、自分から主体的に動く。

これが出来れば、自然と結果は付いてくると思いますよ。

   

自分の感覚、を信じることが第一

「もうリターン、こっちには来ないな」と、思えるかどうか。

試合で動ける前衛は、自分の感覚を信じることが出来ている。

8割がクロス、だったらストレートは無い、しかもこのカウントで、と思えたら勝ちですよ。

面白いのが、こういう感覚って実力やテニス歴とはあまり関係無い。

勝負が好き、楽しい、と思える人は前衛がすごく向いているでしょう。

まだまだ、アナタ自身自分を変えていけるはず。

ポーチ一つで、テニスはがらっと変わりますからね。



もし、それでも不安な方がいたら統計を取ってみて下さい。

みなさんと同じようなレベル、仲間の試合で、リターンのコースを集計してみる。

8割とまでいかなくとも、近しい数値は出るはずですよ。

それを元に、実戦ではガンガン、動いてみましょう!

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