テニス メンタル

ストローク

苦し紛れのドロップショットは、結構相手にバレバレです

試合の中で、私は何度も「ドロップを使おう!」と書いて来ました。

でも、いかにこれを得点につなげることが出来るか・・・が大事ですよね。

プロ選手でも、実は多いこの現象。

私たちの試合でも、気を付けておかないといけませんね。

 

苦し紛れのドロップショットは、結構相手にバレバレです

 

1.苦し紛れのドロップショットは、逃げである

結局、打たれるのが怖い、ラリーを続けるのが怖い・・・。

と、考えた時に、ドロップショットを繰り出しがち。

特に技術に自信がある人は、そうじゃないですか?

いえ、これが普通なんです。

相手の粘り強さに屈して、つい「早く勝負を付けたい!」と考えて焦る。

焦った挙句に、ドロップショットを繰り出してミス、または甘くなる・・・。

こういう選手、意外と多いんじゃないでしょうか。

 

2.心配しなくても、あの選手だって「そう」だったらしい

かつてフェデラー選手は、「パニックになると、ドロップショットを打っていた」と明かしています。

それが最近、ようやく使い方が分かってきた・・・と。

グランドスラムを20回制覇している選手でも、最近使い方が分かって来ただなんて・・・もちろん、遥かに高いレベルの話、ではありますが。

これは、私たちにも大きなヒントを与えてくれていると思います。

つい、技術に頼って決め急ぐ。

何も、ドロップショットに限った話ではないですよね。

 

3.追い詰められる前、にドロップショットは使おう

ネットプレーでもベースラインからでも、これが基本です。

追い込まれて、苦しい状態から打っても上手くいかない。

むしろ、しっかり打ち込むような姿勢を見せつつ、チャンスで使う方が相手は嫌でしょう。

より広い選択肢で待たないといけない、ですからね。

苦しい場面で精度の高いショットを打つこと、がテニスでは一番ミスにつながる。

でも、ついやってしまうんですけどね。

一発逆転、飛び道具でポイント、欲しいと考えてしまいますから。

特に男性のシングルスの試合では、注意が必要です。

 

4.ドロップショットのコツをおさらいしておこう!

まずは、試合の序盤に使うこと。

プレッシャーが少ない場面で、相手に見せることが第一、です。

それから、出来るだけバックハンド側に打つこと。

両手バックハンドストロークが得意な選手は、浅いボールに弱い人が多いですから。

それから、今回のように苦しい場面ではなく、自分に余裕がある場面で使うこと。

細かい技術よりは、こういう基本から見直してみることが大事でしょう。

 

苦し紛れでも、まずは打ってみることも大事。

ただ、それはあくまで自分が攻撃していくというスタンスで、の話です。

苦し紛れに打って逃げる、ような姿勢は相手から見透かされているでしょう。

シングルスの試合で勝ちたいなら、ドロップに逃げないこと。

でも、使うこと。

難しいですが、これが大事だと私は思います。

ピックアップ記事

  1. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  2. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  3. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  4. テニスの試合に持参するジャグボトルは、「サーモス スポーツジャグ 1.9L」くら…
  5. テニスの試合に必要なフットワークトレーニングに、ラダーは必需品

関連記事

  1. ストローク

    ストロークの準備に苦手意識がある人は、「ラケットダウンスタートストローク」を試してみよう!

    トップスピン系のストロークを打つ時、フォアもバックもしっかりとラケット…

  2. テニス ボレー

    ストローク

    テニスの試合で勝てない人は意識して欲しい、「ストロークの準備が遅い人」が多すぎる問題

    ストロークの準備が遅い人ってけっこう多い。中には、準備の遅さで…

  3. テニス ストローク
  4. ストローク

    フォームを固めると、テニスは上手くなるのだろうか?

    以前に、頂いたご質問の中で「なかなかフォームが固まりません・・・」とい…

  5. ストローク

    試合で体力を温存できる、「ブロック系スライス」を練習してみよう!

    スライスってよく使う?俺はかなりシングルスだけじゃなく、ダブル…

  6. テニス メンタル

    ストローク

    ティエム選手の片手バックハンド、は私たちにも真似出来るのか?

    クレーコートでも抜群の威力を発揮する、ティエム選手。錦織選手の…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス リターン

    リターン

    テニスの試合で「リターンが安定しない人」は、最初の一歩目で膝を曲げて目線を落とし…
  2. テニス ロブ

    サーブ

    サーブを打つときの体重移動は、トスアップと合わせるとリズムを取りやすい
  3. テニス ストローク

    ストローク

    力強いストロークで押して行きたい!人は、「打ち終わりでの肩の入れ替え」を意識する…
  4. テニス ボレー

    戦術

    格下相手こそ、焦らずチャンスを待とう
  5. テニス 主将

    戦術

    男子ダブルスで遅いボール、女子ダブルスで速いボール、が必要
PAGE TOP