先週、初打ちを終えた後の・・・自分のテニス。
「これは本当に、まずいぞ・・・」と。
正月太り、では済まされないくらいに、身体が重いし気持ちも乗らない。
そんな経験、みなさんもあると思います。
部活やサークルでテニスを頑張っているみなさんは、どこか「テニスを休みなく続けること」が正しい、これしかない、と思いがち。
私も学生時代は、そうでした。
体調が悪くても、気分が乗らなくても、とにかく練習、練習。
そうしないと、置いていかれる感じもあったし、何より自分自身が不安でした。
でも、今になって思うことがあります。
それは、「辛かったら、遠慮なくテニスから離れれば良いじゃない」と。
当時は誤魔化しながら、ただ「続けること」に価値を見出してただけ、かも知れません。
とにかく、テニスは難しい。
試合だって難しい。
それを何とかしようとする練習は、もっともっと、難しい。
上手くいかないことだらけ、ですよね。
一緒に練習するメンバーだって、いつも良い感じとはいかない、のも当たり前。
人間関係に悩んで力を使う、ことにも疲れ果ててしまう方も多いでしょう。
そうなったら、もう離れましょう、一度。
テニスから距離をおくことで見えてくること、感じられるもの、たくさんあるはずです。
逆に、いつも順風満帆、何事も上手く楽しい、なんて人を私は信用しません。
どこか、この人鈍いんじゃないかな?と思ってしまう。
だって、そんな万能な人はいなし、上手くいっていないのに「楽しい」とだけ感じる人は、ちょっと異常。
正直に、「今辛いから、ちょっと抜けるわ」と言ってくれる方がすごく嬉しい。
賛否両論あると思いますが、気持ちが入っていかないのにコートに立っていると怪我も多くなる。
それに、何より周りのメンバーに良い影響はありませんからね。
自分で自分をどんどん、押し込めていっても良いことは無いですよ。
自分自身の感覚、人間らしい部分に嘘をつかない。
テニスがやりたくない、辛いと思ったら休めば良い。
そこでぜひ、いつもやらないようなことをやったり、会わないような人に会ったり、というのが出来ると、また良いきっかけになると思います。
以前にも書きましたが、アナタ自身が離れてもテニスがどこかへ行く、ということはありません。
いつでも、私たちを温かく迎えてくれるはず。
今年も焦らず、じっくりいきましょう。