テニス ストローク

戦術

テニスでの良い攻撃とは、球速よりもいかに相手を「16種類のショットで走らせているか?」が大事なはず

私自身、試合で意識していること。

それは、自分が打っているボールの質、よりもこれをしっかり観察するということ。

自分の打っているナイスボール、相手はどの程度動いているのか?

私の中で、これが上手くいっているときは大体試合も勝てる。

それは、速く低いショットを打てている時、とは限らないんです。

 

テニスでの良い攻撃とは、球速よりもいかに相手を「16種類のショットで走らせているか?」が大事なはず

 


 

1.相手をどれくらい動かしているか、確認出来てる?

きっとみなさん、無意識のうちに少しだけ意識はしていると思うんですけど・・・。

以前も書いた通り、テニスって「3歩以上動く」と、一気にストロークでもボレーでも精度が落ちる。

つまり、なるべく3歩以上動くようなショット、を打ち続けることが大事なんです。

横だけじゃなく、縦への変化、揺さぶりも大事ですよね。

速くて低いショットを打てたとしても、それが相手にとってその場で返球出来るショットなら、何も攻撃にならない。

むしろ、反撃の糸口を与えてしまうくらいの危機感、が必要でしょうね。

 

2.相手を動かすために、必要なショットって何でしょう?

試合の中で、相手を動かす。

その為に、必要なショットって何でしょう?

私は、フォアハンドでもバックハンドでも、ボレーでもストロークでも、コートの4隅に打てる技術、は必要だと思っています。

前後の4つの角、にしっかり打てる。

もちろん、実際の試合ではそこまで際どい場所は狙いませんが、練習の中で、この4つの角に打てるかどうか。

自分は、どのショットは得意で、どれが苦手なのか。

ハッキリさせておくと良いと思いますよ。

 

3.ショットの種類は、4×2×2

具体的には、16種類のショットを磨く、ということです。

つまりは、4つの隅×フォアハンド or バックハンド×ストローク or ボレー =16種類。

この16種類のショット、を磨くことで、しっかりと相手を動かすことが出来る。

16種類あれば、必ずみなさんの中にも苦手なモノ、が出て来るはず。

私なら、フォアハンドのストローク、を左前に打つのは苦手です。

でも、右前なら得意。

だからドロップショットも嫌いじゃないんですけど、これは見る相手によってはバレてしまう可能性も高い。

みなさんも、まずはこの16種類のパターン、見直してみませんか?

 



 

4.最低限打てる、レベルを上げよう

意識して欲しいのは、「一番苦手なショットでも、このレベル」というレベルを底上げしていくこと。

私なら、先ほど書いたような「フォアハンドのストローク、を左前に打つ」ショットですね。

これをしっかり底上げしつつ、得意なショットは伸ばしていく。

苦手なショットを練習するだけが練習では無いですが、苦手を分析して知る、そこからどう向き合うかを考えるのは良い練習です。

バーッと、16種類のショットを自分なりにレベル分けして、書き出してみると良いと思いますよ。

自分の特徴、見えてくるはずです。

 

相手を動かすには、まず自分を知るところから。

いつ、どんな場所からも4つの隅に打てるようなテニス、理想じゃないですか。

実際には、そこまで使わないショットでも・・・大事な1ポイント、で試合の現場で必要になるかも知れない。

自分を知る、といことは、可視化するということです。

小さい紙でもテニスノートでも、ぜひ書き出してみて下さいね。

ピックアップ記事

  1. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…
  2. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!
  3. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  4. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  5. テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!

関連記事

  1. テニス ダブルス

    戦術

    深いボレーがアウトになるのは、技術的な問題じゃない

    ハイボレーを打って、ベースラインを数cm越えて、アウト。これは…

  2. 戦術

    アナタ自身の武器、が生まれる瞬間とは?

    「あの人みたいな、武器が欲しい」そう思う方、みなさんの周りに…

  3. テニス メンタル

    戦術

    リードしているその瞬間も、「相手だったら何を考えるか」を想像しよう

    いかに試合で、リードを維持できるのか。これは、テニスの試合では…

  4. テニス メンタル

    戦術

    攻略出来ない相手の武器は、諦めることも大事

    テニスの試合で、どうしようも無い時、はあります。例えば、サーブ…

  5. テニス メンタル

    戦術

    「急にテニスが上手くなる」日は、必ず来る

    みなさんの中にも、「急に強くなった人」いるんじゃないでしょうか?…

  6. 戦術

    相手が目線を下に向ける、ボールがバウンドするタイミングはチャンス!

    相手が打つ前、隙を突いて動きたい。ダブルスのポーチのような場面…

特集記事

  1. リターン

    セカンドサーブは、ただ叩いていくだけだとミスの元だし勿体ない
  2. ダブルス

    「ダブルス練習」テニスの試合で活かせるように!
  3. テニス ボレー

    フットワーク

    テニスにおいて、「打った後に戻る」は基本であり絶対では無い
  4. テニス チャンス

    Q&A

    Q&A「タイブレークで勝ち切れない・・・有効な作戦はありますか?」
  5. ダブルス

    上級者は並行陣、でも実際の試合では…?
PAGE TOP