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練習環境には恵まれているのに、試合で勝てない。
試合中に、自分の練習が活かされていないと感じる人は、そろそろ本気で意識を変えてみましょう。
試合で使える練習とは、どんな練習なのか。
これは決して、難しい上級者向けの内容ではありません。
誰にでも出来る、ただし「試合に出て勝ちたい」と考えていない人には、ピンと来ない内容かも知れません。
きっと試合に出ている方は、イメージ出来るはず。
ちょっとした意識を変えれば、今のアナタの練習でも必ず、試合に勝てる実力は養えるはずです。
試合に強くなる練習って、どんな練習?のヒントになる5つの視点
1.ラケットを振り切って回転をかける
試合で何が一番困るのか。
それって、「ラケットを振り切れなくなること」じゃないですかね?
この問題を解決するには、普段の練習から「ラケットを振り切って、安定して打てる」自分を作り上げておかないといけない。
そのために、「振り切った状態」とはどこなのか?
それから、振り切るからこそ回転がかかる=ボールの軌道は高めで良い、という点を、しっかり注意したいですよね。
練習からラケットを振り切る、それが試合でも出来るように、「ラケットを振り切ることの確認」を日々の練習から意識していきましょう。
2.テニスの試合は、サーブかリターンからしか始まらない
これが、テニスにおけるファーストショット。
でも、練習では・・・どうでしょう?
この2つのショット、練習するのってかなり後半の少しの時間、だけじゃないですか?
それでは試合で強くなれる訳がありません。
しっかり練習のときから、出来ればメニューの前半でこのサーブやリターン、ファーストショットの練習を入れましょう。
この2つのショットが入らないと、どんなに良いストロークやボレーの技術を持っていても無意味ですからね。
3.スライスショットを、打つこと受けること
練習では、気持ち良くスピンやフラットばかり・・・な人って、試合ですごく弱い。
なぜなら、試合では圧倒的にスライスを打つ選手、機会が増えるからです。
負けたく無い、コートをしっかりカバーしたいと思うから、みんなスライスを多用して来る。
普段の練習から、「スライス限定ラリー」を入れたり、「片側はスライス限定」のような設定をしてしっかり打ち合いましょう。
自分が打つことも、そして自分がスライスに対応することも、両方大事なのがテニスです。
4.試合の中で抑揚を付け、ギアを上げていけるか?
練習って、ずーっと一定な感じじゃないですか?
メンタル、技術、消耗度、雰囲気・・・これって、試合とは違います。
実際のテニスの試合は、スコアや状況に応じて雰囲気から一変する。
また、強い選手ほど「ここぞ」というポイントでギアを上げて来ますよね。
アナタの練習に、そんな時間帯、ポイントはあるでしょうか?
ただ一定の、ダラダラした時間が流れていくだけの練習で、勝とうと思うのが甘いのです。
5.練習だけど、勝負が大前提
試合に強い選手って、練習でも簡単に負けない。
ミスしない、ラリー練習なんて、ずっと続く・・・くらい、集中している。
要は、相手と、そして自分と勝負してるんですよね。
ポイント形式、試合形式でなくても、常に自分で自分にプレッシャーを課している。
そして、ネットを挟んだ相手と駆け引きしながら、試合に近い感覚で練習している。
練習だけど勝負、勝負だからこそ集中出来るし、気持ちも入る。
仲間で切磋琢磨していく環境、アナタは作れているでしょうか?
小さいことのようで、大きなこと。
練習への意識は、誰も注意なんてしてくれません。
でも、きっと今の環境でアナタが変われば、試合結果も変わってくる。
仲間も変わって、より強い練習が出来るようになると私は思いますよ。
試合よりも、練習の方が厳しい。
そんな選手が、試合を楽に勝ち上がっていくはずです。