ストローク

両手バックハンドを捨てたからこそ、今の片手バックハンドがあると思う

目次

テニスって、結構自由度が高いスポーツ。

そうは思いませんか・・・?

だって、ノーバウンドでもワンバウンドでも返球して良い、なんて競技はなかなかない。

それだけでも、自分で選べる幅がある。

さすがにサーブを両手で打つ人はいませんが、ストロークにボレー、色々なショットは片手でも打てるし、選択の幅が広い。

大事なのは、アナタ自身が「決断」していくということです。

 

両手バックハンドを捨てたからこそ、今の片手バックハンドがあると思う

 

1.文字通り、「決めて断つ」

私は20歳くらいのころまで、バックハンドは両手打ちでした。

手前味噌ですが、悪くなかったと思いますよ・・・私の両手バックハンド。

大学に入って、当時は関東でも上位に進出する人もいましたが、その人に対しても「バックハンドなら負けないかも」と思えるくらいでした。

でも、ここで問題が。

私は、自分の中でどうしても「ネットプレー中心」のプレーをしたかった。

というか、それしか生き残る、少しでもレギュラーになれる可能性は無いと感じてました。

そこで思い立ったのが、バックハンドを片手にしていくということ。

まずはスライスをしっかり練習して、ボレーとの相性を良くしたい。

そういう考えで必死で、バックハンドストロークの両手打ち、を捨てました。

言葉は悪いですけどね。

でも、決めて断ったからこそ、今の自分の片手バックハンドがあるんだと思います。

 

2.両手を経験したからこそ、片手にも活かされている

まず、しっかりしたフットワークは両手のストロークならでは。

すごく高校時代に練習した経験は、片手のストロークになってからも活かされたように思います。

捨てたからと言って、その価値が0になる訳じゃない。

皆さんも、経験あると思います。

色々考えて、試行錯誤して、回り道してきた経験って活きるじゃないですか。

でも大事なのは、「これだ!」と決めたら迷わないで走ること。

走り抜けてみて、立ち止まるのはそれからで良い。

走り抜けないでモヤモヤ、している人が多いように私は思います。

決めて断ったら、最低半年。

半年はしっかり、その技術と向き合うという姿勢が大事です。

 

3.テニス選手は、選択と決断の連続

試合でも、そうですよね。

どこに山を張るのか、ポイントを置くのか。

自分で決めて、断っていく。

技術の問題も一緒です。

私は何度も、「得るは捨つるに有り」と書いてきました。

大げさな話ですが、短いテニス人生、試合に勝ちたいなら選択と決断の繰り返しです。

上手くいかないこと、もたくさんあるでしょう。

でも、アナタ自身の意志がそこにあれば、きっと大丈夫。

全ては経験値として、ちゃんと積みあがっているはずです。

 

4.成長曲線は、いつだって急カーブを描く

私の経験上、こうやって試行錯誤している人は急成長します。

急に、試合で結果が出だす。

これがテニスの面白いところだと思いますよ。

何も考えないで、漠然と人から与えられた練習をしているだけの人は、本当になだらかにしか成長出来ない。

でも、自分で決めていける人は、成長が急カーブを描く。

信じられないという人もいると思いますが、これがテニスの世界です。

私自身、そういう人をたくさん見て来ましたから。

 

もし、アナタ自身が今自分の技術で悩んでいるなら・・・。

思い切って、何かを捨てましょう。

切り離して、一度置いておく。

最初は上手くいかなくても、挑戦していく姿勢は全てにおいて良い方向に作用するでしょう。

T-PRESSは、そんな皆さんを陰ながら応援していきます。

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