ストローク

「ストロークの時のグリップとスタンス」プロテニス選手が実践する技術には、必ず理由がある

目次

強くなりたい!

皆そう思っているよね。

だから練習を頑張るんだけど、ただ頑張るよりもやっぱり良いイメージが頭の中にあった方がやっぱり上達も早い・・・ということで、多くの人が、自分より強い選手を真似したり意識して練習することが多い。

 

「ストロークの時のグリップとスタンス」プロテニス選手が実践する技術には、必ず理由がある

 


 

その時、あまりに自分とかけ離れた選手の打ち方を参考にすると、プラスになるどころかダメになることが多いんだよ。

特に間違えやすいのがグリップとスタンスだ。

トッププロの打ち方なんかよく雑誌にも載っているし、テレビなんかで試合を放映した時も、スーパーショットはわざわざスローにしてリプレーしてくれる。

だから頭の中にしっかりトッププロの打ち方のイメージが残りやすいんだけど、現代テニスは女子テニスまでもグリップは超厚く握ってブンブン振りまわしている

スタンスもオープンスタンス中心で、しっかり両足を横に開いて踏ん張りながら打っている姿がよく見られるからなんとなく、「この打ち方が正しいのだ」と思ってしまう。

でもね、グリップやスタンスって状況によってやっぱり使い分けた方が良い。

なんでトッププロ達はあんなに厚いグリップとオープンスタンスで戦っているかと言うと、相手ショットも凄いから。

相手のショットに振り回されていると、どうしても打点が食い込まれる。

しかもこちらの返球の苦しさを知っているので、じりじりとネットに詰めて来る。

そんな相手に対して、ボールを持ち上げてロブだの、足元へのショットだの、ショートクロスだの・・・と打ち分けをしないといけない場合は、やっぱり厚いグリップでのトップスピンが有効となる

でも、いつもより厚いグリップを使用するためにはいくつかの条件があるんだよ。

まず一番大事なことは速いスウィングスピード。

グリップを厚くした分だけ、スウィングスピードは速くしないと単なるスピン多めの軽いショットになってしまう。

ちゃんとそれを計算の上でグリップを厚く替えていこう。

一方オープンスタンスの方は、横や後方へ動かされながら打つ時に適していると言える。
 



 

なのでディフェンス気味のショットには最適なんだけど、その分ちゃんとチャンスの時には踏み込めるクローズスタンスや、スクエアスタンスも練習しておかないと、意外とチャンスの時に迎え行きたくともいけずに待ってしまう

待つって嫌でしょ?

リズムまでもおかしくなるからね。

とにかくトッププロ達が使う厚いグリップはスウィングスピードあることが前提のグリップだし、オープンスタンスを使う目的も横へ後ろへ、ディフェンスしながら打ち合わないといけない場面が多いから。

そんなことを考えて、徐々に自分のグリップやスタンスを改良していこう!

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

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