目次
ストロークでしっかりスピン回転をかける為に、私は「打ち終わり」の形をしっかり意識して欲しい。
打ち終わりの形、さえイメージ出来ていれば、しっかり打ち終わることが出来る。
ストロークって、どうしても「打点で何とかしよう」と思いがちですが・・・打ち終わり、さえしっかりしていれば、そこに向かってラケットを振っていくだけ。
そう考えると、やっぱり終わりの形って大事ですよね。
ストロークが得意な皆さんも、今一度見直してみて欲しいと思います。
しっかりスピン回転をかけたストロークに共通する、打ち終わりのイメージとは?
1.スピン系のストローク、振り切るとどんな感じ?
この打ち終わりの形って、10年前、20年前と大きく変わりました。
以前は打ったら高い位置にラケットがある、肩でかつぐような打ち終わりが正しいとされてきましたが・・・今はフィニッシュの位置がすごく低い。
腰のあたりで打ち終わり、ラケットが収まるような感じ、じゃないですか。
このイメージ、皆さんもぜひ持って欲しいと思います。
ただし、スウィング自体は下から上、で上にいった後には重力に任せてラケットが低い位置にくる。
このフィニッシュイメージ、ポイントは「脱力」です。
2.脱力すれば、ラケットは下がっていく
当然、重力が働きますからね。
ラケットの重さ、約300gをしっかり感じながら、ボールを打った後にはラケットが自然にダウンしていく。
よく、スピン系をこねるような打ち方をしている人は、最初からラケットを強引に「下方向」に腕の力で持っていこうと頑張り過ぎ。
脱力して、ラケットは下がっていく、ような感覚をぜひ練習でも大事にして欲しいと思っています。
練習からも、この打ち方ですと疲れないですしね。
打ち終わり、に着目しながらフェデラー選手のフォアハンドストロークの動画、観てみましょう。
3.ラケットヘッドは、背中方向を指すように
もう一つ、ラケットヘッド、ラケットの先の向きにも着目してみましょう。
自分の背中の方向を指す、ようにしっかりラケットの先が後ろまでいってますよね。
これを意識すると、ストロークのボールにすごく伸びが出る。
打つ時にはラケットの先が前方向に出て、その後しっかり後ろまでいって背中の方向を指す、ところでフィニッシュ。
打った瞬間にフィニッシュ、だとボールにスピン回転がかかり辛いし、伸びていかない。
この形も、特にフォアハンドで意識したいポイントですね。
4.バックハンドストロークの打ち終わりは・・・?
これは、私の考えるコツですが、バックハンドのフィニッシュはフォアハンドより少し高め、で打ち終わる。
より下から上、のスウィングを意識して、打ち終わったら腰ではなく胸から肩の高さ、くらいまでラケットのフォロースルーをもっていくのが良いと思います。
両手の方、片手の方でも、これは共通。
片手バックハンドの方は特に打ち終わりでしっかり胸を開く、でも横向きは保てるように。
両手バックハンドの方は、利き腕でない腕、をしっかり前に出して終わりましょう。
フォアハンドではラケットの先が背中方向を指す、ところまでいきましたが、バックハンドはそこまでいかなくて全然大丈夫。
ストロークのフィニッシュを確認して、変えていく。
実はこれが、改善にすごく近道な気がします。
打ち終わりを意識すれば、その過程の打点が変わり、準備もスムーズになる。
スピン回転のストローク、きっとまだまだ改善出来るでしょう!