テニス リターン

メンタル

「0-40からは、粘っても仕方ない・・・」だと、ずっと鴨と思われて終わる

テニスは、ゲームやセットを取らないと意味が無い。

確かに、そうです、スコア上は。

でも、自分のサービスゲームで0-40の場面、で何が出来るのか。

15-40、30-40、にしてから結果的にゲームを取られるのと、ラブゲームでブレイクされるのは、同じだろうか?

を、考えてみたいと思います。

 

「0-40からは、粘っても仕方ない・・・」だと、ずっと鴨と思われて終わる

 


 

■スコアシートのように、目に見える形にしてみると分かること

試合結果のスコアシート、を皆さんは観たことがあるでしょうか?

審判が付くような試合では、スコアシートに試合の記録を付けていく。

これが・・・読み返してみると、面白いんです。

何がと言えば、テニスの試合って「小さい粘り」が試合の後半になって効いてくるのが、如実に分かるから。

ラブゲームキープ、ブレイクされていた選手が、中盤に15、30、と獲れるようになって、相手にプレッシャーをかけていく。

そうすると、試合の後半の大事な場面で、実は逆転出来たりする、のがテニスなんですよね。

 

■40-0、0-40の場面でこそ、しっかりとしたプレーを見せておこう

イメージしてみて下さい。

ゲームの中で大差がついている、普通は集中力が落ちてしまいそうな場面・・・ですよね。

そこで、堅実に丁寧なプレーが出来る、しっかり諦めない姿勢を見せておく。

このことは、実はすごく大事なこと。

結果的にポイントを落としたとしても、試合に強い対戦相手ほど、気にして神経質になる。

「お、これはポイント差があっても、油断出来ないぞ・・・」と。

こういう小さいプレッシャーが、試合後半になるにしたがって、アナタに有利に働いて来るはずです。

 

■「淡泊な選手」は、あらゆる試合で鴨にされる

淡泊な選手、プレーがハッキリしている選手、いますよね。

誰から観ても、諦めている、ゲームを捨てているような選手は、とっても戦いやすい。

テニス界では鴨、で終わるのです。

「ムダなポイントに力を使っても、意味無いじゃん・・・」と思った方、ムダかどうかはアナタ次第。

ムダと思っているから、ムダになってしまう。

そのままだと・・・相手を楽にするだけですよ。

 

しっかりと戦うということは、ポイントシチュエーションを逆に利用するということ。

リードされている、ときは相手も少し油断していることが多い。

ゲームの中で、結果的にそのゲームを落としても、何かを相手に残して落とせるかどうか。

試合で鴨、にされない為には、小さな意識改革から、です。

ピックアップ記事

  1. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  2. 冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  3. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  4. 11/13(木) 女子シングルス練習&ゲーム会 in世田谷レクセンター
  5. Note はじめました

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    「絶対勝つ!」と気負って挑むより、「良い試合をしよう」と考えて入る方が試合に勝てる可能性大

    テニスの試合前、経験豊富な選手だって少なからず緊張する。特に、…

  2. テニス ストローク

    メンタル

    「自分がやりたいプレー」より「相手が嫌がるプレー」を選択の基本線に

    テニスの試合って、他のスポーツよりも心理戦、の要素が強いと思う。…

  3. メンタル

    大事な試合に、勝つ時には

    大事な試合、ここぞという場面。みなさんも、きっと経験してきた…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    0-6というスコア、テニスは恥を知る機会が絶対的に少ない

    テニスの試合、ほとんどの試合は1セットマッチ。早ければ30分く…

  5. メンタル

    「頑張れ!100球ラリー!」テニスの試合で勝つには、ただ繋げるだけでは意味が無い

    先日、とある高校の部活の練習の中で「100球ラリーを続けよう」という練…

  6. テニス ボレー

    メンタル

    すごくテニスが上手いのに、「知り合い同士の試合」に弱い人は意外と多い

    皆さんの周りにも、いませんか?草トーや市民大会、団体戦で「知り…

特集記事

  1. リターン

    バックハンドでストレート方向にリターン、フォロースルーは無くて良い
  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    テニスのダブルスの試合を勝ち抜くために、ペアで連動すべきポイントはどこか?
  3. テニス リターン

    リターン

    ダブルスの試合で有効な「ドロップショット気味のリターン」は、置きにいくとネットを…
  4. シングルス

    相手を恐れていては、シングルスは勝負出来ない
  5. テニス メンタル

    戦術

    「勝っている選手には、必ず理由がある」テニスが上手い、以上の理由を自分なりに探し…
PAGE TOP