テニス フットワーク

練習メニュー

ダブルスの並行陣に対抗する、「サーブ&ボレー対策」を練習するロブボレーメニュー

ダブルスの試合、並行陣が上手い相手は本当に厄介。

まず、止めるべきは相手のサーブ&ボレー。

このファーストボレーが深く入ってくるのを許していては、リターン側としては対抗出来ないのです。

 

ダブルスの並行陣に対抗する、「サーブ&ボレー対策」を練習するロブボレーメニュー

 

■人数:4~12人

■レベル:初中級~中上級

■目的:相手のファーストボレーを「ロブボレー」でストレートに展開して揺さぶれる感覚と技術を身に付ける

 


 

【練習方法】

サーブ側のペアが、サーブ&ボレーで並行陣を取る。

リターン側の選手はまずしっかりクロスに低いリターンを返球し、その後リターンを打った選手も前に入り4アップのような陣形になる。

ここから、相手がクロスに打ったファーストボレーを、ボレーでストレートにロブを上げる。

そこからは、自由に打ってOK。

届けば、サーブ側の前衛がスマッシュを打っても良いが、届かなければサーブを打った選手がカバーに走る。

リターン側は、ロブが抜ければそのまま並行陣を作って、相手を追い詰めていく。

サーブからの練習が難しければ、球出しからの練習でもOK、まずは確実にリターンとサーブ&ボレーをクロス、に打つところまではしっかり丁寧に。

ロブボレーは、しっかりラケット面を作ってシンプルに打ってみましょう。

 

【発展練習】

ロブボレーがある程度慣れてきたら、その逆のアングルボレーもリターン側から組み合わせる。

リターンダッシュで4アップに持ち込んで、ストレートへのロブボレーのパターンとクロスへのアングルボレーを組み合わせることが出来るとベスト!

また、なるべくロブボレーをカバーするサーブを打った選手は、そのボールを「落とさない」ようにすること。

落としてしまうと、そのまま一気に相手リターン側が優位な状況になるので注意。

基本のストレートへのロブボレーパターンに慣れてきたら、通常の試合形式で混ぜながらやってみても良いでしょう。

 

【ポイント】

ファーストボレーも、深く入ってくるから厳しいだけで、その前で触ることが出来れば大丈夫。

特にストレートへのロブボレーが打てると、相手サーバーも意気盛んに前に前に、とはいかなくなるのです。

リターンダッシュ、はかなり難しいと思う方も多いでしょうが、大丈夫。

ボレー感覚でクロスにリターンして、そのまま相手に「ファーストボレーを打たせる」くらいでやってみましょう。

ロブボレーも、なかなか使う機会が特に男性は無いと思います。

「女性の、年配の方が使うショットでしょ・・・」という思い込みは、捨てましょう。

捨てないと、勝てませんよ。

 

ロブボレーはダサい・・・なんて思っている人、こそダサい。

男性の勢いがあるプレイヤーを止める、ことが出来るのがこういったロブボレーの技術。

ダブルスの試合、必ず相手コートには空きスペースがあることを、まず覚えておく。

そこさえ上手く突ければ、相手も気持ちよく攻撃は出来ない。

まず攻撃を止めるには、相手の空きスペースを上からも突いていくこと。

これを覚えておいて、損は無いです!

ピックアップ記事

  1. 大会シーズンに準備したい、サンバイザー5選
  2. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  3. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう
  4. プッシュアップバーを使って、テニスに必要なトレーニングを効率化しよう
  5. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える

関連記事

  1. テニス ダブルス

    練習メニュー

    ボレー対ストロークのリズム、を体感しよう

    ボレー対ストローク、のリズム。これがしっかり身に付いていると、…

  2. テニス コート

    練習メニュー

    テニス部で団体戦に挑む為に、「直前の1ヶ月間」はどんな練習が効果的?

    「団体戦に適した練習はどんな練習か?」というご質問を、たくさん頂くよう…

  3. 練習メニュー

    自分が変わることで、仲間も変わっていく

    明後日にて、T-PRESSでは「練習」をテーマにしたセミナーを開催し…

  4. テニス ダブルス

    練習メニュー

    テニスの素振りは、高い打点で行うことが大事

    見落とされがちだけど、大事な個人練習。それは素振り、です。…

  5. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニスでの「ラリー練習」は一工夫することでより試合で活かせる練習になる!

    普段の練習で、何げなくやっている「ラリー練習」。でもどこか緊張…

  6. テニス ストローク

    練習メニュー

    テニスにおいて、高レベルのダブルスの試合で増える「ストレートへの展開」の練習メニュー

    レベルの高いダブルスの試合では、必ずストレートリターンの展開が増えてき…

特集記事

  1. テニス 緊張

    練習メニュー

    試合直後の練習こそ最高、だけど難しいなら・・・どうしましょう?
  2. テニス 食事

    テニス知識

    「つい、テニスの試合前に食べてない?」テニスの試合前に食べるのをお勧め出来ない5…
  3. 戦術

    テニスの立体化改革、2020年
  4. テニス 不安

    メンタル

    テニス選手なのに見苦しい「試合に負けて、言い訳ばかりする人」の特徴5つ
  5. テニス ストローク

    練習メニュー

    コートを縦1/3で区切ってのラリーは、「縦の勝負」を挑んでいこう
PAGE TOP