目次
いつもサイトやYouTubeの動画をご覧頂き、ありがとうございます。
約3ヵ月くらい前に土居コーチと始めさせて頂いた「勝つための女子ダブルス」シリーズが、お陰様で大変好評頂いております。
そこで今回は、私がこの企画を始めようと思った背景と、その目的について書いてみたいと思います。
私がテニスコーチを始めた頃も、実は一番支えて頂いたのはこの女子ダブルスの試合で頑張っているみなさんでした。
私はこのジャンルにこそ、伸びしろを感じています。
20歳にして、女子連の世界へ
今から15年以上前ですが、私が審判員としての活動を始めたころ。
まだ学生でしたが、長野や大阪の大会で主審をさせてもらい、そこで多くの女子連の方と知り合う機会を頂きました。
女子連、とは各都道府県のテニス連盟の中の女子部、のようなもの…なんですが、これが本当に奥が深い。
私は主審で、女子連のみなさんがラインアンパイアを担当して頂く機会が多く、そりゃもう色々なお話をしました。
そこで感じたのは、「この人たち、選手よりもテニスに対して真摯で、熱いんじゃないか…」ということ。
そして、レディース全国大会というものやC級、D級というクラス分けの話、いかに家庭と両立していくか…のようなお話まで、今でもすごく鮮明に覚えています。
とにかく、試合に勝ちたいし強くなりたい。
だけど、学生の頃からしっかりやっている訳ではないので、なかなか難しいことも多い…と。
こういう話を聞けたのは、その後の私のテニス人生の中でも大きな助けになってくれています。
「女子連テニス」の殻を破る
私自身は、時を過ごしていく中でこれが大事なんだと感じるようになりました。
いわゆる、後ろ目の並行陣で粘る「女子連テニス」を打ち破る。
これこそ、面白いんじゃないかと。
初めて自分で女子トーナメントのクラスを持たせてもらった時には、もうひたすら「脱:後ろ目の並行陣」を練習してました。
一度、目の前の勝利や持っている栄冠みたいなものは、捨てましょうと。
でも、これがなかなか難しく、一筋縄ではいかなかったです。
例えば「ポーチに出ましょう」という練習をしても、やっぱり試合ではロブやストレートが怖い。
「リターンダッシュをしましょう!」と取り組んでも、試合ではデッドゾーン付近で足が止まってしまう。
そんなことを繰り返しながら、私自身も悩み苦しんだ記憶があります。
でも、やはり女子ダブルスは周りと同じことをやるよりも、違いを生んだ方が面白いし強くなる!というイメージは変わりませんでした。
キッチリとオールラウンド、なテニスを
そんな話を土居コーチとして、だったら企画にしてやってみようかなと。
今はまだ基本的なことが多い状況ですが、その中でもテニスのセオリーの部分をまずキッチリと身に付ける、ような練習が多くなっています。
これは、「女子ダブルスだから、これはこう」みたいな先入観をまず取っ払って欲しいんですよね。
しっかり自分から狙える、仕掛けるテニス。
ミス待ちではない、試合を動かせるテニス。
その為には、多くの失敗や困難を乗り越えていく必要があります。
テニスはセオリー通りやれば勝てる、ようなものでもありません。
セオリーの逆を突いたり、そのまた逆で表に返って来たり。
画一的なポイントや戦術に頼らない、オールラウンドなテニスを身に付けて勝てるようになる。
それが、私たちの企画が目指すところだと感じています。
「女子ダブルスの試合って、こうだよね」と思った瞬間から、危ない。
試合に勝ちたいなら、その殻をまず破っていきましょう。
これからも継続して更新していきますので、ぜひYouTubeはチャンネルしてご覧頂ければと思います。
一緒に世界を拡げ、女子ダブルスで自分を成長させていく。
T-PRESSとして、そんなみなさんを全力でサポートさせて頂きます。
この記事へのコメントはありません。