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最近、ふと感じたこと。
ブログを書き続けている私が言うのもおかしい話ですが、周りの情報を「遮断する」という時期は必要なんじゃないかと。
よく、デジタルデトックスという言葉を聞きますよね。
野外キャンプでスマートフォン無しの生活を過ごすことで、デジタルから離れて新しい発見がある。
そう、テニスでもこれに近いことは必要なんです。
レッスンを離れる、という行為。
きっとそこには、新しい発見があるはずです。
テスト勉強で、デトックス
私の高校時代は…
思い出してみると、自分の高校時代は、定期テスト前がデトックス期間でした。
試験一週間前は部活動が基本禁止になるので、テニスから離れないといけない。
私はこの期間しか、ほぼ勉強していかなった記憶があります…テニスやりたかったですけど、この1週間だけは割り切って我慢しました。
そうすると、不思議なもので発見があるんですよね。
ラケットを持っていないところで、何かに気付く。
そういう発見が、今でも私とこのT-PRESSの根源にあったように思います。
例えば、「出題範囲」
定期テストは、出題範囲が決まってますよね。
教科書の何ページから何ページまで、それ以外からは出題されない。
これを、私は徹底的に意識して暗記してました。
練習問題は、意味が分からなくても回答を全て暗記する。
定期テストは、これで点が取れるじゃないですか。
実は、テニスだって近いものじゃないか、と。
相手は出題者、そしてその問題の範囲は決まっている。
こう考えると、テニスの試合だってすごく楽になる。
この発見は、自分の中ですごく大きかったですね。
自分でやりたい、と感じるようになる
テスト明けの部活、これが一番楽しかった。
正直、ずっと部活でテニスを続けていると、しんどいことも多いですよね。
朝練もあるし、私の高校はテニスコートが無かったので自転車で公営コートまで30分、帰宅に1時間。
自分の意志で始めたテニスなのに、身体がきつい時には心のどこかで雨乞いしてみたり。
こういうモヤモヤ感を晴らすのに、デトックス期間としての定期テスト前の1週間の経験、私にとってはすごく大事でした。
自分でテニスをやりたい、と心底思えるようになりますからね。
大人になってから、みなさんはどうでしょうか?
良い機会ですので、レッスンデトックス、を意識してみませんか?
レッスンから離れる
どこかで、甘えてない?
テニスのレッスン、それはスクールでもプライベートレッスンでも一緒です。
どこかで、コーチや周りに甘えていませんか?
用意されたコート、ボール、仲間、そして練習メニュー。
ただそれをこなしているだけ、何も考えないでも練習は出来る。
これで試合に強くなれる?そう思いますか?
レッスンが恒常化してしまうと、必ず主体性は失われていきます。
だからこそ、テニスから離れるというよりはレッスンから離れる。
誰かに依存したテニスから、もう一度自分主体のテニス、を意識する良いきっかけになるはずです。
初めてラケットを握った、あの感覚を
レッスンから離れて、本当に自分が打ちたいように打ってみる。
無心で、ラケットを振ってみる。
その時に、初めて自分がラケットを握った時の感覚、ぜひ思い出してみて下さい。
このラケットで、自分が思い通りにボールをコントロールして打てる、とワクワクしましたよね。
あの感覚、いつの間にか忘れてはいませんか?
自分のテニスを殺してばかり…で、表情も冴えない感じ、だと上達もしないですよ。
そこからアナタ自身の、武器が生まれる
私は、こう考えています。
自分が無心で、初心に還った時のテニス。
ここに、みなさんの武器となる芽が必ずある。
どういうボールを打ちたいと、感じるのか。
そこを伸ばしていけることが、実はテニスでも一番の上達の近道だと私は感じています。
いつの間にか、レッスンやコーチに導かれたようで、窮屈なテニスになっている人。
もちろん、試合に勝つには必要なことはたくさんあります。
でも、毎回同じようなレッスンになってしまい、無意識のうちに伸び悩んでいる方が多いのも事実。
レッスンデトックスをすることで、自分を知り、武器が見つかる。
少なくとも、私はそうやってテニスが強くなってきた気がします。
コーチは何も、気付いていない
本当に、アナタ自身について何も気付いていない。
そう考えるくらいで、良いです。
気付いていない、というよりも「分からない」と感じているコーチは多いと思います。
「この人の本当の良さ、強さは、どうやれば引き出せるんだろう」と。
これは、もうコーチや指導者だけでは難しいんです、答えを出すのが。
みなさん自身がテニスレッスンを離れ、ラケットを握った時に何を感じて、何をやりたいと思うのか。
感じたことを、ぜひまたレッスンに戻ってコーチに話してみて下さい。
そこに、みなさんだけの武器、誰にも負けないようなテニスの芽、があるはずです。
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