戦術

実力で勝負、その実力とは?

目次

テニスの試合で、必要な実力。

それは、言い出せば、書き出せば、キリが無いでしょう。

それに、私以外のたくさんの方の意見もあるはず。

正解は無い、だけど改めて私自身の考え方、スタンスを書いておきたいと思います。

テニスの試合、初対面の相手も多い。

であれば、これが基本じゃないでしょうか。

 
 

全ては勘違い、で終わる

実際の試合、こうだと思います。

試合が始まって、色々観察しようとするけど、よく分からない・・・。

よく分からないままに始まり、よく分からないままに、終わる。

1セットマッチなら、こういう試合が7割じゃないでしょうか。

結局、結果的には「勘違い」したままに試合が終わる。

私は、この「勘違い」をどう自分の味方にして利用するか、だと思います。



「お前、よくあの人に勝ったな・・・」という、褒め言葉

私が高校時代、先輩に言われてすごく印象に残っていること。

高校の頃練習試合で他校に行って何度か試合をした後に、最後は一緒に少しだけ練習する、という時間がありました。

そこで、私の先輩と、私が試合でギリギリ勝った相手とラリーしたときに、言われました。

「あの人に、本当に勝ったの??」と。

確かに、自分でもそう思った記憶があります。

どう見ても、相手の方が強いし上手い、経験豊富。

でも、当時の私は「なんちゃってサーブ&ボレー」でシングルスの試合も、誤魔化しながら勝っていくスタイルでした。

それがはまって、たまたま勝ったようなもの。

でも、「勘違いさせる力」は上手く働いていたと、今でも自負しています。



勘違いさせる力こそ、実力

だと、私は思います。

こういう内容の記事を書くと、「また邪道なテニスを・・・」と、お叱りを頂くかも知れませんが。

本当の実力って、結局は相手にどう思われるか、恐れられるか。

試合が終わってみて、「なんだ、大したこと無かったんじゃないか・・・」というのは、最高の褒め言葉です。

もし仮に、本当に凄い実力を持っていても、その対策をバッチリされたらなかなか勝てない。

いや、本当に凄いショットを持っていたら、話は別ですよ。

でも、テニスの試合はほぼ実力が近い感じの相手、な訳じゃないですか。

その大前提で、いかに相手を勘違いさせていくか。

そこに、試合の上手い、下手があると私は思っています。

   

自分で勘違い、してみない?

今日は1月1日。

どうでしょう、まず自分で自分を勘違い、してみませんか?

良い意味で、自分を勘違いしてみること、もテニスの試合では大事な要素。

そうじゃないと、相手を勘違いさせることも難しいですよ。

もちろん、客観的な視点は持ちつつ、バランスを取って。

相手を勘違いさせるために、堂々と、ハッタリをかますくらいの試合前の意識、でちょうど良いでしょう。



「でも、それって実力なの・・・?」と思いますか?

色々な考え方、があって良いと思います。

でも、これだけは言えるでしょう。

誰が何と言おうと、「コート上で、どんなテニスをしたのか」がアナタ自身の実力。

それだけは、常に意識したいですね。

今年も一年、みなさんと一緒に私もサイト更新、動画作成、そして自分のテニスを頑張っていきます!

ピックアップ記事

  1. 【富田と一緒に練習しましょう】5/13(月) 女子ダブルス練習会 in世田谷レク…
  2. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  3. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  4. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  5. テニスのルールの基本を学びたい人にお勧めの書籍「テニスのルール 審判の基本」

関連記事

  1. テニス 走力

    戦術

    テニスの試合で初対戦のときは、先に動くに限る

    テニスの試合、みなさんは「初対戦」の割合ってどうでしょうか?試…

  2. テニス メンタル

    戦術

    いつでもどこでも、「反撃コース」を想定しておこう

    テニスの試合で、大事な要素となるカウンターショット。これが上手…

  3. 戦術

    相手が強気で来る場面は、冷静に「動いてくる逆」を突いていこう

    強い相手にリードを奪った時に、持っておきたい心理。それは、必ず…

  4. 戦術

    相手は強いんじゃない、合っているだけ

    試合で対戦したときに、強さを感じる相手。自分が必要以上にプレ…

  5. テニス ボレー

    戦術

    試合で願望に満ちたウォッチは、大抵入る

    「頼む!出てくれ・・・」と思いながら、相手のボールをスルーして・・・。…

  6. テニス ボレー

    戦術

    守るのが好き、それで良いじゃない

    私自身よく、言われたものです。「守ってばかりで、つまらないテニ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス ボレー

    ストローク

    相手のドロップボレーは、読めるようにならないと試合で勝てない
  2. テニス メンタル

    ダブルス

    「ダブルス、狙うのは弱い方の相手でホントにいいの?」テニスの試合で狙いを定めるに…
  3. テニス ボレー

    フットワーク

    テニスの試合では、遅いボールほど細かいステップで合わせていこう
  4. テニス 緊張

    戦術

    いつの間にか、相手を助けるテニスになってない?
  5. テニス ロブ

    ダブルス

    ダブルスの試合で、「前衛がサインを出すペア」って、何を確認してるんだろう?
PAGE TOP