戦術

コートと喧嘩しちゃ、試合に勝てない

「あ、この試合は勝ったな」と思う瞬間。

色々ありますが、私は相手がテニスコートに八つ当たりしている瞬間、を見た時。

イレギュラーバウンドの多いコートや割れているようなハードコート、試合をしていれば会場になることありますよね。

それを、受け入れてあげることが出来るかどうか。

テニス選手としての、器量が問われている。

コートと喧嘩していたら、そりゃ試合には勝てないですよ。

 
 

試合会場で、多いタイプの選手とは?

自分のミスを、イレギュラーのせいにする

一番多いのは、これですかね。

自分のミスを、イレギュラーバウンドのせいにする。

まぁ、見てれば分かりますよ。

対応出来る範囲のイレギュラーバウンドなのに、もうお手上げ状態みたいな感じでコートに怒っている人。

これ、ただ自分が恥ずかしいだけ。

ミスを誤魔化して、本質から逃げている選手は、簡単に試合で負けていく。

イレギュラーバウンド、そりゃ起きますよ、テニスですから。

最初から、コートに文句タラタラ

「なんか、汚いな・・・」

「うわ、ベンチボロボロ、濡れるし・・・」

「なんでこんなに、後ろの幅狭いの・・・?」

こういうつぶやきや雰囲気、を出して試合会場に入って来る人、いますよね。

この時点で、もうテニスコートは味方ではなく敵になっている。

優しくしてあげないと、そりゃ試合で足を引っ張られますよね。

そして、またも怒ってコートと喧嘩する。

これが試合に勝てない人の、典型例です。

相手だって、同じ条件

テニスの試合、条件は相手も一緒。

違うコートで試合をするなんてこと、はありませんよね。

2ゲーム毎にチェンジコートもしますから。

そこで、コートを味方につけるのか、喧嘩したたまま終わるのか・・・では、当然結果は変わって来ます。

相手も同じ、だから喧嘩するだけ損をする。

まずはそこに気付けるかどうか、ですね。



全てはそのコートの、個性である

可愛い個性、と思えるように

私は、こう思うようにしています。

特に初めて行く、試合をするようなコートでは、その個性を受け入れる。

「そうか、君はこんな感じなのか」と、コートと会話するような感じ。

可愛い個性、と思うようにしています。

だって、そのコートの中で僕らは試合をさせてもらっている。

そう考えたら、もう感謝しかないじゃないですか。

自分に不利なアクシデント、は成長の為

試合の中で、自分が成長していく。

成長させてもらっている、という感覚が大事です。

コート上で起きるイレギュラーバウンド、もしかしたらすごく大事な場面で起きるかもしれない。

その瞬間は、「くそー!なんでここで!」と思うでしょう。

でも、それもまた一つの試練であり、成長の為のヒント、なんですよね。

自分に不利なアクシデント、は成長の為。

だから、起こること自体に怒る、というのは違う。

そう考えておけば、テニスコートだってアナタに優しくしてくれるはずです。

怒りをコントロールすれば、勝てる

テニスだけ、じゃないでしょう。

今回のアイデアも、自分の怒りをコントロールする一つのアイデア。

テニスの試合なんて、負ける理由はいくらでも外に作れます。

怒りをコントロール出来れば、大抵の試合には勝てる。

負けるほとんどの試合は、怒りをどうコントロールしたかどうか、が要因なはず。

思い出してみれば、当たり前のことなんですけどね。

でもなかなか出来ない、だから試合は面白い。

テニスコートを味方に付けておけば、それだけで感情のコントロールという意味では相手より一歩先に進んでいる、ということですから。

   

試合会場に着いたら、よくコートを観察する。

それこそ、生き物と会話するように。

「こんなところに、草生やしちゃって・・・」

「古いけど、大事に西武されてるんだね・・・」

みたいな感じで、温かく受け入れてあげる。

どんなに不満を持っても、試合会場は変えられません。

だったら、仲良くやっていきましょうよ。

普段の練習から、テニスコートに冷たくしてる人は、絶対に試合で勝てません。

今年はコートと仲良く、いきましょう。

ピックアップ記事

  1. 夏の男性の日焼け止めは、「ギャツビー パーフェクトUV スプレー」が便利
  2. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  3. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  4. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  5. 一人でも出来る、テニス選手に必要なトレーニングで鍛えよう!

関連記事

  1. テニス 計算

    戦術

    相手が打てるコースは、必ず限られている

    テニスの試合で、相手の攻撃に屈しない心。これには、まず考え方か…

  2. 戦術

    足し算から、引き算へ

    テニス歴が、長いみなさんへ。色々なことを経験し、吸収して来た…

  3. テニス メンタル

    戦術

    普段の練習で「綺麗なテニスコート」だけに慣れていると、いざ本番のコートでは苦戦するかも

    テニスの試合が行われるコートは、基本的には選べない。会場に着い…

  4. テニス メンタル

    戦術

    頭の良いテニスは、決まった型がある

    頭脳プレーでやられた、みたいな試合。こういう試合って、ある程度…

  5. テニス メンタル

    戦術

    他人の土俵で戦わないことは、逃げでは決して無い

    他人の土俵で、戦うこと。これは、テニスの試合で非常に危険なこと…

  6. 戦術

    テニスの試合、攻撃に大事な大前提について

    試合でなかなか、自分の攻撃が決まらない。それは、アナタ自身の技術不…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス スライス

    ストローク

    「攻撃的なスライスと守備的なスライス」を使い分けたストローク術とは?
  2. テニス メンタル

    戦術

    テニス選手であるなら、「必ずしもスペシャリストである必要は無い」と私は思う
  3. テニス ストローク

    フットワーク

    テニスは、「動いているボールに対して合わせていく競技」という認識を、改めて持とう…
  4. ストローク

    ストロークで横に流れながら打つ人は、「最後で調節する癖」を無くそう
  5. テニス 防寒

    テニス知識

    寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
PAGE TOP