目次
皆さんも試合中、チェンジコートで自分のメモを見返したりする機会、あると思います。
「無いな・・・」という方は、もったいない・・・し、まだまだ強くなるチャンスがある!
今回は、具体的にどんなメモやテニスノートを用意しておけば効果的か。
シチュエーションを、「チェンジコートの時に読んで、効果的かどうか」をテーマに、考えてみましょう!
メンタルを安定させる「メモ・テニスノート」の活用方法とは?
1.チェンジコートの時間は、短い!
約2分。
この間で、何かを確認して次どうするかを決める。
その時に、ポイントとなるのは「簡潔に、具体的に、テーマ別に」という点。
メモで記しておきたいのは、シンプルに短い文章で書いておくこと。
チェンジコートのときに見返して、次のゲームからすぐに使える。
そんな小さいネタを用意しておくことが大事なのです。
2.自分のことは「理想を低く」見積もっておく
例えば、こんなことが書かれていたらどうでしょう。
「ファーストサーブを入れて、リターンで返ってきたボールを攻撃、バックハンドを攻めていく」みたいな文章が、作戦として書いてある。
でもいざ試合の現場では、ファーストサーブが入らない・・・から、焦りが募るばかり。
自分が「こうなるだろう」という予想は、低く、低く見積もってメモを作っておく。
「サーブが入らないときは、コートをキックする、オーバーフォルトはOK」みたいな感じで、修正方法を具体的に。
こういうメモが、もしかしたらアナタを試合の窮地から救うかも知れません。
それから書いておくべきは、対戦相手の想定、についてです。
3.相手の弱点となりそうな要素、を書いておく
私はいつも、こんな感じのメモを持って試合に行きます。
・年齢が若ければ、ネットプレーが苦手
・両手バックハンドの選手は、浅いバックハンドが苦手
・回り込みフォアハンドが得意な選手は、空けて待っているフォアハンド側を狙う
・サーブが苦手そうな相手は、セカンドサーブでプレッシャーをかける
・リターンが得意な相手こそ、ゆっくりで良いのでファーストサーブを入れる
試合前はどんな相手か分かりませんが、3~4ゲーム進めば大体が見えてきますよね。
上の中から、当てはまるものを1つか2つ、作戦の中で活かしていく。
これが上手くいくかは分かりませんが、少なくとも自分がやることはハッキリするので迷いが無くなる。
チェンジコートで、このあたりまでもっていければメンタルコントロールとしては上出来でしょう。
分厚いノートやファイル、必要ありません。
試合のチェンジコートで活かせるのは、1枚の紙でOK。
たった1枚でも、用意しているのとしていないのでは、雲泥の差が出てきてしまうかも知れません。
小さい紙、それこそレシートの裏でも良い。
ぜひ、試してみて下さい!