テニス ダブルス

ダブルス

「ダブルスペアの理想的な組み合わせは?」について、両者のプレースタイルの違いから考えてみる

ダブルスペアは、どういう組み合わせが効果的なのか?

これについては、しばしば議論されて結論が出ない・・・ということが、よくあります。

皆さんの周りでも、そんな感じじゃないでしょうか。

色々な考え方があると思いますが、私の考え方はシンプルです。

なるべく、「違い」のある選手が組んだ方が望ましいと思っています。

 

「ダブルスペアの理想的な組み合わせは?」について、両者のプレースタイルの違いから考えてみる

 


 

1.粘るプレイヤーと決定力があるプレイヤー、の組み合わせが良い

ダブルスは2人でプレーしていく、形ですが実際に勝負は個人のスキルがベースにある。

2人で一緒にボールを打つ、ことはありません。

またテニスではいかに、「相手にとってやり辛い相手であるか」が大事なポイント。

2人が同じようなプレースタイルだと、対応が同じで済みます。

「ボレーは苦手そうだから、とにかく前衛に触らせれば良いな・・・」という感じで、シンプルな作戦にやられてしまう可能性もある。

どちらかが粘れるプレイヤー、なら相手も対応を分けないといけない。

戦術の話以前に、似たような選手が2人、のダブルスは相手にとってやりやすいように思います。

 

2.同じプレースタイルの2人でも、乗っていければ強いけど・・・

ボレーが得意、サーブが得意な2人は、確かにリズムに乗ると強い。

サーブ&ボレーの並行陣でガンガン打って来る、のが決まっているうちは良い。

ですが相手も慣れてくると対応出来る、のがテニスというスポーツ。

そこで新しい違いを生み出せるかどうか、は選手のベースとなるプレースタイルに影響してくるでしょう。

粘るだけのプレイヤーが2人、でも決定力がある相手であれば厳しいはず。

攻撃でアクセントを付けられないと、守備だけで勝つのは難しい。

同じプレースタイルのダブルス、には波があることは覚えておいて損は無いです。

 



 

3.お互いの武器を活かす具体策、を用意しよう!

決定力があるプレイヤーは前衛で、粘れるプレイヤーは後衛で、その武器は活きる。

のは皆さんでも、イメージ付くと思います。

ここで大事なのは、逆のポジションでも武器を作るということ。

粘れるプレイヤーの前衛なら、守備力が高い前衛になってくれるし、つなぐボレーも上手い。

決定力は無くても、相手にミスを誘うようなネットプレーが出来るでしょう。

決定力がある選手が後衛、ならどんどん前にいきたい、リターンからでも並行陣を作っていける。

気持ちが強い選手は、ストレートアタックもどんどんいきましょう。

それくらい、前と後ろでも武器・プレースタイルの活かし方は、色々あるはずです。

 

今、アナタが組んでいるペアの相性、を考えてみましょう。

お互いのプレースタイル、とことん客観的に観てみて下さい。

性格的な部分も、大事です。

良いところ、弱点だと思うところを書き出して、それぞれ前と後ろでお互いにどう活かせるか。

実力差があっても、関係ありません、あくまで客観的に。

整理するだけでも、グッとダブルスらしいペアになっていくはずです。

ピックアップ記事

  1. ラジオ番組、始めました!
  2. 【少人数制】6/19(木) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン in 夢見ヶ崎ロー…
  3. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  4. 【ご報告】YOUTUBEチャンネル、公開しました!
  5. いつからヨネックスのシューズは、こんなにカッコ良くなったんだろう

関連記事

  1. テニス メンタル

    ダブルス

    「この1本なんだ!」という息を合わせていけるペアが、本当に強いダブルスペア

    試合で強いダブルスペア、それって技術的な部分だけじゃない。本当…

  2. テニス 練習

    ダブルス

    ダブルスの前衛で、味方のサーバーがまだボールを下に突いているときにできる、フェイントとは?

    ダブルスにおける心理戦、それが一番激しいのはどこの場所か分かりますか?…

  3. テニス メンタル

    ダブルス

    センター攻撃に大事なのは、執拗さ

    ダブルスの試合で、相手2人の中心を突く。これは、テニスの試合で…

  4. テニス ボレー

    ダブルス

    テニスのダブルスにおいて「ポーチからのアングルボレー」が打てない前衛は怖くない

    ダブルスの試合では、いかに前衛が積極的にポーチに出て絡むかが大事なポイ…

  5. テニス ダブルス

    ダブルス

    「そんなに強そうに見えないのに、負けないダブルスペア」に共通する隠れた秘密4つ

    ダブルスペアは、実力が図り辛い。パッと見でそんなに強く無さそう…

  6. テニス 前衛

    ダブルス

    「並行陣を崩すディンクショット」を身に付ければ、テニスの試合での速いサーブも怖くない!

    ダブルスの試合は、相手コートに2人。前衛もいる中で、サーブが強…

特集記事

  1. テニス 練習

    練習メニュー

    部活やサークルで有意義な練習について考えると、「必要無いもの」から先に見えてくる…
  2. テニス メンタル

    その他

    テニスの試合はほとんど、「あるある」で始まり、「あるある」で終わる
  3. テニス ストローク

    メンタル

    テニス部の中で、「チームの柱になれる選手と、なれない選手」は、ココが違う
  4. テニス ボレー

    戦術

    団体戦の悪い流れを止める!5つの定番プレー
  5. テニス 守備

    ストローク

    テニスの試合では、「自分のショットが甘くなる」ことも想定して、素早く切り替えの準…
PAGE TOP