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「心技体で練習効率を上げなさい」テニスの練習をいかに試合に近づけられるか工夫しよう

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当たり前だが、テニスの練習は上達に不可欠である。

でもだからと言って、やればやる程上手くなる訳じゃない。

そんなに普段の生活で時間が余っている訳じゃないし、体力的な問題も考えたら、効率良く練習しないといけない。

やるべきことを的確にやっていかないとね。

 

「心技体で練習効率を上げなさい」テニスの練習をいかに試合に近づけられるか工夫しよう

 


 

では、練習では何が求められるか。

まずは打つための技術習得を目的とした基礎練習だね。

それから実戦的な動きの練習、それから相手の観察、配球パターン、メンタル強化や自分自身をコントロールさせるための思考・精神部分の練習。

 

大きくこの3つを行わないといけない

基礎練習は、今現在自分が出来る技術の確認と今後自分がやろうとしている技術の研究、これらをちゃんと分けて行い、自分が実戦でやるべき事とちゃんと自分はそれが出来るんだってことを自分自身に命令し、洗脳することが重要。

実戦的な動きの練習は、それをコートの端から端まで動いて、基礎練習で意識した技術をフットワークと組み合わせて調整する練習。

トレーニングもこの練習の中で行っていきたい。

 

テニスのトレーニングは、テニスの練習の中で行うのが理想だからね

そして思考・精神部分の練習は、ミスしてはいけない、

攻めなくてはいけない、相手をどう崩そうか、自分自身をどう立て直そうか、相手の弱点はなんだ?、相手はこちらの
何を狙っている?・・・など、試合中に考えなきゃいけないこと、

不安に思うこと、恐怖に感じること等と、どう向き合っていくかを実際日々の練習の中であえて作り出して対処法を考える練習。

これら3つの要素を順番に行っていくのも良いんだけど、出来れば一つの練習メニューの中で、3つの要素を意識してそれぞれが行うことが出来れば一番効率がいいでしょ?

例えばショートラリー、一見地味なこの練習も、3つの要素を取り入れられる。

まずは簡単なボールのラリーだから基礎練習の要素はあるでしょ?

それでも相手のボールがちょっとずれたりすることもあるので、それをきっちり動いて完璧なポジションを得ようとすれば動きの練習にもなるし、ショートラリーと言えども相手より先に絶対ミスをしない、完璧なショートラリーをしてやる、スライスと途中で急に混ぜてやろう・・・なんて気持ちを持ってやれば、自分へプレッシャーも作ることが出来る。
 



 

そのプレッシャーの中でいかに安定したプレーが出来るか模索すれば、それは十分思考力アップ、メンタル強化の練習に繋がる

この3つの要素の中で一番皆が気になるのは技術なんだよね。

「いいショットが打てるようになりたい」そう思ってしまうんだけど、いいショットが打てるようになっても、それをコートの端に走らされたらダメダメだと意味ないし、大事な場面や負けている時には打てないなんて事だと使いもんにならない。

技術、動き、そして思考・精神、心技体の3つを全てを短時間でバランス良く練習しないと、無駄とは言わないが効率の悪い練習になってしまうよ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

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