その他

「デビスカップ日本代表が発表」前回王者イギリスに挑む布陣の、注目ポイントはここ!

昨日にて発表された、来月のデビスカップ初戦の日本代表メンバー。

世界ランク6位の錦織圭(日本)をはじめ、同87位のダニエル太郎(日本)、同126位の西岡良仁(日本)、同238位の内山靖崇(日本)の4選手が選出されました。

今回のメンバーで挑む相手は、前回王者のイギリス。

会場はアウェーとかなり厳しい戦いが想定されますが、注目すべきポイントをまとめました!

 

「デビスカップ日本代表が発表」前回王者イギリスに挑む布陣の、注目ポイントはここ!

 


 

■勝負は初日のシングルス2、ダニエル太郎選手が何かをやってくれる!

私は、勝負は初日にあると見ています。

そう、相手のナンバー1選手のマレー選手に、日本のナンバー2、恐らくダニエル太郎選手がどこまで戦えるか。

この試合が対戦の大局を、大きく左右すると考えています。

なぜなら、勝利は難しくともマレー選手の自信や体力を削ぐことは、即ちイギリスチームの全体の士気を削ぐことに直結するから。

ダニエル選手に失うものは無く、むしろこの試合で燃え尽きるくらいの気持ちで臨んで欲しい。

日本には、シングルスのナンバー2を戦える選手は西岡選手も控えており、層の厚さでは負けていないはず。

ラリー戦を好むマレー選手との相性は、ダニエル選手は悪くないはず。

ぜひ、初日に最高の試合を繰り広げてもらいたい、というのが日本チームの願いなはずです。

 

■2日目のダブルスは準備と奇襲で、会場の雰囲気を変えたい

今回、ダブルスはいつも以上に肝になります。

日本は恐らく、西岡選手と内山選手のペア。

前回のコロンビア戦では逆転負けを喫してしまいましたが、私は良いペアだと思っています。

ただ、経験が圧倒的に足りなかった。

第1セットを獲ってから守りに入ってしまったのは、きっと勝ちを意識し過ぎたから。

今回の対戦相手は、マレー選手の兄でダブルスのスペシャリスト、ジェイミー・マレー選手が出場してくることは確実。

だからこそ、チャンスはあると思っています。

西岡選手と内山選手2人は、性格的にも圧倒的に強い相手に向かっていく方が、強い。

内山選手が2014年のデビスカップで、カナダのネスタ―選手相手に積極的なプレーで勝利を呼び込んだときもまさにそう。

ダブルス巧者を相手にしたときに、この2人の若武者はきっと何かをやってくれる。

そんな気がしてならないのです。

 

■最終3日目には、全ての成果を「刈り取る日」に!

歓喜の瞬間は、3日目にやってくる。

錦織選手はマレー選手を相手に、恐らく早くも今年の大一番を迎えることでしょう。

デビスカップの1回戦にしてはもったいないこの対戦カードですが、ここは正直、どちらに転ぶか分からないところ。

ですがきっと、初日、また2日目で弟のマレー選手が2試合こなしている状況であれば、錦織選手にも勝利の芽はあるはず。

皆の頑張り、1ポイントずつの積み重ねが、結実するときが3日目なはず。

その為にも、初日からダブルスまで、団体戦は1ポイント1ポイントが本当に大事になってくるのです。

個人的には、2-2で最後のシングルスには回したくない。

何より日本チーム皆の力で、アンディ・マレーという選手をシングルスで倒したいじゃないですか。

前回王者をしっかり倒して、2回戦に進みたい。

そうすればまた、日本テニスのレベルは大きくステップアップできたと言えると思います。

 

サッカーをやっている人なら、誰もがあの青いユニホームに憧れる。

日本代表を目指したこと、きっと誰でもサッカー少年ならあるはず。

テニスにも、そんな光景が当たり前のようになって欲しい。

紅白のウェアを着て、デビスカップを戦いたいと思う子ども達が、自然にあふれているような光景を見たい。

だからこそ、今の学生の皆さんにも、まずはデビスカップに興味を持ってもらいたい。

戦いは再来週、3月4日から。

WOWOWでの放送もありますので、ぜひ注目してみて下さい!

ピックアップ記事

  1. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  2. Zatous(ザータス)の大容量バッグインバッグは、ラケットバッグと相性ピッタリ…
  3. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  4. テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと
  5. 大会シーズンに準備したい、サンバイザー5選

関連記事

  1. テニス メンタル

    その他

    自分にとって「慣れて得意になった」と思っている技術ほど、実は改良の余地があるのがテニスです

    テニスというのは不思議なスポーツ。最初は難しいと思っていたこと…

  2. テニス 観察眼

    その他

    テニスにおいて、「ボールをよく見て!」と言われるけど、実際どれくらい見れば良いの?

    テニスやボールスポーツの基本は、ボールを良く見ることが何より大事と言わ…

  3. テニス 練習

    その他

    出来るようになるを待つのではなく、出来ない技術こそ試合の表舞台に立たせてみることが大事

    これも繰り返し書いてきたことで、正直言い方を変えているだけ、です。…

  4. テニス ストローク

    その他

    テニス部における良いキャプテンの要素は、「チームの課題を創り出せる人」です

    良いキャプテン、リーダーって、どんな人物像をイメージしますか?…

  5. テニス 戦術

    その他

    テニスを通じて、「誰とどこで戦うか?」を考えていけば、マーケティング力だって養える

    テニスの試合、アナタはつい「真っ向勝負」にこだわっていないか?…

  6. テニス 準備

    その他

    アナタの今のテニス、1年前と何が変わりましたか?

    テニスの試合、勝ったり負けたり。色々な人と、試合出来ますよね。…

特集記事

  1. ダブルス

    並行陣を崩すストロークには、前衛との連動が欠かせない
  2. テニス ボレー

    ボレー

    ダブルスの試合で必須な技術、「相手リターンでのストレートアタックに備えるブロック…
  3. 戦術

    考えた時点で、もう遅い
  4. テニス サーブ

    ボレー

    初心者にボレーを教えるなら、「セットしてから横向きで踏み込む」ことをシンプルに徹…
  5. シングルス

    テニスのシングルスの試合で必要な「クロスラリーでしっかり間を作る」為に必要な意識…
PAGE TOP