目次
今、日本の主要のテニスコートはオムニコート。
学校の部活ではクレーコートでも、試合はオムニコートでやる機会が多かったりしますよね。
砂の量にもよりますが、しっかり走らされたときにショットが乱れない、というのがオムニコートでのテニスの基本。
どうしても球足を遅くなるので、1ポイントのラリーは長くなる。
左右に走ったときにも、しっかり対応出来るようにこのポイントを意識してみましょう。
オムニコートで「走らされてショットが乱れる」人は、外側の足を滑らせてオープンスタンスで打ってみよう
■まずオープンスタンスの基本を見直そう
オープンスタンスの基本、それはベースライント並行に両足を置き、正面向きの状態で打つショット。
上半身はひねってしっかり横向きに近い態勢を作りますが、足のスタンスはそのままに、ひねり戻しで打つストロークがオープンスタンスの基本になります。
このときに意識したいのは、外側の足。
右利きの方のフォアハンドであれば、右足のつま先はネット方向ではなく右方向を向くように。
そうすることで、遠いボールも触れますし走らされたときにもバランスが良いのです。
■走って止まって打つ、ためにオムニコートでは足を滑らせることも必要
少し邪道で、禁止しているコーチもいますが・・・私はありだと思っています。
オムニコートで外側の足を「ザザザーッ」と滑らせて、止まって打つことができるのはオープンスタンスの魅力。
そのためには、つま先を外側に向けること、そして「どの地点から滑り始めるか」を、感覚としてつかんでおくことが大事です。
低い態勢も、もちろん大事ですね。
膝が伸びた状態では、左右の揺さぶりに弱くなってしまうので注意が必要です。
■オムニコートでは、「砂の量」に敏感になろう!
あまり意識されていませんが、全国のオムニコートは千差万別。
砂の量や人工芝の種類、あとは使い込まれたコートかどうかで全然違う。
使い込まれたコートでは、毛羽立ってイレギュラーすることも多いのです。
だからこそ、自分の眼でしっかり見て、足で感じて試合の前に備えて準備する。
滑るような動きも、砂が少ないコートでは使えない、怪我につながることもあるので注意しましょう。
オムニコートのテニスは、基本的に粘りが必要。
そのためには、オープンスタンスで走らされて打つ、ことが当たり前だと思っておきましょう。
そこでどういうストロークが自分で打てるのか・・・考えておく。
無理して速いショットで挽回しようとしても、コートカバーが間に合いませんよね。
しっかりつなぐ、軌道の高いストロークと合わせて、フットワークを意識してみましょう!