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シングルスの戦いは、長く険しい、孤独な戦いです。
中でも1ポイントのラリーは10往復、20往復、という感じで長くなっていくことも多いでしょう。
そのポイント、同じ1ポイントでも落とすとすごく気持ちが凹んでしまう。
その次のポイント、あっさり自分のミスで相手に与えてしまう・・・。
試合の流れが大きく動いて離されていくのは、こんなパターンが多いと思います。
シングルスの試合、「長いラリーのポイントの後に、簡単なミス」をしてしまう人はココを変えていこう!
■長かったポイントは、獲れるに越したことはないけど・・・
ラリーが長く続いてくると、「絶対にこのポイント、獲りたい!」と思いますよね。
感情もこもってきて、相手も同じだから「つなぎ合い」のようなラリーになる。
そうなると・・・そのポイントを落としたときのショックも大きい。
ですがここは切り替えて、「長いラリーが出来て、情報が集まった、相手に意識付けが出来た」という考えを持ちましょう。
さっきのラリーで、相手は自分にどういう印象を持っただろう?
それを活かして、次のポイントにつなげることが大事なのです。
■長いラリーになっても、感情的にならない
シングルスの試合で、長いラリーになると感情的に不安定になる人がいます。
どんどん守備的になったり、逆にどこかで「バーン!」と無理なショットで自滅したり。
普段の練習から、長いラリーが自然に出来ていないと、試合で実践できる訳がありません。
強い選手ほど、長いラリーを平常心で行っている。
この強さこそ、自信になる。
試合で勝つには、必ず長いラリーでのポイントを獲ったり獲られたり、というのが多く発生するのです。
■練習の延長線上に試合がありますか?
さて、普段の練習でアナタはどうでしょうか?
しっかりラリー練習、ラリー回数を重ねられていますか?
もちろんチャンスをつないでばかりいる必要はありませんが、学生の皆さんの練習を見ていると、まずラリー自体が続いていない。
ボールがたくさんコート上に落ちていて、「続かない、ミスが多い」ことに対して全く危機感が無い。
これで試合に通用するような練習、出来る訳が有りません。
まずは普段の練習から、しっかり見直してみる必要があると思います。
長いラリーに慣れている人は、失ってもまた次、長いラリーに持ち込む覚悟が出来ている。
覚悟が無い、自信が無い選手は、「もう長いポイントは嫌だ・・・」と考えて、逃げて自滅する。
シングルスの試合では、これがより顕著にテニスに現れます。
苦しいですが長いラリー、ポイントに強くなりましょう。
それがテニスの試合で勝つ上で、必要なのですから。