戦術

弱いから負けたんじゃない、挑戦したという事実だけ

テニスの試合出ていると、最後まで勝ち残って大会を終えることは少ない。

優勝って、1人か1ペアだけですからね。

それ以外の人は、負けてコートを後にする訳ですが、そんな人たちは敗者、でしょうか?

弱いから負けた…と、思って自分を責める前に、考えて欲しいことがあります。

慰めでも何でもなく、私が本気で想うこと。

それは、試合に出たという事実だけで、アナタ自身が勝者であるということ。

これは、まぎれも無い事実でしょう。

負けとは即ち、勝ちである

強がりではなく、本当にそう

私は、考えています。

テニスをしていても、試合に出ないという方も多いですよね。

否定はしませんが、もったいないな、とは思います。

試合に出た方が成長が早いし、何より真剣勝負の中に自分の身を置くことは楽しいですしね。

でも、当然勝負の世界ですから、勝ち負けは常に付いて回る。

負けることが出来る人は、試合に出ている人だけ。

挑戦するという姿勢を貫いている人だけ、ですから。

確実に、成長は出来る

試合に出続けていれば、テニスは成長していく。

その中で、負けることもあるでしょうが、自分を責めないことです。

挑戦していない自分は、大いに責めるべきだとは思いますが。

誰だって、勝ちたいと思って試合に出ている訳じゃないですか。

そこで勝てなかったのは、アナタ自身が弱いからじゃない。

挑戦したから、勝敗という結果が出ただけの話です。

自分自身を、振り返った時に

綺麗ごとのようですが、負け試合こそ財産、です。

自分の今までのテニス人生を振り返ってみても、これだけはハッキリしています。

負けることが出来る、そういう人が成長して、最後に本当の勝者になれる。

テニスの試合に出続けている人は、どこかで気付く日が来ます。

負けた当日は辛いし自分の弱さが嫌になるでしょうが、誰しもが通る道なんですよね。

みなさんも、どうかそれだけは覚えておいて下さい。

他人と比べても、挑戦は続かない

比べるべきは、過去の自分

テニスの試合に出ていると、嫌でも他人と自分を比較してしまう。

あの人はすごい、あの人は大したことない、というのを自分の中で結論付けたくなりませんか?

でも、それはナンセンス。

他人と自分を比べても、それはただ自分を慰めたいだけ。

それよりも、過去の自分と比べていくことが一番です。

数年前の自分、これにしっかり勝てるのか、成長出来ているのか。

この問いかけを続けていける人は、挑戦を継続出来るでしょう。

自分からは、逃げられない

誰しもがそうです。

テニスにしても、何にしても。

自分以外の人間になって、人生途中からスタートは出来ない。

だから、しっかり自分の過去と向き合って、成長を確認していかないといけない。

その為に、テニスも試合があるんです。

試合に出れば、嫌でも自分の実力は分かりますよね。

出る結果以上に、自分自身の中で感じる手応え、みたいなものがあるはず。

逃げないで、向き合ってこそテニスは成長出来るし、楽しくなる。

他人と比べてばかりだと、本当の自分は見えて来ないですよ。

むしろ、「結果」は危険

これで、崩れていく人もいます。

みなさんの周りにも、こんな人はいませんか?

ふとした拍子で、強い人に勝ってしまってから、調子を崩す人。

周りから見られる視線を意識して、自分でも自己を見失ってテニスの成長が止まる人。

こういう人は、結果に毒されている。

結果はあくまで結果。

弱いから負けた試合が無いのと同じように、強いから勝つ試合ばかり、でも無いのがテニスです。

楽しめる、ということは活かせるということ

「細かいことは気にしないで、楽しんでいこうよ」と、思う感覚。

いや、最後は本当にこれなんですよね。

でも、なかなかそうもいかない、人間は感情で動きますからね。

楽しめる、ということは自分の中で何か活かせるということ。

試合に出て負ける、それを活かせるとはどういうことか。

それがみなさんの中で具体化出来れば、くよくよしない、メンタル的にも一段上がったテニス選手になれるでしょう。

挑戦したという事実、それを次回にどう活かしていけるのか。

ぜひ、この機会に考えてみて下さい。

ピックアップ記事

  1. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!
  2. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  3. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  4. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ
  5. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    安全に攻める、だけだと勝てない

    テニスには、セオリーが有ります。みなさんも、恐らく誰かから習…

  2. テニス フットワーク

    戦術

    ある程度攻めて来る相手の方が戦いやすい、だから・・・?

    テニスの試合、みなさん感じるところはありませんか?粘ってくる相…

  3. 戦術

    出来そうなことしかやらない、だから勝てない

    試合の中で、みなさんが打っていくショット。それは当然、練習を…

  4. テニス ダブルス

    戦術

    「つなぎのボールの精度」を上げないと、そもそも強い相手には粘れない

    強い相手に、粘って試合を進める。何とか接戦に持ち込めば、試合の…

  5. テニス ダブルス

    戦術

    強い人の強さが分かる、ことも大事な成長

    試合に出ていると、相手の強さを感じることがある。これって、当た…

  6. テニス 準備

    戦術

    40歳以上のテニスプレイヤーの皆さんへ、提案したい5つのプレースタイル

    今回アンケートを実施して、改めて感じたのは・・・すごく、40代以上の方…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    テニスコートで怪我が多い人の特徴5つ
  2. テニス メンタル

    練習メニュー

    アドバイスで変われる人、変われない人の違い
  3. テニス ボレー

    ボレー

    安定感のあるボレーを継続できる人は、「ラケットを動かし過ぎない」からミスが少ない…
  4. その他

    「テニス雑誌の技術情報を鵜呑みに」していては、いつまで経ってもアナタ自身成長しな…
  5. テニス 試合

    練習メニュー

    「部活で使える練習メニューを考えたい!」初心者でも出来る、テニスの練習の考え方と…
PAGE TOP