サーブ

良いサーブの後に、人はなぜ力んでしまうのか

目次

「ナイスサーブ!」だけど、その後が・・・。

バン!と打って、せっかくのサーブが台無しに。

そんな光景、よくありますよね。

この原因、をしっかり考えておかないと、次はアナタがやってしまう番になる。

人の心理、を考えればこれは防げるミス、なんです。

 

良いサーブの後に、人はなぜ力んでしまうのか

 


 

1.「100点でポイントを終えたい」と思うから

結論、これです。

ナイスサーブ→ナイスアプローチ→スマッシュ、で決めたいと思う。

100点で最初から最後まで、終えたいと思うからミスになる。

100点のショット、のハードルが相当高いと思うんですよね。

普段入らないようなショットレベル、の連続を求めてしまう。

サーブが良い感じで入った後に、すぐにこのスイッチが入る人が多い。

だから、簡単なミスになってしまう。

このミスが起きるのは、必然なんです。

 

2.欲が出る、のが試合での心理

試合だと、人は欲が出る。

観客もいるし、「良い恰好」を見せたくなるんですよね。

特に男性や、学生の方はそうでしょう。

欲が出て、サーブから次、またその次、もスピードを求めてしまう。

求めている自分に気付かないんですよ。

練習以上に、この完璧主義者の心理になってしまうことを、まず自覚しておきましょう。

 

3.100点のサーブなら、80点のアプローチでも良い

良いサーブ、の後こそ一旦落ち着く。

そして、80点のショットで充分という感じ、で楽に構えることが大事です。

相手が苦しいなら、そのままで良い、滅多打ちにする必要は無いんです。

大事なのは、そのポイントを相手に渡さないことですから。

良いサーブの後は、自分がミスさえしなければ良い。

大事にいって、無理をさせるなら相手に、が原則です。

 

4.「決めないといけない」と、自分を追い込まないで

良いサーブ、相手はコートの外。

なのに、自分にプレッシャーをかける必要はありません。

「このポイントは、落とせない!」と勝手に考えて、自分を追い込んで。

そしてミスして、更に落ち込んで・・・そりゃ、試合に勝てないですよ。

決めないといけない、と思った時点で普段のスウィングは出来ない。

良いサーブを打っている自分も、普通の自分。

じっくりジワジワ、相手を攻めていきましょう。

 

舞い上がっている自分、に気付くこと。

試合で良いサーブが入る、ことで喜んでいるようならまだまだ、ですからね。

自分を遠くから見て、「慌てるなよ・・・」と沈めてみる。

良いサーブの後こそ、じっくりいきましょう。

ピックアップ記事

  1. 冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  2. テニス選手の筋肉に必要なプロテインは、ささみプロテインバーでの補給が最適
  3. KT TAPE(ケーティーテープ) を使って、テニスの試合で酷使する「膝関節」を…
  4. 初開催!3/8(金) 女性限定ダブルス1DAYミニキャンプ in アウルテニス…
  5. ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸

関連記事

  1. サーブ

    西岡選手おめでとう!でも、エルベ―ル選手も凄かった

    昨日は、台風の中でみなさん大変だったと思います・・・。ですがそ…

  2. テニス サーブ

    サーブ

    相手に読まれにくいサーブ、ってどんなサーブだろう?

    錦織選手の試合、惜しかったですね・・・。改めて感じたのは、「サ…

  3. テニス サーブ

    サーブ

    上級者の方ほど変えるのが難しい技術、それこそがサーブ

    試合で恐らく、上のレベルになるにつれて重要度を増すショット。そ…

  4. テニス サーブ

    サーブ

    攻撃力の高いサーブを打ちたければ、コート内に着地しよう

    自分のサーブをパワーアップさせたい、と考えているみなさんへ。ま…

  5. テニス ボレー

    サーブ

    サーブ&ボレーの基本は、「しっかり打ってから前に出る」で良い

    サーブを打って前に出る、サーブ&ボレー。このハードルを高めてる…

  6. テニス 観察

    サーブ

    テニス試合の中でよく聞く言葉、「ダブルフォルトを活かしていこう!」って、口だけになってはいないか?

    体育会、サークル、に関わらず、団体戦でよくこんな言葉、耳にしませんか?…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス メンタル

    ボレー

    試合で意外とよく使う「ハーフボレーの感覚が分からない・・・」人は試して欲しい4つ…
  2. ロブ

    崩せても脅威にならないロブ、で良いの?
  3. テニス 打点

    戦術

    テニスの試合で自分の武器を使いたければ、「武器を使えるポジショニング」を意識して…
  4. 練習メニュー

    振り回し練習で、誤魔化される何か
  5. テニス ボレー

    シングルス

    シングルスの試合では、「自分はネット、相手はバックハンドストローク」
PAGE TOP