テニス ストローク

フットワーク

錦織選手のストロークウォーミングアップ、で改めて気付くこと

今年も始まりましたんね、全仏オープン。

錦織選手の試合、楽しみにされていた方も多いと思います。

改めて、その試合前のウォーミングアップを見ていると・・・あることに気付きます。

すごく、私たにも参考になる、リズム感の良いあのステップですね。

 

錦織選手のストロークウォーミングアップ、で改めて気付くこと

 


 

1.最初のストロークのウォーミングアップ

リラックスしながら、しっかり相手のストロークとのタイミングを計る。

私たちは、スプリットステップ以外は結構、コートに両足を付けて待っている状態、が基本かもしれません。

でも、錦織選手の足下を見てみると・・・どうでしょう。

片足ずつ、コートに付けてその後にスプリットステップ。

そしてまた、片足からコートに付いて、スプリットステップ。

この繰り返し、のように見えますよね。

これ、実はすごくリラックス出来る良いタイミングの取り方、だと思いますよ。

 

2.「足を動かせ!」の勘違い

よく、みなさんもコーチや先輩から言われませんか?

「とにかく足を止めるな!動かせ!」という感じのアドバイス。

でも、これってどうでしょう。

その場でバタバタと足を動かしていても、逆にリズムが悪くなるし疲れるだけ。

このリズム、というのが肝なんだと思います。

相手の打つタイミング、にしっかり自分の呼吸を合わせていく。

足を動かすんだけど、片足ずつコートに付けて、しっかりステップ、までの流れを作る。

この辺り、試合前のウォーミングアップ、が一番分かりやすいと思います。

 

3.実際の試合、に実は近い

よく考えてみると、実際の試合は走って止まる、の繰り返し。

コートに両足が付いている、ような瞬間は少ないように思います。

だからこそ、試合の前のウォーミングアップは、それに近づけていく。

歩いている、走っているようで、その場のポジションはキープ出来る。

左足、右足、とリズムを作って、しっかりとスプリットステップ。

ここまで、しっかり流れを身体の染み込ませるくらいが良いでしょう。

 

4.ライジングショット、タイミングが早い相手には?

この左足、右足、というタイミングを短くする。

ステップまでの時間を短くすれば、自然に速いストロークにも対抗出来ます。

ここで、相手とのタイミングを調整する。

ライジングショット、前に入って来る相手に同じリズムで待っていても辛いですからね。

タイミングが早い相手には、早くスプリットステップ。

ぜひ、ウォーミングアップから意識してみて下さい。

 

プロ選手の試合前のウォーミングアップ、すごく参考になります。

試合前のプレー、に実は私たちにもヒントはある。

リラックスして、早い準備で相手とのタイミングを計る。

これって、まさに私たちに必要なテニスそのもの、じゃないですかね?

ピックアップ記事

  1. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  2. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  3. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  4. 塗り直し不要で、男性にもお勧めの日焼け止め 「ビオレUV アクアリッチ」
  5. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について

関連記事

  1. フットワーク

    前衛の縦の動きは、相手にバレにくい

    相手に気付かれないように、前衛で動いてポーチに出る。まずはみ…

  2. テニス メンタル

    フットワーク

    スプリットステップをつま先で終えれば、前への推進力を活かして攻撃出来る

    素早く動いて、前に詰める。この動きが速い選手が、それだけですご…

  3. テニス ストローク

    フットワーク

    自分のポジショニングが、どう相手にプレッシャーを与えているのか?について

    フットワークが良い人って、どんなイメージですか?足が速い人?本…

  4. フットワーク

    「ザーッと滑りながら追いかける」オムニコートのテニスの試合で必要な技術とは?

    日本のテニスコート、今ほとんどが砂入り人工芝のコートになってきたね。…

  5. テニス 言葉

    フットワーク

    テニスの試合で流れを変える、「超攻撃的守備」を実現させる為の4つの発想

    「攻撃は最大の防御なり」という言葉、ありますよね。ですが実際に…

  6. テニス ダブルス

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 打点

    ボレー

    ボレーは意外と、身体の近くばっかり
  2. テニス コントロール

    日々の雑記

    「とりあえず批判しとこう」的な自分を、誰も批判してはくれない
  3. テニス ストローク

    ストローク

    「速いスィングは何の為?」テニスの試合では緩急の使い分けがポイント
  4. ロブ

    実際にネットプレイヤーを相手にしたときに、「トップスピンロブ」をしっかり使ってい…
  5. ストローク

    「フルスウィングでゆっくりね」しっかり振り切ることでテニスの試合で使えるストロー…
PAGE TOP