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勝ち癖を付けたければ、負け癖を経験するのが一番

目次

苦しい試合を、ものにしていく選手。

トーナメントの上位に残る選手は、何だか勝ち癖がすごくあるように思いますよね。

それは、きっとこういう経験をしてきているから。

どんなに強い選手も、ずっと勝ち続けて今がある、訳じゃないんです。

 

勝ち癖を付けたければ、負け癖を経験するのが一番

 

1.勝ち癖は一日にして成らず

よくご質問も頂きますが、なかなかすぐには難しいですよね。

テニスの試合での勝ち癖、苦しい7-5や7-6、のワンセットマッチを競りながら勝つ選手。

みなさんも、こうなりたくて日々頑張っていることと思います。

でも、実際の試合では・・・どうですか?

お金を払って出ては負け、負け、負け・・・で、自分が何かしたいのか分からない。

でも私はその経験こそが、大事だと思いますよ。

 

2.試合に出続けることでしか、癖は身に付かない

負け癖、と言えば聞こえは悪いですが、そんなに気にしなくて良い。

それくらい、厳しく自分と向き合えている人は、きっと格上相手の試合がほとんど。

弱い相手に負け続けている人、なんてほとんどいないと思います。

たまたま、自分と同じくらいの実力の選手に続けて負ける、勝てなくなることはあるでしょう。

でも、試合に出ることでの経験値は変わらないですから。

そして、負け続けたあの経験、感覚。

それがきっと、将来につながっていくはずです。

 

3.負けた選手にしか、負けそうな雰囲気は分からない

アナタ自身、もしかしたらふと感じることもあるでしょう。

試合をしながら、相手よりも優位に立ちながら、「あれ?この相手・・・昔の自分みたいだな」って。

この感覚が見えてくると、もう勝ち癖の一歩手前かも知れません。

だって、相手が負けそうな雰囲気の試合、自分もたくさん経験してきた訳ですから。

何となく、「これをやったら諦めてくれるかな」というのも分かるはず。

経験してきたからこそ、しっかり分かること、だと思います。

試合に出続けておかないと、分からないことってたくさんあるんですよ。

 

4.たくさん勝ちたければ、たくさん負けることも必要

もちろん、必要ない負けは経験したくない。

でも、特にテニスという競技はなかなか難しいと思います。

今勝っている選手も、間違いなくたくさん負けてきた経験をして、勝ち始めている。

小さい負けを繰り返しながら、自分で工夫する。

そして、負けてきた選手を見ながら、自分の勝ち癖にしていく。

こういう客観的な感じ、みなさんもきっと気付くことがあるでしょう。

その頃は、確実に勝ち癖、のような雰囲気が出てきていると思います。

 

抽象的な話で、すみません。

ですが、やっぱりテニスの試合経験って絶対量が必要。

ほとんどの方が、その前段階、負けが込んで来た時点でもう嫌になる。

かなり、精神的に強くないと厳しいですからね・・・外の試合で、負け続けるのは。

みなさんも、焦らずじっくりいきましょう。

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