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皆さんは試合のとき、どんな攻撃を仕掛けていくことが多いですか?
私の印象だと、結構「まじめにオールラウンドに」攻撃していく選手が多い。
特に学生の皆さんのような、若い方に顕著な気がするんです。
もっと試合は、ある意味自分勝手で良いし、尖って良い、んじゃないかなと。
自分の武器は、「徹底的に試合で使う」くらいの強引さで
■全てのショットが同じレベル、な訳が無い
私もそうですが、得意なショット、不得意なショットがあるのは当たり前。
もちろん練習ではそのバランスを取る為に鍛錬が必要ですが、試合では、とにかく自分の武器を使っていきたい。
弱点な箇所に来たら、出来れば周り込んだりして得意か普通のショット、で対応出来ると試合では強い。
そう、自分から動いて変えていけるのがテニスの面白いところです。
■例えばプロ選手だと・・・いっぱいいますね
1990年代のサーブ&ボレーヤーのように、どんどん前に出ていく。
9回前に出て、9回パッシングショットで抜かれても、きっと10回目も出る。
それくらい、自分の得意なパターンを持っていたし、良い意味で強引さがあった。
最近ではナダル選手のフォアハンドなんか、がそうですよね。
フォアハンドで全て打ち返したい、くらいの強い気持ちが伝わって来る。
■相手が自分の武器を意識してくれるのは、とっても良いこと!
対戦相手が自分の武器を意識して、警戒してくれる。
これは、とても良いことです。
なぜなら警戒する、ということは、その逆へ打ちたくなってくるものだから、コースを読みやすい。
フォアハンドでガンガン攻撃して武器を見せ付けた後には、相手もバックハンド側に打ちたくなる。
そうやって来たボールを回り込んでも良いし、バックハンドで狙いすましても良い。
とにかくテニスでは、「何かを避けたボール」には力が無い。
武器で押していく、と相手は自分のボールに力を失っていってくれるのです。
試合では、もっとしたたかに。
勝つために、何を優先して使っていくべきか、見せていくべきか。
本気で考えていけば、きっとアナタなりの戦い方が見えて来る。