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テニスには「構え」の態勢がとても大事。
良い「構え」こそ、最高の準備であり、そこにスプリットステップが加わることで、テニスに必要な素早い反応ができるようになります。
「パワーポジション」という言葉を、聞いたことはありますか?
次の動作に備えて、いかに速い反応が出来るかどうかを考えたときの、最高の構え。
コツを抑えれば、誰でも実践できるこの構えの基本、確認しておきましょう!
「君はパワーポジション、を知っているか?」テニスの基本となる姿勢を覚えよう!
■テニスにおける「パワーポジション」の重要性
アナタの普段のスプリットステップの態勢、どんな格好で行っているか鏡で見たことはありますか?
ぜひ、プロ選手との違いを確認して欲しいのです。
チェックすべき項目は、シンプルです。
・スタンスは肩幅はの1.5倍程度、足をしっかり開く
・つま先と膝の向きを同じ向きに揃える、膝がつま先より前にいかない
・膝を45度くらいに曲げる
・背筋を伸ばして、お尻を突き出す
この4つのポイントだけ、しっかりチェックしてみて下さい。
鏡の前でチェックして、パワーポジションの完成です。
特に、背筋を伸ばすというのがなかなか意識しないと出来ないポイント。
この態勢、パワーポジションをしっかり作れれば、きっとスプリットステップの効果を最大限に発揮でき、反応の速いテニスができるはずです!
■その為に、必要なトレーニングとは?
下半身のトレーニングに合わせて、背筋のトレーニングが必要になります。
なかなか学生の皆さんは「背筋」のトレーニングに馴染みが無いかと思いますが、胸を張り続けるのはかなり力がいるのです。
水の入ったペットボトルを両手に持って、耳の横にセットして椅子の上で上体を倒し、また起き上がるというようなシンプルな筋トレを最初は実践してみて下さい。
そして普段から、背筋を伸ばして胸を張る、アゴを引く、という意識で、電車通学の際も過ごしてみて下さい。
慣れると自然に、筋力が付いている状態になっているでしょう。
いきなり毎日、「筋トレするぞー!」と意気込んでしまうと、まず続きません。
日常生活の中で、5分でも10分でも良いので実行できるよう、またパワーポジションを意識できる場面を作ってみて下さい。
■最初に効果が現れるのは、きっと「リターン」です
私は過去に、この態勢を作ることでリターンが得意になりました。
リターンって、要は浅い球出しのようなものなんですが、ボールが速い分だけ焦ってしまうからミスしやすい。
パワーポジションに慣れると、とってもボールが見やすくなります。
すごく調子が良いと、たまにスローモーションのように見えてしまうこともあるくらい。
つまりは守備に余裕が出来るということ。
態勢一つで、必ずテニスの実力はワンランク上がります。
スポーツをしっかりしている、トレーニングをしている人は姿勢が正しい。
胸を張ってる状態が自然に出来ているので、「強そう」に見えるのもそのせいかも知れません。
姿勢を良くすると、反応が良くなるだけでなく怪我も減り、体力の消耗も抑えられる。
だからこそ、改めて多くの人に意識して欲しいこの構え。
パワーポジション、自然な構えになれるよう練習していきましょう!